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花弁

そういや今更だけど、狐の涙ってどうやってとるんだ?そもそも涙というわけではなく、そういう物質なのかな?


まあいいや!とりあえず先に「龍の牙」を取りに行こう!


龍の牙は、そう呼ばれる鉱石で、とても白く、角度によって色が変わる鉱石である。


そうなると、掘らなくちゃいけないってことか。


龍の牙は地下深くに生成される。だからそこまで潜って、魔法を使って掘るしかない。


龍の牙の有名な産地は....どこだっけ。


こういう時すぐに思い出せなくなるのはなんでなんだろう。人の不思議―



取り敢えず、城の図書室に行って調べることにした。


久しぶりのマイホーーム!


















――――――――――――――――――飛行中――――――――――――――――――  















朝日が昇るころには、城に到着した。


ちょうど、ケラシアスの花が咲くころだったから、とても美しい花吹雪が見れた。


ケラシアスの花は、第一月から第三月までが見ごろで、川の近くで咲く。


この花は、『地球』の『日本』にある『桜』という花のモチーフになった花である。


ケラシアスの花は、いつも私を慰めてくれる。


母様が殺された時も。


リティスが闇に堕ちた時も。


お婆様が死んだときも。


闇との戦争で大量の戦死者が出た時も。



そして...今も。




きっとクリスや、マティア、フォトスのほうが辛いはずなのに、なぜか私の眼からは涙がこぼれる。


ごめんなさい。ほんとは、私は泣いちゃいけない。私はもっと、彼らが悲しまずに済む方法を考えるべきだった。


あんな、周りが悲しむとわかっていることを、私はやったのだろうか。




ケラシアスの花言葉は、『思いを託します』



きっと今の私の思いを伝えられるのは、この花だけだろう。


私はそっと、花びらを拾い、図書室に向かう前にクリスの執務室にそっとその花びらを置いていった。



図書室で読んだ本に、龍の牙の名産地は、龍つながりで 竜の国『ドンデリス』。


竜の国ドンデリスは、めちゃくちゃ遠いので、ちょっと絶望している。







調べ物(と読書)が終わり、私が帰ろうとしたその時だった。




「母様...?」




マティアに、出会ってしまった。






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