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22話『兄貴来る』

「はあ、彼女が出来てこんなに幸せになるとは、さてと、明日はデートに誘うかな、なんだか明日が来るのが最近楽しみになって来たよ、これもそれも咲菜ちゃんのおかげだ、ありがとう! 俺の彼女! ありがとう! 咲菜ちゃん!」


そんなことを言っていると


「アンタ明日予定開けておきなさい」


とお母さんが入ってきた。


「!! 何でいつもノックせずに入って来るんですか? で、何で?」

「卓が帰ってくるのよ」

「そうなの? アニキが? 離婚?」

「アンタって本当にサイテーね」


と見下すようにお母さんが言った。


「何でそんなに俺にはあたりが強いの?」

「弱いから」

「酷くね?」

「酷くない」


と言ってお母さんは優に答えさせなかった。


「でもなんで帰って来るの? まさか! 子供の面倒見ろって言うんじゃねえだろうな! そして結婚するなら慣れとけとかいうんじゃねえだろうな! そう言うの俺嫌いなタイプだからな! そうやって自分のやるべきことを押し付けんじゃねえ!」

「まだ何も言ってないのにこの被害妄想は何とかならないの? ちょっと引くわよ」


そしてお母さんはため息をつきながら


「その通りよ」


と言って


「嫌だあああアアアアアアアアアアアアアアアアアア!! まだ自由でいたいいいいいいいいいいいいいい! 子供の面倒ってスゲエ大変だろうに! どうして俺がああああああああああああ! まだやりたくなああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアい」

「童貞が、それぐらい耐えろよ」


と完全に見下すように言った。


「だって! なんか怖いじゃん! ちょっとしたことで虐待とか言われたら!」

「大丈夫、ちょっとしたことがあったら私がアンタを警察に突き出すから」

「よし逃げるか!」

「無駄よ、あんたをこの部屋から出すわけないじゃない」

「無駄だ! 女の力ではこの男である俺の力は抑えられるわけがない!」


そう言って優はお母さんに突進した。

そして


ドス!


その場で叩きつけられて抑え込まれた。


「女を見下す上にその見下した女に抑え込まれるなんて、惨めな男、その惨めな自分を鏡で見てみなさい」

「あ、本当だ、惨めだ」


そう言って優は惨めな自分を鏡で見た。


「分かる、あんたみたいな雑魚なんて、もう誰にも勝てないのよ、あの人気者の咲菜ちゃんを勝ち取ったのは奇跡そのものよ、だからその奇跡を起こし続けたいのなら、姪の面倒ぐらいはちゃんと見なさい」

「……はい」


そう言って優はそのまま話を飲まざる負えなかった。

だが、


「ふふふ、出て行ったようだな、まだ手はあるぞ! いでよ! 咲菜ちゃん!」


そう言ってラインでメッセージを送った。


『咲菜! 今から俺をヘリコプターで連れ去って!』

「これで良し、なんかどこかで聞いたようなセリフをもじったようになったが大丈夫だろう」


そして返事が返ってきた。


『はい! ではもう誰もいない場所に行きましょう!』

「おお! これは! 童貞卒業フラグ!」


ドス!


目の前が暗転した。


……

………

…………


そして目が覚めた。


「? アレ? ここ何処?」


そこは気の小屋のような場所だった。

そしてすごく空気がおいしかった。

すると体が縛られたようで、全く動かなかった。


「あ、目が覚めました?」

「? 咲菜ちゃん? どうして俺縛られてるの?」

「他の女の目に移さないようにするためです」

「? 俺のような童貞にはそんな奇跡はあの田波とお前以外はあり得ないと思うが?」

「不安なんです」

「そうなの?」


そして咲菜は包丁を持って


「だから優君は私が独占しちゃいます」

「? そうなの? でもこれじゃあ俺大好きなアニメグッズが揃えられない、さすがにそれだと俺もおこ……」

「私が買ってきます、もうお金の心配もしないでください、私が稼ぎますので、だからあなたは私だけの優君になってください、貴方のことを女の人が見ると言うだけで私がもうおかしくなってしまうんです! それが本当に嫌なんです! 怖いんです! あの田波さんのときだって私不安だったんですから! だから本当にあなたを私だけの優君にしたいんです! 分かってください! 分かってくれますよね! だって私の優君なんだから! だからあのラインを見たとき嬉しかったんです! 連れ去ってって言ってくれて! まさか優君がそれを望んでくれるなんて思わなかったんです! 本当にうれしかった! だから私は優君とこうやって子供を作って美味しいご飯を優君が作ってくれてそして2人だけの時間をいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでもいつまでも!! 続けるんです! 私の言いたいことわかりますよね! だからあのラインのメッセージを送ってくれたんでよね!」

「……マジで? アニメグッズとかもお金も君が? まあ専業主婦になるから結局俺の金ではなくなるわけか、そう言うと今の状態はすごくいい状態なのか、うん! 良いな! さっきのラインはそう言う意味ではないが、うん! よっしゃ! このまま過ごすか!」

「本当ですか! うれしい!」


そして2人はいつまでも誰もいなそこで暮らした。

咲菜は小説で儲けたお金で町に出るぐらいでほとんどの者は優と咲菜がそこで暮らしていることは知らなかった。


そして優と咲菜の間に6人の子供が出来て

咲菜と優が死んだあと

警察が見つけて皆咲菜の教育のおかげで社会に苦労もなく溶け込めた。


HAPPY END?


*************************************************************************


別ルート


『咲菜! 俺がこのままじゃ兄貴の子供のおもちゃにされちまう! 助けてくれ!』

「よし、これで咲菜は俺を助けてくれるだろう」


すると


『はい! 私も一緒に面倒を見ていいですか!』

「……? マジで」


優は結局卓の姪の面倒を見ることになった。

そして次の日


「お邪魔します!」

「あら~咲菜ちゃんはうちの息子と違って積極的でうれしいわあ!」


そう言ってお母さんは喜んでいた。

優はゲンナリしていた。


「いやだ、あいつらのおもちゃにのあるのは~」

「それはあんたがあの子たちに舐められてるのよ」

「何で! 俺そんな侮られることしたかな!」

「アンタが童貞だからじゃない?」

「それを子供が知ってるわけねえだろうが!」


するとお母さんは


「いや、前近所の子供がその単語発してたわよ」

「うわー」

「まあ、あんたの気持ちは分かるわ、私もそれを聞いて同じ気持ちになったから」

「世も末ですね~」


そう言って3人は笑っていた。


「で、兄貴はいつ来るの?」

「もうすぐ来るわよ、お茶でも入れなさい、咲菜ちゃん! お茶でも飲んで待っててね!」

「あ、私も手伝います!」


そう言って2人はお茶の用意をした。


「ありがとう、咲菜ちゃん」

「良いんですよ、優君と一緒に長くいたいですし」


と照れながら言った。


「おお、なんか顔が高揚してもうた」


と優も照れた。


そして、


ピンポーン!


チャイムがなった。


「あ、来た……」


優はテンションが急に低くなった。


そして


「母さん、ただいま」

「お帰り、ってもうすぐに旅行行くんだっけ?」

「ああ、じゃあ、由美の事頼んだよ」

「はいはい」

「ちょっと待て」


卓とお母さんの会話に優が割り込んだ。


「? 何だ、愚弟、いたのか」

「その愚弟って言うのも気になるが、まずはお前が娘を俺に押し付けて旅行を満喫する話が気になるな、お前は自分の子供を預けて楽しむつもりか! この野郎が! S○Xしたならちゃんと面倒見ろや!」

「ち、うぜえ」

「いいじゃない、あんたみたいな仕事もろくにこなせない屑に押し付けて出来る人間が楽をすることの何がいけないの? 昨日も言ったけどあんたはもうちょっと自分がクソなことを気にしなさい」

「何故だろうか、ダメージが、精神ダメージが酷い」


優はグサグサと精神が抉られていく、


「あのー」

「?」

卓は咲菜の方を見た。

そして


「あの子誰? 何であんなかわいい子が家に……」

「紹介します、俺の、彼女です」


優は自慢げに卓に言った。

卓はスマホを出して


「もしもし、警察ですか?」

「おい! 何だそれは! 俺が何したって言うんだ!」

「身の程知らず罪」

「何だよそれ! 俺だって可愛い彼女が出来るってことだ!」

「すぐに向かうそうだ」

「何で警察は重大なことでは動かねえのにそんなしょうもないことで動くんだ!」


そう言って優は文句を言っていた。


「あの? 本当ですよ」


咲菜は卓に言ったが


「いや、それが本当でもこいつのやった身の程知らずは限度を超えた、だから捕まるべきだ」

「まあわからなくないけど、それじゃあ、私の産んだ子に犯罪を犯した子が出るんだけど」

「ち、仕方ない、もしもし、勘違いでした」

「何! 仕方ないって何!」


そんな言葉を無視して


「じゃあまたお話ししよう、咲菜さん、では由美をよろしくな」


そう言って由美を置いて行ってしまった。


「よろしくお願いします」

「あら、ちゃんとあいさつできるのね、私名前は小井田咲菜って言います、よろしくね」

「お婆ちゃんだよ~」

「はあ」


そして由美は


「えっと、おじさん、彼女出来て良かったですね」


と目を逸らしながら言った。


「ねえ、由美、何で目を逸らすの? 酷くない?」

「えっと、おじさんに彼女が出来ないと思ってたから」

「何で正直に答えるの? 君?」


そして由美は咲菜と一緒に台所に行った。


「はい、お茶どうぞ」

「ありがとうございます」

「あら、ちゃんとお礼が言えて偉いわね、うちの優とは大違い」

「俺と比較すな」

「子供に比較されると言う屈辱を味わうがいいわ」

「マジかー」


どうしようもなさそうに優は困った。


「咲菜お姉ちゃん? どうしておじさんの彼女になったの?」

「え?」

「だっておじさんって、オタクでキモくて部屋には子どもが見れないような危ない物をたくさん持っててアニメのキャラクターのことを嫁って行ったり独善的で自分勝手で勉強も出来なくて仕事もろくに出来なくて給料も安くて年がら年中休みたい休みたい仕事したくない、俺が出来ないのは世間が悪いだとか何もしないで幸せになりたいとか、宝くじ当てて楽したいとか、女とエロい事したいとか、無駄な人生最高とか色々な屑底辺の言葉を連なれるようなすごく大人として尊敬できなくてもはや反面教師にしか役に立たなさそうなのに、何でそんなダメの代名詞みたいなおじさんの彼女になったの?」

「流石だわ、ここまで優の屑っぷりを把握してるなんて! きっと大物になるわ」

「俺もうそろそろ泣いてもいいでしょうか?」

「心に刻みなさい、若干5歳の女の子にあんたという存在がいかなる人間かが完璧にばれるようなことしかしていない自分の人生を悔やみなさい、そして自分と言う存在を恨んで生きていきなさい」

「酷い! そんなこと言わなくてもいいじゃないか! 何なんだよ! 由美もお母さんも!」

「大丈夫ですよ、私は何があっても優君の味方ですから」

「咲菜! お前だけだ! 俺を優しくしてそして愛してくれる子は!」


そして咲菜は由美に


「お姉ちゃんはね、あなたのおじさんの約束を必ず守って私と再開するまで彼女を作らなかったところや優しいところ、自分の考えをはっきり言ってくれるところ、私の意見を聞いてくれるところ等々に対して私は優君のことを愛しています」

「ううう……さきな~」


すると由美は


「ダメだよ! お姉さん!  お姉さんまでこの男の呪縛に入っちゃ! 私たちは血縁に生まれたから覚悟はできてるけどお姉さんは関係ないんだから自殺行為はやめて! お姉さんにも楽しい人生が待ってるんだから!」

「由美ちゃん? 俺のこと一体なんだと思ってんの?」

「人の人生を狂わす化け物!」

「そんなふうに思ってんの!」

「私が教えたわ」

「お母さん! 若干5歳の姪に名に教えてんの!」

「卓だってあんたには出来るだけ近づいちゃダメって言ってるわ!」

「じゃあ今日預けたのはなんでなんだ!」


そう言って優は文句を言い続けた。

結局優の暴言で一日が終わり

そして結局優は関わることなく咲菜が由美の面倒を見て遊んであげていた。

むしろ由美が優と一緒にいることを拒んだ。


「俺はどうしてこうなった」

「今までの人生を後悔していきなさい、それがアンタの人生よ」

「嫌だ! 咲菜ちゃんと楽しく生きる!」


そう言って優は部屋にこもった。


でも晩御飯はちゃんと食べた。

咲菜は卓が由美を迎え来た後帰った。


「咲菜と仲良くなって結構なことだ」


優は取り敢えずプラス思考に考えないと耐えられなかった。


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