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龍人な少女の召喚記~一人一人が主役な舞台の世界~  作者: スカイア=ライメト
第一部:道中編 第一章:〔和国〕
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第六話 発想が物騒な人 

 第三者(?)視点ぽいのを書いてみましたが、どうでしょうか?

 さて、やりたいことも終わったことだし、一旦街に帰るとしますかね。新しい武器も欲しいし。あ、でもお金が足りない気がするね。はぁ、街に出て出来る依頼でもギルドで受けてくればよかったね。んー盗賊でも近くに居ないかな?しかも宝物がたんまり有りそうな。さぁフラグをドンドン立てていくぞぉ!声に出していくか。その方が成功しそうだからね。


「お・・・俺、街に帰ったら武器買うんだ!」(欲しいよね)

「大丈夫、ちょっと休めばすぐに元気になるから」(懐が)

「いま何かが……いや、気のせいか」(このドキドキ感)

「まさかね、何も無いでしょう(ニヤァ)」(わっるーい顔)

「先に行け!後で必ず合流する!」(宝物とね)

「いいか、振り返るなよ?絶対だからな」「え?(クルッ)」(居るかな?)


 こんなもんかな?さぁこい!来るんだ!

 

 ガサガサ

 来たーーー!

「ヒャッハー!こんな所に美少女が居るぞ!」

「ヒャッハー!掻っ攫って奴隷商に売り払おうぜぇ!」

「ヒャッハー!その前に一発やろうぜぇ!」

 ご期待の「ヒャッハー!」がセリフに付くお馴染みの|モヒカン達(雑魚共)だね。さーて、殺るとしますか!


「【召喚術・召喚:黒の武者】」

「【召喚術・召喚:黒の武者】」

「【召喚術・召喚:白の武者】」

「【召喚術・召喚:白の武者】」

口が疲れるね!よし、先ずは一人!

「はぁ!せいっ!」

はぁ、やっぱり使える術が少ないねぇ。お、〔黒の武者〕と〔白の武者〕は頑張っているねぇ。あ、一人倒した。

あーストップストップ、一人は痛め付けて、そいつらの拠点に帰らせなきゃ。お宝が取れなくなっちゃうじゃないか。

 

「ひぃ!あ・・・あいつ何なんだよ!何なんだよ!」

フフフフフフフ。ヨシヨシ逃げてる、逃げてる!其処の盗賊の死体を回収したら、追いかけようか。


[スキル〈身体狂化:1〉〈思考狂化:1〉〈思考強化:1〉を取得しました]


何だ?此の機械的だけど綺麗な女声は。多分だけど、噂に聞いた世界(システム)の声かな?にしても、結構簡単にスキルが得られるんだね。

だけど、失礼な!〈身体狂化〉とか〈思考狂化〉は物騒過ぎるだろ。〈思考強化〉は地味に有り難いと思うよ?だけど他がねぇ。あ、スキルの説明は・・・


・〈身体狂化〉効果:体を肥大化させる。使用条件:身体狂化と念じる

・〈思考狂化〉効果:思考が戦闘狂になり、身体能力が1割上昇。使用条件:戦闘に移行次第、自動で使用される

・〈思考強化〉効果:思考が強化され、物事を素早く考えられるようになる。使用条件:思考強化と念じる、又思考強化と再び念じられるまで効果は継続する


だね。〈思考強化〉は常時発動出来るから、発動しておくとして・・・残りの二つは如何しよう?〈思考狂化〉は戦闘状態に為ったら勝手に発動するし・・・ほんと、〈身体狂化〉とか誰得だよ!誰も得しねーよ!俺は速く動きたいんだーー!・・・ふぅすっきりしたね!あっ、盗賊をアイテムボックスに入れるなきゃ。・・・如何したら良いんだっけ?と・・・兎に角!アイテムボクッスを開いてみようか。

 

 成程ね。アイテムボックスの画面を開いて、それに押し付ければいいのか。何たるこの強引さ、嫌いじゃないね!さて、早速盗賊の死体を二体(?)仕舞って、追いかけるとしますか。まぁ大体行った方向分かるしね。おっと、〔黒武者〕と〔白武者〕を送還しなくちゃね、金属が擦れる音でばれると嫌だし。


「召喚の門よ閉じよ【召喚術・送還:黒の武者】」

「召喚の門よ閉じよ【召喚術・送還:黒の武者】」

「召喚の門よ閉じよ【召喚術・送還:白の武者】」

「召喚の門よ閉じよ【召喚術・送還:白の武者】」


 あー口疲れるなぁ。よし、追いかけますかね。


●◆●視点変更●◆●

「はぁ、はぁ、はぁ。何なんだよあいつは!」

 男は必死になって走った。あの女の事を仲間たちに伝えるために。だが、そんな考えをしているとはつゆ知らず、女————鴉狐は宝物のことで頭がいっぱいだった。どんな宝物が待っているか、それらを得てどんな事をしようかと。悪魔めいた笑顔で。

 

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