手合わせ 2
キン!ドカァァァァン!
母上は、、わかりきっていたことだが、強い。
母上の攻撃を受け流すのが精いっぱいで、まったく攻撃ができない。
スッ...
ほぼ音もなく僕の手の甲に傷がついた。
これまで母上は傷は与えてこなかったものの、地道の僕の魔力を奪って、体力を削っているようだった。
「そろそろ...終わりにしましょう」
そういうと母上は手を上に掲げ、準惑星級の魔力球を作り出した。
ここにいるだけで押しつぶされそうな威圧。
母上はそれを凝縮すると、あたりの空気がさらに重くなる。
....あれを投げたら、エリピア平原どころか、私たちの城のあたりまで吹き飛びますよ?!?!母上!?
母上はそれを空に投げ、こう言った。
「光の祝福を」
パァァァァァッ
凝縮された魔力球が弾ける。
弾けた祝福は流れ星のように僕と広大なエリピア平原全体に降り注ぐ。
...あれだけ広いエリピア平原全体に祝福を行き渡らせるなんて、やっぱり母上はすごい。
そんなことを考えていたら、僕の魔力は祝福によって全回復し、ましてや、不毛の大地だったエリピア平原が、広大な草原へと変わっていた。
母上を見れば、優しく、可憐な花のように微笑んでいた。




