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 俺とロイとリックは侍女に連れられて王族や来賓など専用の食堂に行った。食堂はさすがと言うべきか当たり前に豪華で広いものだった。ロイの部屋のようなシンプルな上品さとは違い派手ではあるものの下品さを一切感じることもなかった。

 本当はここにロイの兄弟達王子や姫がいるはずなのだがかなり遅れてしまったせいか行った時にはもうは食べ終わったらしくいなかった。侍女達が片ずけを行なっている。

 そこで王と思しき人物が待っていた。


「待っておったぞ。ロイにリックそれと新入りの執事。挨拶は後回しで良い。とりあえず座れ」


 王はヒゲを生やした威厳のある顔で俺達を迎えてくれた。前に一応見た事はあるが近くで見るとすごく圧力がすごい。俺は情報屋の仕事で慣れているため大丈夫だ。ロイとリックを見てみると2人とも臆した様子もなく王の隣の席へロイ、リックの順番で座っていった。


「ん?フィー座んないの?」


 俺はロイに促されリックの隣に腰かけた。隣で王と喋っている2人を見てもともやはり臆する様子は


 ない。ロイは予想内だがリックは驚いた。


「フィー、もしかしてなぜ父上にリックが怖がらないのかって不思議に思ってる?それはね父上とリックは赤ちゃんからの付き合いだからだよ。いわゆる幼馴染だね」


 ロイがなぜ俺の思ってることが当たったのかは分からないが疑問に答えてくれたからよしとしよう。


「ガハハ、そうだな!リックと俺は幼馴染だ。リックのことならなんでも知っておるぞ。リックについて聞きたいときは俺に言うといいぞ。ロイに聞いたら何を対価に取られるか分からんからな」

「えぇーひどいよ。僕そんな事しないよ。ね、フィー?」


 ロイがこちらを見ながらウインクをしてくるのだが目が全然笑ってないのはなぜだろうか。


「さぁ、分かりませんね。俺はまだあなたと短い期間しか関わっていませんから。リックに聞いたほうがよろしいのではないでしょうか?」


 俺の無表情はまだ王には知られていないため笑顔で言った。俺に話をふられたリックは自分にくるとは思っていなかったのかすごく慌てふためいていた。その姿を見てロイや王はすごく笑っていた。

 ほのぼのとした光景だなと思いながら俺は椅子をリックからソッと遠ざけた。

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