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闘病シリーズ

病気を味方にできたということ。

作者: ムー

私は統合失調症を患っています。

じゃあ不幸か?というと今は対して不幸とも感じることもないわけで。


というのも、結構悠々自適な生活をしているのです。



私のたどった道筋です。


20歳だった大学生の頃、統合失調症を患い、入院して、デイケアに行きました。

そこで、コミュニケーションの取り方を学び直しながら、B型作業所へ行き、そのうちA型作業所へ行き、という王道のコースを通ってきました。


精神疾患を患っている方はわかるかもしれませんが、この後、障がい者求人をへて、正社員を狙うというコースを進もうとしていたわけです。



ところが、障がい者求人を見つけて障がい者雇用されたところで、今のビジネスを教えてくださった先生と出会いました。


先生に9ヶ月間みっちりとビジネスの基礎を教えていただき、現在はインターネットを利用した仕事をしています。



統合失調症のせいで集中力が切れやすく、一日四時間以上仕事をするとぐったりして体調をくずします。


ところがこれは実は強みだったんですね。


一日四時間しか仕事を出来ないということは、一日四時間以内の仕事量で普通の方より結果を出さなくてはいけません。



・効率化

・自動化

・システム化

・外注化



なんでも利用していいですが、とにかく結果を出さなくてはいけません。

私はこれに適性があったようでとことん考え抜いて、効率化を進めました。

また、外注化も積極的に行いました。


結果、今は一日三時間ほど働いて、月収30万円ほど稼ぐことが出来るようになりました。

今後も収入はまだまだ増える見通しです。



統合失調症で働けないというのが成功への足枷と思っていました。

ところが長時間働けないために、効率化を進める必要がある。それこそが私の強みだったのです。



最近は同業者の方々によく聴かれます。



「どうすればそんなに効率化ができるのですか?」



効率化ができるのではなく、効率化をする必要があったのです。

ビジネスにおいては、健常者も障がい者も関係なく結果を出さなくてはいけません。

なので、必死に考え抜いただけなんですよ。



そう答えると納得されます。



まさか、病気自体が私の強みであったとは。

病気である私を私自身、素直に受け入れることができるようになった今、体調を崩すこともなく、楽しく生活しています。



来月からは事務所も借り、二人ほど雇う予定です。




障がい者であることに絶望する必要はない。



その事を広めたい。

そのためにもっともっと稼いで事業を大きくしていこうと思ってます。

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