因縁浄化 1
そう。そこは、私にとって悪い意味で思い入れのある場所である。
ここにいるだけで、暗黒王が憎く感じる。
なぜ母様と姉は死ななければならなかったのか。
母様と姉がなにかしたとでも言うのか。
私の憎しみと魔力が膨れ上がり、私の目の色は、本来到達するはずのない、『虹色』に変わっていた。
虹色に変わると同時に、私の周りには竜巻のような風が渦巻き、勝手にスキルが発動していく。
そして、最後に発動したのは、究極スキル『能力開放』。発動したとたん、私の体からは魔力があふれ出す。
このスキルは本来ならば初代シャイニー様しかもっていなかった能力なのだ。
初代シャイニー様以降、特に私は、魔力の一部を『封印』しているのだ。
勿論、封印を解いてしまうのだから、体への負担はえげつない。
だが、そんなことなど気にしない。今目の前に母様と姉を殺した張本人がいるのだ。
そんなことを考えるだけで憎たらしい。
...もうどうなってもいい。とにかく、あいつを殺したい。
私は、人生でこんなに負の感情に包まれたことはなかった。
まったくもって気が付いていなかったが、まあ気が付いててもどうにもしなかったけれども、
暗黒王は私の様子を見て、すっかり戦意喪失している。
...お前だけは許さない。絶対に許されない。母様と姉の仇は絶対打つ。
そんな覚悟が私の中で決まったのだった。
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