結婚式 2
[花嫁入場!]
その大きな声に合わせて、扉が開く。そして、私も歩き出す。
...うわ、すごい人の量。
フォレストがものすごい目で見ているような気がするが、まあ、気のせいだろう。
さっき側近が言っていたが、外にも大量の平民がいると聞いた。
...絶対やばいやつじゃん。
盛大にお祭りを開くに違いない。
...逆にそうやってお祭りをすぐ開けるのがすごいよ。
そんなことを考えているうちに、もうすぐヴァージンロードを歩き終わりそうだった。
...そういえばクリスの衣装はどうなったんだろう。
ちらりと、隣にいるクリスの服を見る。
どうやら、構図通りに作ったらしい。あまり変わりがない。
そしてやっとのことで、クリスのいる壇上についた。
...ヴァージンロードって意外と長いんだね。
そんなことを考えていたら神父が此方を向いた。
「ソレイユさん あなたは今クリスさんを夫とし、神の導きによって夫婦になろうとしています。汝、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、敬い、慰め遣え、共に助け合い、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」
「誓います」
...まあ当たり前だよね!
そして私の番が終わると、神父はクリスのほうに向きなおった。
「クリスさん あなたは今ソレイユさんを妻とし、神の導きによって夫婦になろうとしています。汝、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、敬い、慰め遣え、共に助け合い、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」
「誓います」
「では、魔力の交換を」
クリスと向き直り、お互いの額と額を合わせる。
そしてお互いに魔力を流す。
そしたらなぜか、レースとドレスに施されている刺繍が、優しい光を帯び始めたのだ。
周りには光の粒子が舞い始めた。
…側近がどうやら演出のためにやってくれていたようだ。
しばらくすると、心臓のあたりが輝きだし、(相手からも)一本のひものようなものが出てきて、それが相手ときれいに結ばれると、成功である。
別に魔力交換は、キスでもいいのだが、私とクリスがどっちも恥ずかしいので嫌だ、というわけでこんな感じになっている。
[新郎新婦退場!]
「皆様、新たに結ばれし夫婦に盛大な拍手を!」
...ハズカシイ。
そうして私は、クリスにエスコートされながら、平民の町が一望できるテラスにやってきた。
「陛下~!」
「ご結婚おめでとうございます!」
「私も行きたかったぁ」
なんかすっごいいろんなこと言ってる。
とりあえず笑みを浮かべて手を振っておいた。
クリスもキラキラ作り笑顔で対応している。
そして憂鬱なイベントが始まるのであった。
豆知識
~三日月と満月だったらどっちが好き?~
ソレイユ どっちも フォレスト どっちも




