第二十八話 汚物は消毒だー!※しません
さてと、皆の紹介も終わったことだしね。
「皆、〔聖国(笑)〕をまだ観光しながら行く?」
「んー嫌な視線向けられるし、胸くそ悪いから次の国行こうぜ」
「そうねぇ、今まで見てた服飾で良いのが全くと言って良いほど、何にも無かったしねぇ。不躾な視線も来たわよ?」
「だよね。もう十分あれ等の視線は感じたし。そろそろ身の危険も感じてきそうだし、石投げてきそうですし。おすし」
「・・・視線が嫌」
「此の子達の安全が第一だしねぇ」
「はい、店先でも足元見てきましたからね」
「下卑た目付きだったのー」
「値段が高くて質が悪かったの~」
総合すると、はよ此の国から出よう?だねぇ。もう手遅れな人たちも多かったし。はぁ。店先の品物は異様に高かったし。売却しようとすると、足元見てきやがったしね。後、うちの子達の言葉が汚く為っちゃぞ、如何してくれるんだ。鶏ガラスープの素。
「ねぇ、俺のキャラ名の由来分かってる?」
「え?キラキラ「薬にもなる猛毒物だよ!」えー。じゃあドクドクネームかなww」
「俺のでキラキラだったら、お前の名前だってキラキラだろ。え?ドクドク?造語?」
「鴉狐は、烏の濡れ羽色の狐だぞ?悪いか?黒く艷やかな毛の色だぞ?」
「あ、うん。そっかーずっと厨ニネームだと思ってた」
「んだと、この野郎!」
「はっ、刀の腕で勝てると思うなよ!」
「ちょっと、二人供。この子達見てるのよ?いい加減にしないと怒るわよ?」
「「ハイ、マコトニモウシワケゴザイマセンデシタ」」
「心が込もってないわよ!」
「「誠に申し訳御座いませんでした!!」」
「よろしい。わぁ」
さっきのお怒り〔人化〕解除してたんだけど。握り潰される所だったよ。こえぇ。
「貴様ら何をしている!」
げ、聖堂騎士団(笑)だ、やべぇ。下卑た目を付けられてたんだねぇ。今知ったよ。
「皆、早く乗って。縄をしっかり握って!東雲。行くよ!」
『任された』
●◆●視点変更●◆●
東雲は《体格変化》で大きくなった脚で大地を踏み、亀裂を作りながら走っり抜けていた。当然、スキルもステータスも鍛えてない、馬も居ない聖堂騎士団(笑)では追いつける筈も無かった。悪あがきで弓で矢を放ったが、その矢が東雲のいた場所に届く頃にはもう其処には、鴉狐達の姿はなく。遠方に姿を見せるだけであった。
「鳥!付いてきてる?」
「うんにゃ。もう見えなくなった。速度を遅くしても問題ないぞ。後鳥って言うのやめろ!「じゃあ毒物」やめろ!「えー」ひでえ」
「東雲、速度落としてね」
『話は聞こえてる。二度は言わなくても大丈夫だぞ?』
「まぁねぇ?言いたくなるよネ!」
次の行先は決まっていなかったが、話し合いで隣国に行くことにしていたようで。
「東雲、町とか村とか見つけても寄らなくていいぞ」
『相、分かった』
速度を少し落とし、一行を乗せた東雲はそののまま国境の方へと進んで行った。
●◆●視点変更●◆●
そんな訳で、国境に来ましたがね。〔聖国(笑)〕の方には国境門が無いんですが。まぁ抜ける分には問題が無いけどネ!防衛やら監視やらがガバガバだなぁ。
逆に隣国にはガッチガチな国境門に加え、一定の間隔で見張りの塔らしき物が点在してて、塔の間にもバリアらしき物が張られてるのですが。塔にも投光器か探照灯らしき物が二個程度置いてあるんだけど。どれだけ警戒してるんですか、だけど気持ちは分からなくはない。
腐りきってる国ほど怖いモノは無いからねぇ。何時国民の不満が爆発するか分かったもんじゃないし、あんな藁よりも細い宗教を縋っててもねぇ。
「隣国の名前なんて言うんだったけ?」
「確か、〔帝国〕て言うわよぉ。初期三国の一つね、魔導技術と科学技術が発達してるわよぉ」
「結構〔和国〕と近いね。後、鳥兜お前のあだ名烏頭か附子どっちが良い?」
「じゃあ烏頭か附子で」
「チッ「なんだよその舌打ち」引っかからなかったか。残念」
「確信犯かよ!」
当たり前じゃんか。
「ぶっしーちゃん。五月蠅いわよ?」
「ハイ、そんな目で見つめないで下さいお願いします。後消されそうだからやめて?」
目が爛々と輝いていらっしゃる。
「・・・毒汁ぶっしゃー?」
「ファヴ、それ以上は駄目」
ファヴが電波になりつつある?!これはヤバい。誰がこんな教育をしたんだ!え?長く一緒に居たのはお前だろって?そんなー
因みに、ルバリアさんはネームメーカーで出た、二つの名前を合成しました。合成獣だネ!おお怖い怖い。「まったく、失礼しちゃうわね!」ゴフッ。
パァ
知らない天井だ。
神父「十Gです」
えっ!
因みに、附子が生薬で附子が毒です
最近テレビで見ませんよね。梨汁
キャラクターネームや〔〕この中に入る国名と、日本みたいな普通の国名を募集しています。閃かないと出てこないんですよ