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龍人な少女の召喚記~一人一人が主役な舞台の世界~  作者: スカイア=ライメト
第一部:道中編 第一章:〔和国〕
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第十四話 デミグラスなソースが欲しいなー

今回は、時間が掛かるけどハンバーグを作ろうかね。デミグラスとかのソース?塩と野生のハーブしかないから作れないね!

 え?デミグラスなソースが無いハンバーグは、ハンバーグじゃない?他にも鍋が有るんだから、鍋物にすればいい?醤油とか鶏ガラとか無いですが何か?昆布無いから出汁がとれませんが何か?野菜を入れれば何とかなる?そんな殊勝な物は盗賊共の食料には入っていませんが何か?

 とまぁそんな訳で、つなぎは塩、味付けも塩のハンバーグを作ろうかね。つなぎには、卵とかパン粉は必須なんじゃないかだって?いや、そんなに問題じゃ無いからね?塩だけでつなぎとして、十分いけるからねぇ。因みに、パン粉とか卵を使うのって、日本式らしいよ?


 じゃあ早速、オーク肉を挽き肉にしなきゃね。挽き肉が無かったら、何も始まらないからねぇ。

 先ずは、オーク肉を薄切りにして、俎板変わりの平たい石の上で、包丁で叩くと挽き肉が出来ると。まぁ、挽き肉の大きさが不揃いなのはご愛敬ってね。

 ボウルとかで、挽き肉と塩を根気よく揉みこんでタネを作るんだけど、ボウルとかが無いから今回は深めの木皿を使おうかね。衛生面考えて勿論後で、ちゃんと洗うからね?

 なるべく、纏まった量が欲しいから今回は多めに作ろうとしますかね。出来たタネを手に取って成形していき、タネを楕円形にしながら軽くまとめて、表面をならして形を綺麗に整えていくね。

 そして、皆が良くやるような片手から片手に、軽く投げるようにして空気を抜いてくだよ。仕上げに、焼いたときに崩れないよう、真ん中を少し凹ませるんだよねぇ。

 この作業を、タネが無くなるまでやるんだけど、此れが地味に辛くてね。途中途中に休憩を挟みながらも、次々回分位まで作れたから結構良かったね。んじゃ、俺と皆の分の四個を早速焼いていますかね。


 おし、良い感じの焼き目だね。串を刺しても透明な肉汁しか、出て来ないから中もしっかり焼けてるね。今回もパンと一緒に食べるから、深皿にハンバーグとパンを一緒に乗せて完成だね。あー野菜が欲しい、ビタミン、カルシウム、鉄とかその他諸々の栄養素が圧倒的に足りないね。何処かでビタミン採らないと、壊血病とかに為っちゃうからなぁ。果物でも野菜でも良いから欲しいんだよね。

「おーい皆、夕食が出来たよ」

「・・・ん・・・お腹空いた」

「今行きます」

「わーい」

「わ~い」

 うん、こんなにも楽しみにしてくれるのは、凄く嬉しいものだね。

「じゃあ、皆で言おうか」

「「「「「頂ます」」」」」

 うん、塩だけでも十分な味が付いてて結構美味しいね。でもデミグラスっぽいソースが掛けてあったら、もっと美味しくなると思うのになぁ。はぁ、まっ今回の狩りで得た戦果に期待するしかな?

 あ、ソティ達の解体はどの位進んだのかね?全部終わってると良いんだけどねぇ。


 おおぅ、結構シュールな光景が目の前で繰り広げられてるんだけど、如何してこうなった?薄々気付いてはいたんだけどねぇ。〔黒の武者〕と〔白の武者〕が黙々と解体作業している姿をね。しかも前見た時よりも、格別動きが良くなってってるしね。本当、如何してこうなったかね?

ま、まぁ動きが良くなるのは良いことだしね。・・・うん。

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