銀河の花畑
銀河の花の群生地に到着し、私は、銀河の花が咲いていない場所に静かに降り立つ。
一面星空色に染まっている。
「綺麗...」
私は、銀河の花に触れる。だが、枯れてしまう。
...そうだよね。枯れちゃうよね。
一瞬、触っても枯れないんじゃないかと思った。
でも、そんなことはあり得ないのだ。
銀河の花は、枯れて当たり前なのだ。
...銀河の花。ギャラクシア・ロウディ。
ふと、頭の中に銀河の花の別名が思い浮かぶ。
いつもここにいるときにのみ、この別名を思い出す。いままでも。
何千回も見てきた光景なのに、なんだか目新しく見える気がするのだ。
その時声が響いた。
『この世を愛すものならば、約束の言葉を唱えよ。真実を教えてやろう』
一体誰なのかはわからないけれど、懐かしい面影のように感じた。
私は息を吸い、心を落ち着けてから言葉を発する。
『アリティア・ロウディ』
その瞬間、私の周りには魔法陣が現れ、風景が一変する。
あたり一面炎と血に満ちている。戦争だ。
...歴史の教育で戦争は、第28代目守護神の跡継ぎ戦争ぐらいしか、血を流すような大きな戦争はなかったはず。
だが、その映像に映った者は、
「父様.....?」
険しい顔で戦場を見つめる父親の姿だった。
「まだ149代目守護神を見つけられていないだと!?ふざけるな!くまなく探せ!!」
...どういうこと?父様は母様に熱心に求婚したんじゃなかったの?
私の頭の中は混乱して、この真実を受け入れられなかった。
まさか、自分の実父が、愛する母親から、その力と能力を奪って無理やり婚約して自分が生まれたことなんて言う真実を。




