表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍人な少女の召喚記~一人一人が主役な舞台の世界~  作者: スカイア=ライメト
第一部:道中編 第二章:〔聖国(笑)〕、〔帝国〕
36/114

第三十六話 ヒーラーが居るぞぅ!

霹靂(へきれき)〟の修練から始めようか。先ずは、単に落としてみる。自分を中心(原点)に座標を脳内展開し、視覚と合わせる。Z方向に十メートル、Y方向に十メートル、範囲はニメートル。魔力を5消費、発動。・・・先ずは成功だね、次に・・・・・・・・・成功、次に座標の全工程(プロセス)を飛ばす、成功。

 段々と試行錯誤しながら慣れてきて、今は座標指定の工程を全部飛ばす事が出来たね。後は追々、戦闘時に使ってみる位かな。使い勝手は予想とちがって良さそうな印象だね。

 次は・・・

「おーっす。戻ったよー」

「お帰り、如何だったん?」

「・・・ん、そこまで」

 あー満足出来なかったんだね。

「此の位の魔物で十分かしらねぇ。あ!鴉ちゃん」

「ん?」

「魔獣を見かけたんだけど行かないかしらぁ?」

 マジでか!

「答えはもう決まっている!行くとも!」

「そうでなくっちゃ!」

 新しい召喚獣を増やしてみせる!

「どんな感じの魔獣だった?」

「鳥だったな「お前の事か?」いや、俺植物だし(名前的に)」

「今度から鳥頭で良い?」

「人の話聞いてた?!「いや聞いて無いヨ?」怪しい」

「ぶっしーちゃん、茶色の蛇よぉ?」

「やっぱりお前の事じゃねえか」


「じゃあ、ルバリアさんと行ってくるから皆は?」

「んー休憩してる」

「・・・行く」

「食事の準備を始めますね」

「手伝うの~」

「私もー」

 約一名話を聞いて無いな、思索の海に潜ってるねぇ。この感じだと。

「ルバリアさん、魔獣はどんな感じだったの?」

「えーとねぇ。茶色い蛇で大きさは二メートルも在りそうだったわぁ」

 それだけだと、無毒か毒蛇かさえ分からないね。

「その事しか分からなかったわぁ」

 心を読んだかな?

「いや、有難う。中々魔獣とは出会え無いからなぁ」

 魔物と魔獣の見分け方?同じ種族を無差別に襲うか襲わないかの違いだよ?

「早速行く?」

「早く行った方が良いと思うしねぇ」



 お、あれか。確かに他の生き物がいても、むやみやたらに襲って無いね。クスシヘビに似てるかな?何で分かるのかって?w〇kiに載ってたから。

『ん?君たちは何者かね?片方はつい最近森に入った者に見受けられるが?』

 この距離で分かるとかあれか、ピット器官かな?

『交戦の意思は無いようだが何故このような場所に?(敵意、殺意、害意も抱いていないか、何者だ?)』

「彼女は俺の付き添い人で、俺は〔召喚術士〕として貴方に契約をしてもらう為に来ました」

『ふむ、左様か。私は若輩者、数年前に魔たる獣に進み化けた新参も良い所だが?』

「俺は出会いを大切にしたい。例え貴方が若輩たる者であろうとも」

『奇妙な者も居たものだ。普通は古参と契約すると思うのだがな。まあ良い、付いて来い群れに案内をしよう、そこで契約をすると良い』

 言外に俺とは契約しないって言ってるよね?

「有難う」




『着いたぞ。群れの名は無いが、アスクレピオスの蛇の群れとでも呼んでくれ。ああ、私が君にオススメの奴がいる。合ってみてはどうだ?紹介するぞ?』

 ん?アスクレピオス?何だったっけかなーんー思い出せないな。

 あれか?他の蛇に合わせたく無いのかね?群れと言っても、他の蛇なんて見えないし。

『此奴だ』

「ん?なんだこいつ等。人族に化けた巨いなる人族と龍に化けられない龍の人族か。何の用だ?」

 白い髪、赤い目。アルビノに見られる特徴だね。だけど、この白衣の似合いそうな人は人間か?

「フム、人間と思ったか。そう思うても仕方が無い。今話している個体は唯の分身体だ、本体は其処に居る。何故連れてきた?」

『私と契約したいと言ってきたが、生憎契約するつもりは無かったものでな』

 へー連れてきてくれた蛇より少し大きい位の白い蛇ね。アルビノ個体らしく、目は赤いねだから穴の中に居るのかな?

「契約と言ったな、〈召喚術士〉か。つまり俺が求めていたものだな?」

『多分そうだろうな』

「そうか。ならば彼方側も俺も望んでいると・・・フム、契約をしようではないか」

 お、契約してくれるっぽいね。

「【召喚術・契約:契約の刻印】」

 では早速ステータスの方を


[ステータス]

名前:名無し

種族:魔獣・アスクレピオスの蛇 基礎Le:20

スキル:〈神聖術:4〉〈医療:2〉〈薬学:3〉〈薬毒液:4〉〈魔力強化:2〉〈知力強化:2〉

固有スキル:《分身体:2》《アルビノ:8》

種族スキル:《アスクレピオスの杖》《ヒュギエイアの杯》


・〈神聖術〉回復を主に使う術の事。別にレベルが上がっても新しい術は覚えない

・〈医療〉外科内科問わず、科学的な根拠を元に体系化されたもの

・〈薬学〉薬に特化したもの。薬も過ぎれば毒となる

・〈薬毒液〉薬にも毒にもなる液体を生成する事が出来る

・《分身体》魔力を消費し、自らの分身体を作れるようになる。姿は変えられる事が出来る。レベルが高い程本体と同じ強さになる

・《アルビノ》視界悪化、日光脆弱(ぜいじゃく)の付与

・《アスクレピオスの杖》疑似アスクレピオスの杖を召喚し、回復量や回復速度を上げ、周囲の滅菌を行う

・《ヒュギエイアの杯》疑似ヒュギエイアの杯を召喚し、薬や毒の効果を上げ、周囲の滅菌を行う


 やったネ!ヒーラーが来たよ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ