#9 NPCと新たな仲間たち
学校についた冬夜は職員室へ行っていた・・
「はい。わかりました、今日編入生が来るのですね。名前はええと。。。」
「冬夜です。」
「そうそう、冬夜くんでしたね。」
「って、ええ!」
そこには後ろにはいないはずの男の姿があった。
「あなたいつのまに・・」
「すみません、驚かせてしまって。つい自分の事を話してるようなきがして。」
「いえ、大丈夫です。あ、自己紹介がまだでしたね、私は橘 花代 (たちばな はなよ)花代って呼んでね。あと普通の話し方でいいよ」
「わかった。花代、俺のことも冬夜って呼んでくれ」
「わかったわ、ところで君どこかで私と会ったある?」
「いや、花代とは今日が初めてだけど・・」
急な質問に冬夜は少し疑問に思っていた。
「そっか・・・じゃあとりあえず、冬夜は私たちと一緒のAクラスだから案内するね」
冬夜は花代に連れられ始めての自己紹介で緊張しながらクラスの前に向かった。
「そこまで緊張しなくても大丈夫だよ。クラスメートみんな優しいし。」
花代は優しくほほえみながら冬夜に言った。
「ありがとう、少しだけ気が楽になった。」
それから冬夜は緊張しながらもしっかりと自己紹介を終わらせることができ昼休みにさしかかっていた。
「今日はお疲れ様、冬夜くん。」
「お、ありがとな花代。おかげでなんとか切り抜けたわ」
「そっか・・・そういえば冬夜君この学校の事あまりわからないでしょ、もし私でよかったら案内しようか?」
「ほんとか?!それは助かる」
「ちょ、ちょっといいかしら?冬夜君」
冬夜がふりむくとそこには金髪の見慣れた女がいた。
「なんだよ花蓮、そんな気まずそうな顔して。」
「なっ・・」
普段学校ではあまり男の人とは話さないため、話し方があまりわからず恥ずかしかったのだ。
「あ、花蓮ちゃん久しぶり〜。珍しいね花蓮ちゃんから男の子に話しかけるの。」
「ちょっとね・・・」
「そういえばお前、学校では話しかけてくるなって言ったくせにお前から話しかけてきたな。これはどうゆう・・・・・・」
「う、うるさい!いいでしょ別に私から話しかけたって」
花蓮は冬夜のヘラヘラな態度に腹が立ち顔が赤くなっていた。
「わるいわるい、嘘だって少しからかっただけだよ。」
「もう・・」
「そういえば、花蓮ちゃんなんか用があってきたんじゃないの??」
「あ、そうだった。冬夜あなたこの学校のことあまり知らないでしょ、しかたないから私が案内してあげー・・」
「あ、そのことならもう解決してるから大丈夫。」
「え・・・」
花蓮は冬夜の意外な答えに意外性を隠せなかった。
「そっか、ふーん・・・じゃあいっか。」
「いいのか?そしたら俺は花代と行ってくるぞ。」
そう言い、冬夜は花代を連れて行ってしまった。
「あ、なんだろこの孤独感・・・」
花蓮は謎の孤独感と戦いながら家に帰っていった・・・・・・