神々の調合場
私が神々の調合場に着いた頃、もう時刻は8刻を過ぎていた。
私は小走りで入り口に向かう。
大きな円形の扉にある火、水、風、樹、空、光、闇の七つの魔石の中央にある大きな魔石に触れる。
「うぅ...」
魔力が大量に吸い出される感覚は懐かしいが、好きではない感覚だ。
魔力が魔石に満ちると、魔法陣が展開され、扉がガラガラと音を立てながら開く。
外から見たらただの遺跡だが、中はかなり綺麗なのだ。
...えーっと中央調合場ってどこの道通ったらいいんだっけ。
とりあえず勘で進むことにした。
途中でアンデットなどと出くわしたが、それらはすべて浄化をしたので問題なかった。
問題はここからだ。中央調合場を守るゴーレムを倒さなくてはならない。
...さて、どうやって倒すかな。
ゴーレムを倒さずにやることもできるが、そうすると調合に集中できない。
ゴーレムを倒してしまうと、盗賊などがここを漁り放題になってしまう。
ゴーレムを直すのもめんどくさい。
そこで私はとある秘策を思いついた。
...ゴーレムを一時封印しちゃえばいいんじゃね?!
一時封印ならば、私が解除することができる。
...よし!そうしよう!
私が中央調合場に踏み入ると、ゴーレムが私の死角から斧を降りあげてくる。
私はそれを軽く弾くと、封印の体制をとる。
「軽封印」
私がそう唱えると、ゴーレムは輝く光に包み込まれて消えていった。
さて、調合を始めるとしましょう。
私はまず調合鍋に魔力を注ぎ、調合鍋の中に魔力の液体を作っていく。
それで、ここに狐の涙の粉末を少量ずつ加えていって、色が黄緑色に変わったら、竜の牙の粉末と、
銀河の花を干して粉末にしたものを加えて.....
私がレシピ通りにやっていると、色が金色に変わっていく。
後は自分の魔力で魔石を作って、粉末にした後、水に溶かしたものを加えればひとまず完成かな。
ここからは、瓶に詰めてくんだけど、ここが大変難しい。
魔力を一ミリたりとも注いではいけないのだ。
少しでも魔力操作をミスしてしまえば、最初からすべてやり直しだ。
私は、ものすごく慎重に小瓶に詰めていく。
何とか小瓶にすべて詰め終わった私は、ものすごく疲れたので、いったん天界に帰ることにした。




