プロローグ
生まれて初めて書いた作品です。暇つぶしにでも読んでもらえたら幸いです。
2・3注意点を上げときます。
1.文才皆無な男が書いてるので、読みにくかったり文体が変な箇所があるかと思いますが温かい目でご覧ください。多分…いや絶対設定に矛盾が生じると思います。
2. 連載ペースですが、都合と筆が遅いので更新は気長に待ってください。
3. 学もあまりないの、地理や一般常識など間違ってても、ご了承ください。
西暦20XX年10月某日、大阪。
近畿地方にある大阪はかつて、「天下の台所」と呼ばれ、多くの人たちの活気で賑わい日本の主要都市として栄えていた。しかし、今その大阪の地は、至る所から大阪中を埋めつくさんばかりの沢山の人々の大声で溢れかえっていた。それは決して、ワールドカップの様な大規模スポーツイベントが行われているわけでも、海外からタレントが来日して、興奮した人々が上げている歓声などではない。空から飛来する、大量の血を欲する吸血鬼から逃げ惑う人々のあげる悲鳴・奇声である。
吸血鬼といっても、漫画や映画の類に出てくる様な人間の首筋に噛み付き血を吸う人型のモンスターの事ではない。本来であれば、体長数ミリ程の大きさであるはずの虫、「蚊」である。しかし今人々を襲う蚊は常識をはるかに超えた大きさで、虫と呼べた代物ではなかった。そんな蚊が、次々に人々を襲い生き血を吸っている。血を吸われた人々は、どんどん痩せこけてゆき、やがてミイラのような姿へと変わり果てていくのだった。
「ギャー、助けてくれーーー!」
「父さーーん」
襲われた人々が叫び声を上げている。そうこうしている内に、一人の女性が蚊に刺され
「い、嫌っ…動け無い、だっ誰か……助け…て…」
みるみると痩せこけながら、力無く叫んだ。が、誰の耳にも届く事は無く、他の叫び声等によってかき消されていった…
そんな異常な光景を見ながら、とあるビルの窓際で一人の人間が高見の見物をしていた。
その光景を見ながらその人物は、
「ふははははは、素晴らしい。いい光景だ!どんどん命が消えていく。もっと血を流せ冷徹な人間ども。文字通り血も涙もない人間と変わり果てるがいい。せいぜい命乞いか、神に祈るんだな!」
そう言ってその人物は再び高笑いを続けたのだった。
この光景は、日本を襲った大事件と、それに立ち向かい戦った人々の記録のほんの一部分に過ぎない。
プロローグなので短めです。