第四十一話 ワー此処二マッドガイルゾゥ!
暇だー加速の練習は宿内では出来ないしね。あ、身体強化の練習をしようかな?何気に魔力を薄く纏わせて硬化させるのって、集中力いるからね。普段通りの動きをしながら、身体強化を使ってみようかな。
「多分こんな感じだな。で、如何よ俺の出来栄えは。魔術士さん?」
「知らんよ。人にモノを教える事は未だ出来ないからな。そこんとこ弁えろ?失われた時代の遺産君?」
「まっそりゃそうか。だからこそ魔術師でなくて魔術士って言ったんだし。ねぇ?」
「・・・本当に出来たんですかぁ?」
「すげえイラつくから止めろよ。その顔と言い方「ルクハが見てるよ」ハッ!」
いやー此奴も襲われる相手が出来て良かったねー(棒)
「解体して良いですか?」
「嫌だよ!?」
「多分大丈夫ですから・・・ね?兵装交換機構もあるのでしょう?大丈夫、安心して下さい。兵装は私が作りますので」
「ねえ、何処に安心出来る要素が有ったかな!?そしてペンチとドライバー、バールの様な何かを仕舞ってくれないかな!?」
「えぇ?そんな!ただ隅々までかいた・・・コホン、調査もとい分解をしようと思っただけですよ!」
「別の言葉に言い直しただけじゃねえか!俺は逃げるぞジョ〇ョー!」
嗚呼、平和ダナー。知らない技術になると、ポンコツになるルクハは如何なのだろうか?
「鴉ちゃん。アッチで着替えましょお?」
平和ダト良イナー。最近俺の渾名が鴉に為ったのですが?まぁ好きだから、付けたんだけどね鴉をさ。
「いやー!止めてー!際どいコスプレ以外なら良いけどネ!」
俵持ちされたよ。際どいコスプレは如何言う奴かだって?R指定と法的に問題が有る奴だよ。Rも法的に問題有るけどな。
「おい、出て来ても大丈夫だぞ?」
あれからどの位経ったのだろうか。
「ゲーム内時間で一日と六時間四十六分二十秒ねぇ」
秒数が在るのがこれまたリアルだなぁ!
「さっさと続きをするぞ。我が王が謁見をして下さるそうだ」
早いねぇ。何が有ったかは知らないけどさ。
「後、機人族の貴様。研究所に行けるそうだが行くか?伝言だと〝痛くはしないよ〟だそうだ。目を輝かせてる貴様は技師辺りだろう?興味が有る仲間が居たら付いて来て良いそうだぞ?」
「ええ、では宜しくお願いします」
「ねえ、何で行く前提に為ってるのかな!」
「行くのではないのですか?」
「因みに、機人族の兵装交換機構に会う装備もある程度有るそうだ。交換と交換の仕方の指導も無料でしてくれるようだぞ?」
「ええ、如何しよっかなー?」
目が泳いでるね。こりゃあ釣れたなそして烏頭よ、凄くちょろいな。
「さらに、要望にもある程度答えてくれるそうだ。専用の装備も作ってくれるらしいぞ」
情報を小出しにするテクニックを俺は知りたいです。
「行きます!」
はい落ちたー。俺も付いてこうかな?召喚獣は勿論強制ですよ?
「私も行くわぁ」
「・・・行く」
「行きたいです」
「行くの~」
「私もー」
何故だろうか、久しぶりに声を聴いた気がするぞぅ!
「ここが研究所だ。ああ、俺だ中に取り次いでくれ。ご希望の者を届けに来たぞ、とな」
へー現代にも在りそうな感じだねぇ。完全に中世要素が無いよ、出て来い製作者!凄く趣味に合うからお礼を言いたい。有難う!とね。とても良い文明!
「速いなあの野郎。何時もこの速度で出て来いよ」
「いやー御免ねぇ?このガサツなお兄さんが案内役でさあ」
「手前、喧嘩売ってんのか?今此処でやっても良いんだぞ?」
「ハッ!お前となんかと喧嘩したらこんな貧弱な美少女じゃ一発でダウンだZO!」
自分で言うかね?え?俺は如何なんだって?美少女としてキャラメイクしたんで無問題YO!
「はぁ。まあ良い、此奴が言っていた機人族だ。勿論、劣悪模造じゃ無い本物、且つ六百番第辺たりだろうな」
もしかしてロット生産かね?
「製造番号までは分かる?」
「そこまでの記載は無かったな。意図的かもしれん」
「まあ、そこまでの情報は無くても良いんだよね」
「はあ。殺菌室まで行こうか、こいつに機人族について教えてやれ。今一分かって無いようだからな」
「ヘーヘー分かりましたよぅだ。じゃあ早速行ってみよう!」
「機人族についてだね。機人族は失われた時代に造られた人型の機械人形の事だ。最近の研究では人型の非人族は失われた時代に遺失人族が意図的に造ったと言われている」
え?獣人族とか長耳族、鍛冶族、竜・龍人族が?
「失われた時代の遺産に因子って言う物質が在ってね?そいつを人族や動物、植物にブスッ!って入れると因子が宿ってさ。時間が経つにつれて、体の中からジワジワと変質していくんだよ!」
何故だろうか。硬い口調から柔らかな口調に為ったのに、寒気がするんだよねぇ?目がマッドだよ、新技術見つけた時のルクハだよ。同じ人種か、違うけど同じと言うなんだこれ?
「何で知ってるんですか?」
資料とかかな?
「資料は最低限しか見つかってないよ?知りたい?本当に知りたい?後悔しても知りたい?知りたいよネ!」
「い、いえ。良いです、大丈夫ですから」
うずはおびえている!
あ(察し)、うん。目を輝かせないで下さいお願いします。何でもはしないけど。唯、鳥頭の方に顔を向けてるのに、分かってしまうとはこれ如何に?
それに、こいっあヤバイ臭いがプンプンするぜぇ!だね。対象は分からないけどさ。まぁ、ろくな対象では無いだろうね。
少し段落開始部分が可笑しいかもしれませんが、パソコンがロストしてしまって。ご了承を
総合評価ポイントが何と、三桁に届きましたよ!嬉しいですね!まだまだ先達には遠く及びませんが、これから精進していく所存です。