星空と銀河
仮面も付け直し、腕輪も一応つけて、これなら天界にいる人だと分かるから大丈夫だろう。
王城は、ほかの国の城に比べたら、小さいが、敵に攻められづらくなっている。
...さて、そろそろ謁見かな?
王子が扉に近づくと、魔力の反応で扉が開いた。
その先にはもちろん、
「また新しい女を...ってお前その女性が誰だかわかっているのか!?」
「え?ただの可愛い女の子じゃ...」
私はペーゾが振り向くタイミングで仮面を外す。
「う、う、そだ、」
ペーゾは腰を抜かし、王は青ざめている。きっと息子がとんでもないことをしでかしたからだろう。
「も、申し訳ございません陛下!!我が息子がこんなことをしでかしてしまい、謝っても許されないこととは存じております。ですが...」
「頭をあげよ、カタロ王」
王は恐る恐る頭を上げる。
「妾はこの国を気に入っておる、ゆえに今回は見逃そう。ただし次はないと思え」
「はっ」
私はそういうと、転移陣を展開し、罠の設置場所へと戻るのであった。
転移した後、罠の状況を確認する。
...狐の涙以外にも集まってるみたいだね。うんうん。いいかんじ!
私は狐の涙を回収し、ついでで魔法陣も回収し、亜空収納へと送った。
...これで神の秘薬は作れそうだね!
狐の涙の質を確認しながら山道を進んでいると、とあるものが目に留まった。
角度によって色が変わり、七色とも言われるそのしなやかな花弁。
『銀河の花』と呼ばれる植物である。
銀河の花は高い回復能力や身体強化能力があり、とてつもなく希少価値が高い。
...確かこれ調合に必要だったよね?とっていくか。
銀河の花は、素手では触れない。というか触ってはいけない。
銀河の花は、巧妙な魔力循環で成り立っている。魔力持ちなどが触れてしまえば、その魔力で魔力循環が壊れ、花は枯れてしまう。
私は魔力を通さない金属で作られたナイフで、銀河の花を切り取った。
そういや、銀河の花って、一年に一日だけ一気に花を咲かせるんじゃなかったっけ?
たまに遅れて咲く花もいるが、それは極めて稀だ。
確か、王家機密の銀河の花の群生地があったはず...この近くに。
私は地面を軽く蹴り、飛び立つ。群生地は王族にしか見えないはずである。
「視覚強化」
視力を強化することによって、かなり遠くまで見えるようになった。
視界の端に星空色に輝く場所が見えた。
...見つけた。群生地。
私はすぐさまその場に飛行魔法を駆使して向かうのだった。なぜか急いで。
(この次の話が出ていたら読まなくてもよいです)
しばらく忙しくなるので、投稿がかなっっっり遅くなります!
申し訳ありません!




