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龍人な少女の召喚記~一人一人が主役な舞台の世界~  作者: スカイア=ライメト
第一部:道中編 第二章:〔聖国(笑)〕、〔帝国〕
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第三十七話 意味が有るのだろう?ん?

「フム、能力の変化は無しか。ただ魔力供給路(オドパス)が接続されて、魔力が供給されているか。存在維持と存在強化の為だと推測出来るな」

 成程ね。多分だけど、召喚中に消費される魔力は召喚維持。つまり存在維持の為、消費される魔力の多寡は現世との相異差で決まると。いやー新しい事が分かって良かったよ。

「では、(あるじ)殿よ今後とも宜しく頼む」

「質問いい?」

「ム?良いが」

「医術をそんなにも知っている訳と〈医療〉のスキルレベルが他と比べて何故低い?《分身体》と《アルビノ》のスキルがある理由は?」

 毎回じゃないけど、疑問を解消するのは良い事だと思はない?

「医術に関してだが、種族として簡単なものは脳裏に焼き付くようになっている。差はあれど〈医療〉や〈薬学〉は種族全体として習得しているぞ?〈医療〉のスキルレベルが低いのは、私達は魔獣や魔物。斯様な土地では学べる事も機材も少ないのでな。《分身体》のスキルが有る理由はな《アルビノ》がスキルとして存在するからだな。本体が《アルビノ》だと出歩ける場所が少なくてな」

 確かにね。思い出した、アスクレピオスの蛇はギリシア神話だかの医術の神の名前だっけか。それに、魔獣や魔物だったら学べる機会は少ないし、蛇だから器具も作れないだろうしね。しかも森の中にいるしね。

 アルビノだったら出歩くのも一苦労だよね。メラニンが無いわけだし。しかもスキルの効果でダメージも受け続ける訳だし。

「主殿、姿を隠せる物を貸しては頂けないだろうか?」

 東雲とかさ、この蛇何で古いものの言い回しをするんだろうかねぇ?

「毛皮でも良い?」

「・・・まあ、良いだろう」

 思うんだけど、何で偉そうなの?しかも、群れを離れたとたんに。

「はい、どうぞ。後、名前いる?」

「確かに名前が無いと不便だろうな。だが、案は有るのか?」

「そりゃ勿論あるよ。白蓮(びゃくれん)なんてどう?」

 色だけで考えたけどネ!アルビノだから赤か白で迷ったけど、白の方が割合が多いなって思って白にしたよ。後は音で判断したね。

「白蓮か。良い名だな」

 凄く関心してらっしゃるけど、ほぼ適当でっせ?

「深い意味が有るのだろう?ん?」

 気づいてやがる。

「フム、まあ良いだろう。実際気に入ったしな」




「皆ー戻って来たよー」

「おせーぞ。先に食ったからな、恨むなよ?」

「恨むわけ無いじゃないですかーやだー」

「目が笑って無いぞ?「気のせいですー」あ、そこの人が新しい召喚獣?」

「ん?ああそうだよ。白蓮って言う名前で本体はあそこの蛇ね」

「フム、宜しく頼む。早速で悪いのだが、生物の構造を教えて貰えないだろうか?」

「こいつ〈医術〉とか〈神聖術〉を使えるんだけど、レベルがまだ低くてね。後、ルクハ」

「何ですか?」

「メスとかの医療器具作ってくれない?」

「簡単物なら作れるので良いですけど、設備が無いですから・・・当分は無理ですよ?まぁ、先程の町でなら作れますけど」

「んー皆はどう?」

「俺は別に良いぜ?貸しにするし「へー後で覚えときな」うぁー」

「私も別に良いわよぉ服をみたいしねぇ」

「作れるなら作りたいですね」

「・・・すぅ」

子供組はご飯食べた後だから眠ってるよ。まったく、可愛い寝顔だねぇ。寝息まで間があるとは筋金入りだね。

「んじゃあ一回戻るか。東雲よろしく」

『了解した』

 あるぇ?何時の間にかルクハと白蓮で話合いをしてるよ。多分保険とか生物系かな?仲良くなるの早すぎないかね。え?ご飯は何時食べるんだって?今でしょ!・・・何かこのネタも陳腐になってきてるのは気のせいかな?




「作り終わったので行きましょうか」

「お、早いね。まぁ簡単な物ですし、設備があればもっと良い物は作れるのですけどね」

それでも数時間で出来たには凄いと思うよ?

「結構良い出来だな「メスとか実物見た事あんのかよ」あるわ!」

 まあ生物系取ったら見るよね。てことは此奴も生物進んだ口か?

「ルバリアさんは?」

「今来るそうです。あ、そこ違いますよ白蓮さん」

「ム、そうか。如何違うのだろうか」

「ここの動脈は此処に繋がっています。そうすると――――――」


「成程、そうだったのか理解出来た」

 久しぶりに生物と保険を見たなー何年ぶりだろ?応急手当とか処置ならともかく、構造とかは中々機会が無いしね。段々と思い出してくるよ、大半はうろ覚えだけどさ。

「いや、君理解早いですよ?小学生から既に高校一年まで理解してるのですから」

「そうか、生物や保険だけをやっているせいかもしれないがな。他のものはかなり怪しいからな」

 こいつ、一点特化型の天才だな。しかも努力型の。

「ルバリアが来るまで時間は有るのだろう?早く教えてはくれないか?」

「良いですよ。唯、ルバリアさんが来たら終了にしますけど」

「相分かった。それでは、此処についてなのだが――――――」


 お、帰って来たね。

「御免ねぇ。少しはしゃぎ過ぎちゃったのよぉ」

 ルバリアさんのはしゃぐ行為が怖すぎるんだけど。


固有スキル?ただの珍しいスキルですが何か?

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