魔力∞の守護神様はスローライフをお望みです。〜世界の命運？そんなことより日向ぼっこのほうが大事です〜

《不定期更新》

あらゆる民が平和に暮らす、のどかな国。
その国の名は、オリジン王国。全宇宙を守護し、秩序を乱すものを罰し、逆に秩序を守ろうと努力するものを祝福する。
オリジン王国がある星の名は「エデン」。宇宙で初めて生まれた星。その星には大きく２つの『闇の国と光の国』というものがある。
光の国を統べるのは、太古より光を司るシャイニー家。
すべての宇宙を統べる、神の血を引く一族である。
あらゆる星を管理し、外的要因による星の崩壊を防ぐ役目を神から賜っている。


光の国の主は、「国王」と呼ばれることは殆ど無く、
住民からは『守護神』と呼ばれ、敬愛や信仰の対象になっている。
それはきっと誰もが憧れるような呼ばれ方だろう。
だが、実際には権力のおこぼれを欲しがる貴族から次々にやってくる茶会の招待状の処理、国立魔法研究所などからの報告、魔物の暴動に、縁談まで、ありとあらゆる面倒ごとが舞い込み、とてもでは無いが休暇など夢のまた夢。


そんな仕事三昧な生活に嫌気が差し、のんびりぐーたらスローライフを手に入れることを目指し始めた第150代目守護神ことソレイユ。彼女は、神さえも凌駕する歴代最強の魔力量を誇っていた。

容姿端麗、才色兼備。
表向きの彼女はこの8文字でまとめることができる。
けれども、彼女だって人間だ。
サボれる仕事はサボりたいし、なんなら仕事なんてできればしたく無い。

これは、そんな思いを秘めながら、周りの家族や親族、そして神までもを巻き込み、自分の願いを叶える為に奮闘するソレイユの物語。

「いやそんなのやりたくな――え？使命？じゃあ仕方ないか....」


※異世界転生・転移要素は後から出てきます。

筆者の集中力が持たないが故に一話一話が短いです。ご了承ください。