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蝕む闇 1
「ソーレ―イーユ?」
手合わせから帰ってきたら、クリスとフォレストが満面の笑みで、出迎えてきた。
「あのエリピア平原が、なーんで大草原になってるのかなー?」
「なんでグラス家の仕事増やしてるのかなー?」
「アハ.....アハハハハ」
私は笑って無理やりごまかそうとしたが、
「こ、た、え、て?」
流石に無理そうだった。
だから、背中に翼を生やして、戦略的撤退した。
「あ!!あいつ逃げやがったな!」
すぐさまフォレストも追いかけてくる。
ある程度逃げたところで、私は止まり、周囲を見渡した。
「っ....!」
その時私はまずいものを見てしまった。
それは、闇の軍団。すなわち、レジスタンスだった。
私を追いかけてやってきたフォレストも、私の視線の向かっている場所を見て、絶句している。
「ソレイユ、あれって....レジスタンスだよね...?」
「多分...」
軍の数はざっと6万だろう。
「帰ろう」
「そうだね」
帰って伝えなければ、うちが危ない。
私はその時知らなかっただろう。
その中に、
かつての盟友がいるなんて。




