手合わせ 1
―――――――――――<フォトス視点>―――――――――――――
今日は母上と手合わせをする日。
念入りに愛用の剣『スターゲイザー』を手入れしておいたのだ。
スターゲイザーは星の導きがその刀身に宿っており、星々に認められれば、たちまち力がみなぎると言う伝説の剣である。
対して母上は、『クリスタルランス』と呼ばれる宇宙ができた時にできた、世界に一つしかないクリスタルと鉱石でできていると伝わる槍である。
...本番となるとさすがに緊張するなぁ。
そんなことを考えながら僕は戦場、エリピア平原へと向かうのであった。
――――――――――――<ソレイユ視点>―――――――――――――――――
フォトスが此方を見ている。
...気が進まないなぁ
私はもうフォトスとは目を合わせないことにした。
私は槍を突き上げ魔法陣を大量に展開する。
さあ、気が進まない勝負の始まりだ。
――――――――――<再度フォトス視点>―――――――――――――
母上の周りに無数の魔法陣が展開した。
どれもこれも高能力・高威力である。
母上は俯き、こちらと目を合わせないようにしているようだ。
カッ!
母上の周りの魔法陣の一つが光る。
ヒュォォォ!ドガァァァン!
どうやら風属性の攻撃のようだが、当てないようにしているらしい。
すれすれのところを通り過ぎてゆく。
さあ、待ちに待った勝負の始まりだ。




