第七話 突撃!盗賊さんに質問(物理)です!お宝はありますか?
長いですかね?サブタイトル
よーし、盗賊の拠点っぽい所に着いたね。〔黒武者〕と〔白武者〕を早速召喚しますか。
「【召喚術・召喚:黒の武者】」
「【召喚術・召喚:黒の武者】」
「【召喚術・召喚:白の武者】」
「【召喚術・召喚:白の武者】」
よし、早速潜入しますかね!おっと、その前に中に居る盗賊諸君に、俺のことを伝えてもらってはこまるから・・・
「案内ご苦労様」
「え?」
ザシュ!
口封じもしたことだし、〔黒の武者〕と〔白の武者〕に先行してもらおうか。俺は後から潜入?――――もう突撃で良いかな――――をして遊撃に回ろうか。
「何だ!この不気味な鎧達は!」
「俺たち〔黒の風雨〕はまだ国にはばれて無い筈だぞ!」
「ひっ!ひぃぃいぃぃい!」
「ぐは!」
「ごべら!」
お、最後の奴解ってるねぇ。
「がはっ!」
「うっうう」
「げばら!」
またもや良いセリフを吐いてくれた奴がいるね!
お?もう最奥に来た感じかな?はぁーこれじゃあ宝物には期待出来そうに無い感じかな?
「おい!てめぇが俺たちのアジト荒らしてくれた奴かぁ?」
「まぁね?あ、でもそっちに行った奴い無い筈なんだけど」
「声が聞こえたからなぁ!耳は良いんだよなぁ!」
「耳だけの間違えでは?」
「この野郎!この俺が寛大な気持ちで、許してやろうとしてたのになぁ!」
挑発上手くできたかね?
●◆●視点変更●◆●
「くらえよなぁ!」
ドガン!と大きな音を立て、大きな男――――盗賊団〔黒の風雨〕の頭、マッジハゲテル――――は大きく斧を振りかぶった!だが、鴉狐には当たらない。
「フッ」
ニヒルな笑みを・・・浮かべられはしないが、マッジハゲテルにはその笑みが挑発に見えたようだ。
「この糞やろぉがぁ!」
「野郎じゃないですぅ!」
「糞がぁ!!」
ガンガンとマッジハゲテルは斧を振っているが、鴉狐には当たりはしないだろう。そうしている間に〔黒の武者〕×2と〔白の武者〕×2が入って来た。これで、鴉狐の方が優勢になった。
よく戦闘シーンにあるような、激しい戦闘には為ってはいない。相手は禿しいけれども。だが、後この戦闘ももう直ぐで終わる事だろう。
「体がだんだん慣れてきたね。それじゃぁ、付き合ってくれて有難う」
「なんの話しだぁ?」
ゴトリ、と音を立てたと思ったら、〔黒の武者〕×2と〔白の武者〕×2と鴉狐が息を合わせて、一気に首に斬り付けていた。こうして、何の見ごたえもない戦闘が終わった。
●◆●視点変更●◆●
さて、戦闘も終わった事だし、宝物を漁るかね。おっと、その前に送還しなくちゃね。
「召喚の門よ閉じよ【召喚術・送還:黒の武者】」
「召喚の門よ閉じよ【召喚術・送還:黒の武者】」
「召喚の門よ閉じよ【召喚術・送還:白の武者】」
「召喚の門よ閉じよ【召喚術・送還:白の武者】」
よし。行くか!宝物へ!
◇〇◇ ◇〇◇ ◇〇◇ ◇〇◇ ◇〇◇ ◇〇◇
着いたね。早速開けてみy・・・此処には何も無かった良いね?「・・・あ、あの・・・」何も聞こえない良いね?「・・・いや、だから、あの・・・」良いね?「・・・聞いてください!」
「何?」
「・・・助けて下さい」
「え?」
「・・・だから助けて下さって」
「嫌です」
「・・・何でですか?」
いやー何でってねぇ、竜っぽい尾と翼、そして角生やした幼女なんてね?厄介事の匂いがプンプンしそうでしょ?
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