結婚式はまだ終わらない 3
パレードは何事もなく終わった。
「はぁ~」
私は着ぐるしい儀式服から、寝間着に着替え、ベットにダイブする。
魔法で電気を消す、布団をかぶれば、疲れていたのであろう。
3秒で寝た。
夜中、体に妙な温かみを感じ、目が覚めた。
なんだろうと思って、少し目を開けたら、もう叫びそうなぐらいびっくりしたね。
なぜなら、クリスが龍の姿で私に巻き付いていたのだから。
どうやら巻き付きやすいように竜の姿ではなく、龍の姿になったようだ。
....ゥ、動けない
私に龍になったクリスが巻き付いているような状態で、極端に言えば縛られているのだ。尾で。
「おや、起きたかい?」
龍の姿のクリスの声が響く。
私はびくっとしてしまったが、すぐに社交的な微笑みになり、
「ごめんなさい、忘れてしまって」
正面から見た龍モードのクリスは美しく、銀と白の体が暗く月明かりの差す部屋によく映える。
「まさか初夜を忘れて寝ちゃうなんて思わなかったよ」
クリスに耳元でささやかれ、私がそっと目をそらそうとしたら、尻尾で顔をつかまれて強制的に
クリスのほうを向かされた。
「恥ずかしる君は、いつもよりずっとかわいいね」
...もう無理。タスケテ。
「ソレイユはこのまま寝てていいよ、魔力交換は勝手に終わるだろうし」
初夜は、お互いの魔力を大量に交換し、卵魔力と、精魔力を作り出し、それが混ざり合えば完了である。
一度で授かることもあれば、二度三度やらないと混ざり合わないこともある。
私はクリスに身を委ねた。
そのまま私は、深い眠りへと落ちていったのであった。




