寝ても覚めても仕事
精神世界で、いろいろなことがあった私は、次の週にあるお祭りの準備に取り掛かっていた。
そのお祭りというのは、10年に一度開催される『エレメンタルフェス』と呼ばれるものだ。
光の国が総力を挙げて行う祭りである。
「フォレスト、そこの書類とって」
「りょうかーい」
フォレストに書類を取ってもらい、私はお祭りの日程、屋台の数、位置、イベント、等々を決めていく。
なんでこんなにフォレストが真面目(?)にやっているのかというと、フォレストはお祭り大好きマンだからである。
お祭りが始まる3カ月前から楽しみにしていたぐらいだ。
この日、私はお祭りの目玉であるパレードに出席しなくてはならないのだが、そのパレードで乗る騎獣が決まっていないのだ!
早急に騎獣を決めないと、お祭りに間に合わないのである。
...自分が龍になってもよかったら簡単だけど、平民に秘密にしろって言われてるからなぁ。
お祭りの細かい事は会議などで決めなくてはならない。
そして会議は今日だった。
....会議なんで私ほとんど喋らないのにいる必要ある?報告書出してもらって修正して欲しいところだけ書いて送り返せばそれでいい気がするんだけど。
深いため息をつきながら、城の会議室に向かう。
皆んな準備が早いようで、私以外は早々に揃っていた。
…まだ会議始まる10分前なんだけどなぁ。早くない?
意欲があっていいことなのかな、と頭の片隅で思いつつ議長席につき、会議の始まりを告げる。
「少々予定していた時間より早いですが、第7回降臨祭会議を始めます」
これさえ言っておけばあとは他の人たちが進めてくれる。他力本願万歳である。
…一応話がどっか行かないように聞いてはいるけど、どっか行っても副議長が止めるからなぁ。
「まず前回仮決定となった屋台ブースの位置ですが……」
「ですがそうするとここが……」
「道の幅はもう少し取るべきかと、降臨祭ですよ!?なのにこんな……」
そんな会議をやり過ごすこと一刻半。
「会議終わったー!」
私は背伸びをしながら、まだ仕事が残っていたことを思い出し、一気に気分が下がる。
...仕事なんてなくなってしまえb、ゴホン ゴホン、仕事は大事ですね!
私は自室に戻り、てんこ盛りになった書類を見て頭がくらくらした、が最近隠し部屋で作り上げた、仕事を自動で分別し、一部の仕事なら終わらせてくれる機械を使った。
...これ作った私、ほんとに天才だと思う。
さて、仕事は機械にやらせておいて、私はドラゴンの里に向かわなくては。
...えーっと?初代シャイニー様から賜った高速移動ってどうやって使うんだ?
初代シャイニー様の説明不足のせいにしとこう。
仕方ないので普通に飛んでいくことにした。
...やっぱ空って気持ちいい!




