表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/39

㉓話『アルバム』

「そういや、俺らって2人のアルバムって見た事ねえな」

「そう言えばそうですね、付き合って長い間になるのに」


そして2人は


「デートもなんか何すればいいか分からなくなってきたしな」

「そうですね、さすがに休みの日に何度もあるのは無理がありましたね、飽きはないんですけどすることが限られてきましたね」


2人は休みが合えば何度もあってしまったため、デートのある程度思いつくことはしてしまっていた。


「そうだね、たまにはアルバムを見て懐かしがるのもいいな」

「アニメやドラマでは大抵は完全に黒歴史が見え隠れしますけどね」


そう言って咲菜は苦笑いした。


「? そんなに恥ずかしい写真もあるの? 俺もあるにはあるけど咲菜になら見られてもいいかなって思うけど」

「そっそうなの? 私は見るのはいいけど……私の過去を見られると思うと緊張するんですけど、さすがに……ちょっと……でもみたいような気も」


それを見て優は笑いながら


「おお、それは俺もみたいなあ!! でもいやなら仕方ないかな! でもみたいなあ!」

「うう!! でも私もみたい! いったいどうすればいいんだああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

「見れば! 良いと思うよ!」


そんな意味のない会話をしていた。


「じゃあ歴史を振り返るような感じで見ればあまり恥ずかしくないかもな! そのうえで自分で解説!」

「え!」

「ダメ?」

「ええっと、いいですよ……」


微妙そうな顔をしながら咲菜は仕方なさそうに


「私もみたいカナ……」


と言って仕方なさそうに顔を赤らめた。


「よし! 見よう!」


そう言って2人はアルバムを出そうとした。


「……ここ俺の家じゃねえからねえな、持ってくるわ!」

「お願いします! それだけが私の救いです」


そう言って咲菜はアルバムを隠した。


「そっそんなに見られたくないの?」

「私は見られたくない過去もありますよ、だってよくあるじゃないですか、見られたくないものってありますよ! でも優君ならそんな羞恥プレイも大丈夫ですよ」


そう言って咲菜は


「じゃあ持ってきて!」

「うい!」


そう言って優は走って家に戻った。


「着いた! 俺のアルバム!」


そう言って優は自分のアルバムを片っ端から探した。


「アレ? 中学時代のがないぞ! ……そうか! どうでもいい思い出だったから廃棄したんだ!」


そう言って中学時代のしょうもない思い出をお別れしていたことを思いだした。

そして優は電話で中学時代の物だけがないと言うことを報告したら


『だったら優君が語ってくれると嬉しいかな!』


と言われたので


「でも前にも話した通りいじめられていたよ、あのクソ共に、あんな思いでは語っても意味がないと思うが」

「私が報復するために意味があります」


それを聞いて優は


「OK! 頑張って思い出すよ! いじめてきたがゴミや俺のせいにした先生は、前消えたな」

『楽しみにしていますね!』


そう言って優は電話を切ってあるだけのアルバムを咲菜の家に持って行った。

すると


「優様、貴方様の中学時代のアルバムをご用意させていただきました」

「何で條島さんが持ってるんですか、錬金術師ですか?」

「廃棄される前に私が買い取ったんですよ、あなたのことを調べるために」

「マジか、そいつはスゲエ」


そう言って優は素直に條島のすごさを褒めた。


「あなたに褒められても、まあいいでしょう、お嬢様は部屋におられますので」

「了解!」


そう言って優はそのまま部屋に行った。


「お父様とお母様が戻って来るまでまだ時間がありますが、さてはて、あの二人は喜びますかね、お嬢様のあの男が好きって言って信じていたが全然現れないせいで幻想ではないかと思ってるみたいでしたし」


そう言って條島は車で出かけた。


「さてと、私はいつものところに出かけますか、風俗に」


條島の風俗通いは止まらない


「條島さんどこかに出かけたみたいだね」

「いつもの風俗だと思います」

「何で君は知ってるんだい!」

「入って行くところを見ましたので、たまにうちにもデリバリーが来ますよ」

「年頃の女の子がいるしかも他人の家でなんて勝手なことをしてるんだ條島さん!」

「父と母の了解もとっているようですよ」

「どうやったらそう言う展開になるんだ!」

「父は風俗帰り、母やホストクラブ帰りの出会いが始めだそうですよ」

「何その出逢い方! お見合いとかじゃなくて!」


すると咲菜は


「そんな昔ながらのやり方で結婚するなんて古いですよ、自分の結婚相手を自分でもつけて口説くのもうちの教育方針ですから、でなければ会社の人を動かす身として不出来だ! そうです、昔から小井田家はこの教育方針で言ってるそうですよ」

「で、結婚できなければどうなるの? 他の優秀な人に会社を渡すの?」


すると咲菜は


「いえ、倒産です」


と真顔で言った。


「え、それじゃあほかの社員たちは?」

「全員リストラですね、会社が潰れるんですから、他の社員の人生を守りたいのなら必死で結婚相手を見つけなさいってことですよ」

「スゲエ、厳しいのな」

「私も趣味で小説は書いてますが本業は今の父の秘書ですよ」

「え、でも前に小説書いてないからって暇だって言ってなかった?」

「私は学生ですので今は積極的には働いていません、卒業するとさすがにあなたと同じ休みにしか会えませんが……ごめんなさい!」

「今も変わりないが、でもそれが普通だから怒る必要性もないよ」

「優しいのね」

「え、あうん」


そう言って優は思った。


(小説家は続けること出来るのか、こいつスゲエな)


と思った。

そして優は


「取り敢えずアルバム見よう!」

「そうですね!」


そう言って2人はアルバムを見て行った。


「あ、これは風俗通いがやめられなくて怒られた父です!」

「あ、俺が小学校の時のトイレの紙がなくて女子トイレから取れって先生に言われて仕方なくそうしたら問題になって親が謝ってくれた時の写真だ」

「何ですかそれ! 小学時代も相当ですよ!」

「え、俺のせいってことになって終わったから俺もその時は俺のせいだと思ってたけど確かに理不尽だよな、しかも言った先生がめっちゃ俺を軽蔑したし」

「取り敢えずリストに載せますね」

「君を怒らせると大変そうだね、他の人が」

「私は優君の人生を妨げるごみを消すためにやってしまってるんです、不可抗力です」

「そうだな、不可抗力だな」


そう言って優はスッキリしたように言った。

そしてアルバムに戻る前に咲菜は


「この教師名前は?」

「伊矢野」

「この教師をヤレ」

『ハ!』


そう言って男の声がした。


「何が起こるんだろうか」

「何もかもですよ」

「マジかー」


そして優は


「君の子のカッコいい写真は?」

「わたしが、えっと厨二秒だったころの写真です、家限定でしたけど」

「そっそうなんだ、学校では発揮しなかったんだ」

「学校はお嬢様学校だったのでちょっとしたことで退学になりかねなかったので仕方なかったんですよ、しかもその時の私は機関の手に追われている設定だったので他人を巻き込むわけに貼って思ってたんですよねー」

「成程! 理解した!」


そう言って優は微笑んだ。


「まあこれは俺の厨二病写真だ、俺の方が恥ずかしいだろ?」

「何このカッコいい衣装は!」

「それはマントと学生服を頑張って着こなそうとした結果このような残念な結果が出来てしまったんだ」

「え、でもかっこいいですよ、まあ学校では注意を受けそうな格好ですけどでもこういう恥ずかしいことの連続で私たちは大人になって行くんですよね~」

「こういう恥ずかしいことは極一部だろうけどな」

「そっそうかな」

「実はそうだよ」


それを聞いて


「家で済ませていてよかった~」

「な、お前はマシなんだよ、だってこれって正直そこまで恥ずかしくねえぞ」

「本当に?」

「おう、俺の方が恥ずかしいってことは言えるから」


そしても一度その服装を見て思った。

(だってこの格好ってタダの男装だしな)


と思いながら


「まあこれはこれでいいじゃないか! で、次が?」

「あ! そこは!」


そして見てしまうと

そこにはすごく目つきの悪い金髪の女の子がウンコ座りでコンビニの前にいた。


「……ごめん」

「良いんです、一途記でしたから」

「そうか」


そう言ってそのアルバムを閉じた。


「てかどんなことしてたの? 悪いことは?」

「いえ、特には、その格好にハマってただけなので」

「そんなことってある!」

「私が実例です」


その言葉に優は納得した。


そして


「いや~まさかこんなに歴史をが分かるとは、俺らの事もなんとなく分かってきた気がするな!」

「そうですね、私たちからしたらいいお話でしたね」

「そう言えば、今度クリスマスだし一緒に過ごそうぜ!」

「はい!」


そして2人は約束をして家に帰った。


そして優は思った。


「やっぱりサプライズはした方が良いかな……よし! いいものを買うぞ! クリスマスプレゼント!」


そう言って優は片っ端から女の子が喜びそうなものをスマホで確認したが


「アンマ分からん」


そしてスマホをなおした。


「仕方ねえ、尾貞にも意見を聞こう」


そして色々と尾貞にも意見を貰いプレゼントを買った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ