帰還
目覚めたら、とてもまぶしかった。
...今まであんなくらい空間にいたんだもんね、そりゃまぶしいわ。
「ソレイユ!」
「母様!」
「母上!」
「ニャァ!!」
...すっごい一斉に呼ばれた。
「なんでみんないるの?」
「天空城はどこへでもワープできるからね」
「この猫ちゃんはついていきたいっていうから連れてきた」
「そう...心配かけたみたいね」
...ランプルのことばれてない!よし!
内心「セーフ!」と思っている私だが、ここからが問題である。
...歌のことどうやってごまかそう!!!!
1回だけならまだしも、2回歌ってしまっているのだ。これはまずい。
「ねえソレイユ」
「なっ、なにかしら」
「君に毒を盛ったメイドのことなんだけど」
...よし、歌の話じゃないな。
「これを見てくれ」
そういってクリスが差し出したものは、闇のネックレスだった。
闇のかけらがふんだんに使われていて、言う必要もないが、闇からの刺客だろう。
「やっぱりね...」
「やっぱりってどういうこと?ソレイユ?」
あっ、っと思ったが、時すでに遅し。
「どういうことですか、母上?」
...全員の圧がすごい。
仕方ない!ここは強硬手段だ!
私は、瞬間移動を発動して、宿屋の屋上まで逃げた。
そこには、
「あら、亭主から逃げてきたのかしラ」
「奇遇ネ」
先ほどの妖精たちがいた。
「あら、また会ったわね」
「隙アリッ」
「!?!?」
襲ってきたのかと思ったが、どうやら私に魔力登録をして、主として認めたらしい。
「これで用事はすんだワ」
「え??ちょ??」
「あたしたちは森に帰るから、じゃあネッ!」
その言葉を残すと妖精たちは、颯爽と飛んで行ってしまった。
「えっ!?!?ち、ちょっと!?!?」
...まったく、なんて身勝手な妖精たちなんだ。
そんなことを思いながらも、少し落ち着いたから部屋に戻ろうと思った私である。
...まったく、もう騒動はごめんだよ。
と思った。




