蝕む闇 3
「なるほどね....レジスタンスを見つけちゃったと」
私は壊れた人形のようにコクコクとうなずいた。
「ソレイユの範囲残滅魔法でやれる?」
「行けるとは思うけど、騎士団長クラスのはさすがに無理だと思う」
「奴らに動かれたらいろいろめんどくさいから、明日にはいくか」
「それは良いのだけれど...子供たちは?」
「天空城に行かせる」
「そうね...少し心配だけれど、あの子たちなら大丈夫でしょう」
「ソレイユーたっだいまー」
「お帰りーどうだった?」
「やっぱり狙いはソレイユみたいだねー」
実はフォレストに忍びをやってもらったのだ。
「恐らく、闇の女王の依り代にするつもりだと思う」
闇の女王というワードが出た瞬間私はピクリと反応した。
...依り代か..確かに魂のままじゃダメなのか。
「今日は遅いし、子供たちを起こしちゃいそうだから、また明日」
「また明日ね」
「また明日ぁ~」
―――――――<翌日>―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
軍団の場所に着いた私たちは、残滅魔法の準備をしていた。
「そろそろ刻限だよ」
「了解」
刻限ぴったりに私は呪文を唱える。
『光の雨』
呪文を唱えた瞬間、私の体から力が抜けたが、クリスが飲ませてくれた回復薬によって回復した。
闇軍団の上空に巨大な魔法陣が現れ、そこから大量の光の玉が降り注ぐ。
一瞬にしてその場所は血に染まった。
「よし。何人か残ってるけど、あれは騎士団長クラスだろうし、ほっとこうか」
私たちはそのまま帰還し、マティアとフォトスを天空城に避難させた。
地上の城で私たちは戦闘準備を万全にして待機していた。
『能力開放』
私は能力開放によって、目の色を制御することに成功した。
ゆえに私は今目の色は赤色である。
今思うべきことではないのはわかっていたが、できればこんなの起きないのんびりライフが欲しい。
とあらためて思った。




