夜桜 瑠璃
「ねえ貴女、地球をもう一度見に行きたい?」
「行きたいです!」
「いい返事ね、ほらおいでなさい?」
私は力を開放し、時空を自由に移動できる東洋の龍の姿になる。
「わぁ...東洋の龍ってこんな感じなんですね...」
「ほかにもいろんな色の子たちがいるから、私がすべてじゃないわよ」
「へぇ...」
...この子マジでかわいいな!中身はたぶん大人の女性なんだろうけど。
「ほら、早くお乗りなさい?」
「あっ、でもどうやって乗ったらいいですか?」
「あら、乗りづらかったかしら」
私はその子の服を軽く噛み、ひょいっと背中の上に投げる。
「うひゃっっ?!」
「スピード出すからしっかりつかまりなさい」
「わっ!?ちょっと心の準備が―」
「いっくよー!」
「待ってって言ってるのにー!!」
――――<時空を移動中>―――――――――――――――――――――――――――――――――
「宇宙ってこんなんなんですね」
「まぁ、大体の宇宙はこんな感じよ」
「なんか、この世のこと知り尽くしたと思ってましたけど、宇宙やオリジン王国のある楽園に転生してきてから、さまざまな新しい発見をした気がします」
「人生とはそんなものよ。発見をして、失敗をして、自分の生きる糧を見つけて、それを軸にして生きた人間は、まっすぐで決して曲がらない人間になるわ」
「なんですかその名言」
「貴女ムード壊すの得意ね」
「アハハ...」
「もう着くわよ」
「はーい」
地球などのほかの星に降りるときは、流れ星や隕石として降りる。
「隕石視点ってこんな感じなんですね」
「そうなのかもしれないわね」
「ていうか、なんであたしたち燃えないんですか?」
「結界張ってるに決まってるでしょ」
「そういや異世界から来たんでしたね、忘れてました」
「それ忘れちゃダメでしょ」
「ハ、ハハハ」
「もうすぐあなたの家に着くわよ」
「なんか緊張してきました」
「ガンバレー(棒)」
「ひどいっ!」
そんな談笑をしながら、ランプルちゃん改め、『夜桜 瑠璃』ちゃんの
家への道を歩むのであった。




