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神のゲーム  作者: 神崎 真也
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ゲームの始まり

眠れないまま朝になってしまった。

昨日の電話が何だったのかゲームは本当に始まっているのか、分からない。

しかし、これが本当の事だったら命を賭けたサバイバルゲームが始まっている事になっている。情報を頭の中で整理しながら学校へ行く用意をしていた時にインターホンがなり、出てみると咲がいた。

「ハル、昨日は大丈夫だった?色々あったから心配で」と心配そうに聞いてきた。

「咲か、聞きたい事があるから上がってくれる?」と家に招いた。

キッチンへ行きお茶を出して一息つくと俺は本題に入った。「昨日の事なんだがゲームの事について詳しく教えてくれないか?本当にゲームが始まってるのか?」と恐る恐る聞いた。

「うん、始まってるよ。今も参加者同士で探しあってると思う。」と真面目に答えた。

「今の所変わった事はないから本当に始まってると信じられないな」と俺は真面目に答えた。

「まだ能力が使えてないからだよ。使えるようになったら人間に殺される事はありえなくなる。凶器を使ってもね」と少し笑いながら答えた。

「その能力なんだがいつになったら使えるようになるんだ?それが使えるようになったらこの話も実感身があるんだけどな」と少し焦りながら答えた。

「個人差があるからね。メールに書いてあった通り能力はバラバラで使えるようになるタイミングもバラバラなんだよ」

頭が少しいかれてしまったのか、俺は咲の話を真面目に聞いていた。昨日は信じる気はこれっぽっちも無かったのに一日中考えたせいなのか、それとも恐怖がその様にさせているのかは分からなかったが、今はゲームの情報が欲しかった。

「能力が使えるようになるまでは誰が参加者なのか自分から教えおしえない限りわからないんだろ?」と慌てながら聞いた。

「うん。能力が使えるようになるまでは普通の人間と同じだからわからないと思う。だから、信じてって言っても能力がないと実感がないよね」と苦笑いしながら返答した。

「能力が使えるようになってからでも考えるのは遅くないな、それまではいつも通り過ごしていよう」と俺はお茶を飲みながらいった

時間を見て見ると学校に行く時間だった。

咲と俺はいつも通りの学校生活を過ごして能力の覚醒を待つ事にした。

咲の言葉をすべて受け入れてるわけではないけど冗談でこんな事を言うことは一度もなかったし能力が覚醒してから信じても遅くないと考えた俺は気持ちが少し楽になった。

学校に着いていつも通り授業を受けた。

昼休みになってご飯を食べようとしてると隣のクラスから咲が来て俺を引っ張って屋上へ連れてった。

「咲、どうしたんだよ。いきなり屋上なんかに引っ張ってきて」と焦りながらきいた。

咲はケータイを取り出して俺の見せた。

ケータイにはニュースがずらっと書いてあった。

「これがどうかしたのか?」と俺は聞いた

「このニュースの量、おかしくない?それに原因不明の事故が多発しているし、能力の覚醒者の仕業かもしれない」と、真面目に返した。

確かに、いつもと比べて倍ぐらいのニュースが流れていた。それに原因不明の事故がほとんどであった。

「能力の覚醒ってこんなに早いのかよ。てか、能力ってどんなのがあるんだよ」と焦って聞いた。

「個人に違って色々あるけど魔法みたいに物を浮かせたり、操ったりとか物が燃やせるようになってりだと思うけど」と答えた。

「なるほど。だけど能力を使ってこんな事をしてたら他の参加者にバレるじゃないか?」

と聞いた。

「バレるよ。相手に考えがあるか分からないけど自分が何処にいるかは大体ニュースから分かるね。顔が分からないから平気だと思ってるんじゃないか?」と考えながら答えた。

ニュースの場所を見てみると俺が住んでいる東京よりももっと北で起こっていた。

「当分の間は大丈夫そうだね」と落ち着きながら答えた。

「相手がどんな能力が全く分かってないからなんとも言えないよ。もしかしたらテレポートとかだったら場所はほとんど関係ないからね」と真剣な顔で答えた。

「ゲームは少しずつだけど進んでいるんだな。そう言えば咲って能力とかあるの?」と、ふざけながら聞いてみた。

「私は普通の人間と同じだよ。ただ、ゲームの情報を少しだけ知ってるからハルのサポートはできると思う。」と自信満々に答えた。

咲のいう事が本当ならば俺は後1年以内に死ぬ事になっている。その真実についてどう変わるのか気になっていた。

「普通の人間に能力使いの相手が出来るか?俺は後一年以内の命なんだろ?」と慌てて聞いた。

「私はハルの死の運命を変えるためにハルに会ったんだからゲームで優勝したらその運命も変わるから大丈夫だよ。私でも能力さえ分かれば頭を使って作戦が立てられるし効率よく戦えるようになるよ」と自信満々な顔をして言った。

今は咲の言葉を信じるしかなかった。

その時、昼休みのチャイムがなり咲と俺は急いで教室に戻り授業を受けた。


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