第五十一話 仲間(変)が集まってくる
大きいねぇ。古い神社の御神木ぐらいの大きさは在るんじゃない?倒せるか分からなく成ってきたぞぅ!
それよりさ、根元を残したら再生出来る事実に驚愕を覚えるんだけどね?時間がどれくらいかかるか、分からないのが残念だね。
周りを切りつけていけばいけるかな?どの向きに倒れるか分からないけど、この高さで届く距離にトレント以外の木は無かったからなぁ。
回収すれば資源的に無駄にはならないかな?魔石を傷つけても回復するよね?大丈夫だよね?
おし、あと少しで斬り倒せる!逃げる準備をしなければ。
「そりゃ!」
あ、ヤバッ!こっち側に倒れるッ!気を付けていたのにね!
危ないねぇ。ギリギリで回収出来て良かったよ。倒れた所のトレントも回収しなければ。魔石の回復?もね。
「全を癒したるは医術を操る魔の獣 白き癒し手よ癒し補い給え【召喚術・召喚:アスクレピオスの蛇】白蓮宜しく、魔石って回復出来る?」
「出来なくは無いが、修復になるぞ?」
「治せれば良いからお願いね」
「了解した。目の前にある全ての魔石か厄介な」
全部回収しきれてないから、その間にやってもらおうかね。
二本目はさ、攻撃をしてきたね。避けられる攻撃だったから良かったけどさ。時間がかかったよ。
三本目には攻撃がより激しくなって、移動するようになり。
四本目には遠距離攻撃を五本目には眷属を呼んで、取り巻きにするというね。
満腹度と渇水度が危険域になってきて、流石にヤバイね。アイテムボックスには食材しか残ってないよ。
「我が駆る馬は魔の獣けもの 黄金の心の臓を持つ獣なり【召喚術・召喚:バヤール】東雲宜しく、急ぎでお願いね」
『承知。落ちないように気を付けてな』
プハーッ!生き返るね。最近精神が肉体に引っ張られてるような気がするけど、気にしてはいけない。
置いていった木材が全部加工されて、山のように積まれてるね。一日であの量は普通に凄いと思うよ?
地面を巨大化したルバリアさんが槌を使って固めていたり、馬車の荷台をトラックミキサのミキシング・ドラムに変えたのを東雲が引いていたり、〔黒の武者〕が石畳を設置して〔白の武者〕が畑を作ってるね。
何これカオス過ぎるのだけど?
「鴉さん〔黒の武者〕と〔白の武者〕を追加で召喚していただけますか?」
「分かったよ。何人づつ必要かな?」
「四人づつでお願いします」
「我に宿るは黒き四の切り開く力【召喚術・召喚:黒の武者】我に宿るは白き四の守り抜く力【召喚術・召喚:白の武者】」
最近こいつ等を呼ぶのに詠唱が有ることが分かって、少し変えればセットで呼ぶことが出来るようになったね。何回も言わなくて良いから楽なことこの上ないね。
だけど、出現位置を調整しないと大変なことになるけどネ!
「はい、その位置にお願いします。石材はこちらです」
素材が届いたらしく、多種多様な建材が積まれているね。
「建材が届いたので建築を開始します」
「「「うす」」」
あるぇ?建てるスピード、可笑しくない?現代では、考えられない速度で建っているんだけど?あの少人数で?
町作りゲームの建築風景とか、クラフター達の建築の様子とかに似た速さがあるね。
どうしよう?俺に手伝えることが、無いんだけど?非力な美少女にやれることなんて、人材?派遣ぐらいしかないけどネ!
ルクハには精霊に手を貸してくれるだけで、有り難いから何もしなくていいって言われるし。ただの厄介払いにしか見えないんですけど!?
〔黒の武者〕に〔白の武者〕、不知火だけしか派遣をしてないよ?不知火は最初何で手を貸させるのか分からなかったけど、焼杉に使うからって言われて納得したね。
耐久性を上げたりするんだっけかな?建築には明るくないから、そこまで詳しくないんだよね。
おお!完成したのかな?二階建てで広いね。建築様式的には、〔和国〕と〔竜国〕を合わせた感じになるのかな?隠れない忍者の建物版になるのかな?
「ほぅ、ここが術士が所属しているクランか!」
誰だろう?呼んだメンバーの中の一人かな?
「ああ、そうだ。宜しく頼む」
「何、宛がないのは此方だよ。術士と言うだけで断られるこのご時世だ、仲良くしようじゃないか」
「そう言われると有難い」
本当に誰だ?
「これも縁だ。気にすることじゃあないさ。自己紹介はメンバーが集まってからか?」
「そのつもりだな」
このダンディーなイケおじの職業が、分からないぞ?どれにも当てはまりそうで、当てはまらなそうだからね。
「おや?おやおや?おやおやおや?おやおやおやおや?これが彼が誘ったクランですかッ!魔術協会か魔術探究所、魔術工房でしたっけ?名前はどうでも良いのですけどね!いやー彼も我々を待てばより良いものが出来たものを!あ、手直ししても良いですか?」
また増えた。しかも話し方がかなりマッド。テンション高いなぁ。ルクハの知り合いだから、生産系かな?これで常連はあり得ないでしょう。
「改装と言いつつ、建て直しをしなければ宜しいですよ?早いところ住居が欲しかったもので。これ以上お世話になるのも申し訳が立たなくて。専門にしているわけではないので」
不穏な単語が聞こえたぞぅ!
「では、お言葉に甘えまして!設計図をください、書き直しをしますので」
「寄越すのです。二周りも上の建物にしてやるですよ!」
ちっこいのが後ろにいたよ。こっちも常連さんってよりは、生産系だね。
次回の投稿が遅れるかもしれません。失踪の前兆ではない。




