第十七話 ホラーな予感がほらぁ
少しステータス部分に修正を入れました
あのムキムキマッチョ強かったなぁ。てか〔黒の武者〕と〔白の武者〕何処行った?・・・何時の間にか端の方でファヴに稽古を付けられてるんだけど?何?暇だったの?マジで?試合中だったんですけどねぇ。
ソティ達は何処に・・・冒険者ギルドの職員に餌付けされとる?!甘い物とか出してなかったしねぇ。仕方ないか。でも、知らない人は駄目だよねぇ。職員の制服着てるから、身分が分かるから良いんだけどね。
「何をやっているのですか?」
「この子たちが可愛かったもので。あ、冒険者カードは窓口に行ってからなので、一緒に行きます?」
「あ、はい」
「では、行きますか」
「少し待って下さい。あの子を呼んでからでも良いですか?」
ファヴがあそこで遊び(?)をしてるからね。
「勿論です。あの子も可愛いですね。ペロペロしたい」
不穏な気配が漂ってきたぞぅ。
「何か言いましたか?」
「いいえ、何も言ってませんが?」
「そうですか」
絶対何か言ったよね?
「ファヴ、行くよ」
「・・・ん・・・今行く」
「召喚の門よ閉じよ【召喚術・送還:黒の武者】」
「召喚の門よ閉じよ【召喚術・送還:白の武者】」
魔力の残量って気にした事無いよなぁ。あ、久しぶりに[ステータス]でも見るとしますかね。
[ステータス]
名前:鴉狐
種族:龍人族 基礎Le:14
職業:召喚術士 職業Le:3
所属国:和国
所持金:四万四百セル
残P:26
HP:20/20 MP:40/40
体力:4 筋力:4 敏捷:4
魔力:8 知力:8 器用:8
満腹度:70%
渇水度:20%
スキル:〈召喚術:3〉〈刀術:4〉〈身体狂化:2〉〈思考狂化:3〉〈思考強化:4〉
装備:【丈夫な刀】【白糸の着物】【紺色糸の袴】【簡易型武者鎧(藍)】
おーレベルが13も上がってるね。あるぇ?〈身体狂化〉と〈思考狂化〉なんて一回も念じた事ないんだけどなぁ?無意識かね?
残Pって何だろ?押したろ、押したら何とかなるやろ。こういう画面って押せば何とかなるよね。
へーステータスに使用出来るポイントなんだね。じゃあ器用と知力、精神に26ポイントを割る3したのを振り分けるか。
HP:20/20 MP:80/80
体力:4 筋力:4 敏捷:4
魔力:16 知力:16 器用:16
残P2
・・・値がえげつないなぁ。思ったんだけどさ、HPとMPって体力とかの何倍になってる気がするんだが。目星を付けると、体力と魔力で5倍位かな?勘だけどね。
所持金は四万セルか。依頼と盗賊狩り、どちらを優先するかね。ランクと金・・・
「・・・行かないの?」
「おっと、ごめんね。考え事しててね」
「・・・ん」
「はい、此方が更新した冒険者カードになります」
「有難うございます」
んじゃ、何処に行こうとしますかね。最後に野菜と調味料を一万セル使って、買い込もうとしますかね。
「ファヴ、何処に行くの?」
「・・・ん、あっち・・・気になる」
んー今は感に頼りたいね。行った後に買って良い訳だしね。
「あっちって何処かな」
「・・・あそこの路地裏」
『しくしく、しくしく』
うわー凄く、ホラーな予感がするんだけど。だってさ、周りに鬼火らしきものが結構な数、浮かんでるんだよ?ヤバくない?
「どうしたの?」
『私の事が見えるんですか?』
・・・幽霊かな?幽霊だよね!?この展開は。足がガクガクしてきたね。ブルブル怖いよぉ。