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⑬話『パチモン』

「さてと、ハードと一緒の者が売ってなかったからソフトとハード別々に買う羽目になったがまあいいか」

「そうですよ、買えたんですから、確かに一緒についてくるものと買うと安くなりますが……」


限定販売の為数量がもうなく、優と咲菜はソフトと別にハードを選んだ。

カラーは無難にブラックである。


「さてと、始めますか、最新のソフトで二人で遊べるってのが楽しみ過ぎる」

「……これ違いますね……」

「え、何が?」

「このソフト、パチモンですよ」

「はい?」


そう言って優はソフトを見た。


「おいおい、ちゃんとこのソフトだぞ? 何言ってるんだ?」


優は焦ったが最近のソフトの為安心したように言った。

だが咲菜は


「はい、確かにそのソフトの名前は最近発売された物と同じタイトルのように見えますが良く見てください」

「うん?」


そう言って良く見ると


『モンスター娘ハンターワールド』


と書かれていた。

特に娘の部分が小さすぎて最初は読み取れなかったみたいだ


「……何これ? パチモン?」

「みたいですね」


2人は呆然とした。


「えっと、取り敢えずやってみます?」

「え、マジで、タイトルからして嫌な予感しかしないんだけど?」


と言いながらソフトを遠くへ置いた。


「でもせっかく買いましたし、やらずに決めつけるのはもったいないんじゃないですか?」

「まあ、そうなんですけどね、でもハンターって、しかもモンスター娘を? 何か殺人ゲームにしか見えないし、むしろサイコパス感が半端ないきがする……」


と不安そうに言った。


「まあまあ、やってみてダメなら別のゲームを買ってやればいいんじゃないですか?」

「そっそうか? まあやってみようか? 確かに少しやってみたい感が出て来た、よし、やろう! 案外スゲエ面白いかもしれない!」


とポジティブ思考になりやってみることにした。


「じゃあさっそくプレイだ!」

「はい!」


そう言ってソフトをハードに入れてさっそくプレイしてみることにした。


『設定してください』

「「ソフトのインパクトのせいで忘れてた」」


そしてハードの設定にまず取り掛かった。

そして


「やっと始まった」

「どんなゲームでしょうか?」

「タイトル通りだろモンスター娘を狩るって意味だけど、なんかスゲエやりにくいタイトルのゲームだな? もしかしてギャルゲーなのか?」

「でも協力プレイが出来るみたいですよ? ギャルゲーで協力プレイはないでしょう?」

「まあ、そうだな」


するとキャラクターメイキングに入った。


「なんかもう完全に某ゲームと同じシステムで怒られないかが心配だ」

「これぐらいならどんなゲームでもよくありますし怒られることはなかなかないんじゃないですか? タイトルは完全に付け加えた感があるので怒られそうですけど」


と2人は自分のキャラを取り敢えず作った。


「でどんなキャラにしたんだ?」

「えっと、私はこれです」


そう言ってみると女のキャラクターでメイと言う名前の可愛らしい女の子であった。


「へえ、可愛いじゃん」

「ありがとうございます! 優君はどうしました?」


と言って優のキャラクターを咲菜は見た。

優のキャラクターはポン酢太郎丸という黒人の両目に傷があり二つとも白目の逆立った青髪であった。


「すごいインパクトのあるキャラクターですね、何族ですか?」

「え、大体みんなこんなもんじゃね?」

「名前もポン酢太郎丸って、ポン酢好きなんですか?」

「いや、そこまで好きではないな」

「では何でその名前を?」

「え、さあ?」


優もそこまで考えずにつけた名前だった。


「まっまあ! さっそくはじめましょう!」

「そうだな!」


そう言って2人はゲームを開始した。

そして初めに村長が話しかけてきた。


『ここではモンスター娘を惨殺して生活が送られている、お主たちもモンスター娘を惨殺して立派なハンターになるんじゃ!』

「さっそく村長がとんでもねえこと言いだしたぞ、完全にR18枠のゲームにしか聞こえねえよ、何でこれが全年齢版なんだよ?」


と呆れながら優は言った。


「どうしよう、ごめんなさい、私がやろうなんて言ったために……」


咲菜は申し訳なさそうに言った。


「だっ大丈夫! もしかしたら案外おふざけ系のゲームかもしれねえぞ? だって全年齢版なんだぜ! そんなゲームが発売されてるってことは発売元もちゃんと分かってるんだって!」

「優君……ありがとう!」


と言って優は咲菜に希望を与えた。


『さあ、ここから依頼をこなすんじゃ!』


そして依頼文を読むと


『生肉を3個持ってくるんじゃ!』


という依頼だった。


「ここからも何もこれだけしかないんだが?」

「えっ選ぶしかないですね……」


そう言ってその依頼を受けた。


『さあ行くんじゃ! ハンターよ!』

「そういえば咲菜はどんな武器にしたの?」

「私は前からガンランスですが?」

「これってほとんどあれと同じ感があるよね、ちなみに俺は大剣だ」


そう言って2人の初依頼が始まった。


『ここは支給品じゃ! 遠慮なく使え!』

「どうしてこんなにもあのゲームと似てんだこれは?」

「絶対に怒られそうなゲームですね、今考えると娘の部分も小さすぎて読めませんでしたし完全に買う側を騙して躱せる処方にしか見えませんね……」


そう言って2人は支給品を持って行った。

そして草原へ出ると


『あははははははは! お姉ちゃん待って!』

『ほらほらここまでおいで!』

『このモンスター娘を殺るんじゃ!』

「「!!」」


2人は唖然とした。

そこには仲睦まじい2人の姉妹モンスター娘がいた。

するとモンスター娘二匹は2人に気づいた。


『おっお姉ちゃん! ハンターだよ!』

『シッシロ! にっ逃げてええ!!』


姉は慌てながら妹を後ろにやり逃がそうとする。


『2人とも! 何をしとるんじゃ! さっさとそのモンスター娘を殺らんと逃げられてしまうぞ! 生肉の入手が出来んぞ!』

「「え!! この二人から生肉取るの!」」


2人はドン引きしながら言った。


「あ、もっもしかしたら話をして生肉を貰うんじゃ?」

「え、でも村長は殺れって言ってんだけど?」

咲菜は理想を言ったが

優は現実を言った。


「だっ大丈夫です! きっとボタンで話し合えるんですよ! これはモンスター娘と触れ合うスローファンタジーなんですよ! でなければ全年齢版なんてできませんよ! 破ると完全に犯罪ですよ!」

「え、ああ!! 確かにそうだな! そうだ! 村長がおかしいだけでモンスター娘と触れ合ってそして最後には和解して皆と仲良く生活する素晴らしいゲームなんだ! きっとそうだ!」


そう優も理想を言い出した。


『グルルルルルル!!』

『お姉ちゃん、怖いよ……』


二匹は完全に二人を警戒していた。


「だだっ大丈夫! おっ俺から行くよ!」

「がっ頑張ってください! 優君!」


そう言って優は2人に近づいた。


『こっ来ないで! 妹には手を出させないんだから!』

『おっお姉ちゃん! にっ逃げようよ! 怖いよ!』


そして優は


「だっ大丈夫、俺ならこのボタンで話すことが出来るはずだ! 自分を信じろ!」


そう言って優は三角ボタンを押した。

すると優のキャラクターポン酢太郎丸は大剣を持ち上げて振り下ろした。


「へ?」


ズバン!

ブシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

モンスター娘の姉は真っ二つになった。

そして夥しいと言わんばかりの血が溢れ出た。

その血は全てハンターと妹に降り注いだ。


『おっお姉ちゃん……いやあ、いやぁ……』


震えながら妹のモンスター娘が涙を流していた。


「あああ……ちがう、俺のせいじゃない……」


優も震えながらコントローラーを握っていた。


『返せ……返せ……お姉ちゃんを……返せえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!』


悲鳴のような声を上げながらモンスター娘はポン酢太郎丸に立ち向かった。

それを見ていた優は


「これも定めか……」


と諦めながらコントローラーの操作をしなかった。


『死ねええええええええええエエエエエエエエエエエエエエ!!』


ポカポカポカポカポカポカポカポカポカポカポカポカポカポカポカポカポカポカポカポカポカポカポカ!!


「止めろその音!!」


そう言って優はコントローラーを叩いてしまった。

その衝撃で○ボタンが押された。

その操作によりポン酢太郎丸は大剣を横切りした。

ズパン!

モンスター娘の妹はそのまま胴体が真っ二つになった。


『ああ……あ』


そのまま上半身は地面に落ちた。

そして


『殺せええ……殺してえええ……』


涙を流しながら目に生気を無くしながら息を荒くしながらモンスター娘は血を流しながら言った。


「今楽にします」


優は震えながら三角ボタンを押してそのままとどめを刺してあげた。


「まさか、こんなにつらい思いをするゲームをすることになるなんて……」

「そうですね……でも某ゲームも言葉が分からないだけでそんな……ゲームなのかもしれませんね……」


と咲菜は俯きながら言った。

それを見て優は思った。


(そうか、小説家だから色々な観点から見て感情移入するのか、俺は物語を書いたことがないから分からないが、咲菜はそれを仕事にしている、この子といると様々なことが分かる気がしてすごく楽しい……)


そして優は言った。


「これ、ちゃんとやってみようと思う」

「優君」


咲菜は優を見つめた。


「俺たちは言葉も表情もモンスターから見ることなくあの某ゲームで普通にモンスターを殺している、だがもうちょっとこういうゲームをして考えていた方が良かったんだろうな……このゲームを買って、良かったのかもしれない」

「……そうですね、やりましょう」


そう言ってゲームの続行を決意した。

すると

ボトン!

音の方にカメラを向けると


『メイ……シロ……どうして……何で……』


そこには籠を落していた女の人がいた。

どうやらさっきのモンスター娘の母親らしい


『そんな、いやぁ……いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!』


発狂するような声を上げて娘たちの元へと走って行った。


『待っててね、今そっちに行くから』


ザク!

そして母親は戦うことなく自分の首をナイフで切り裂いた。

ブシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!

そのまま血を吹きだしながら倒れた。


『依頼達成! 生肉を三つ納品成功!』


「「……」」


『いやあ、いい惨殺っぷりだった! この調子でこの世からモンスター娘を消し去って、人間だけの世界を生み出し奴らはワシらの肥やしにするんじゃ!』

「この村長殺せねえかな?」

「ダメです、攻撃ボタンを押しても全く攻撃する気配がありません」


優も咲菜もさっきから三角ボタンと○ボタンを連打しているが話しかけるだけであった。

そして、諦めて


「仕方ない、また依頼を受けるか……」

「そうですね……」


取り敢えず依頼を受けた。


「てか本当に娘以外はあれとほぼ同じで怒られそうだな……」

「そうですね、全年齢版という観点もおかしいですし、本当に大丈夫なんでしょうかこれ?」


と言って取り敢えず2人はプレイした。


「おい、さっきのクエスト以外はこのクエスト以外ないってどういうことだよ」


『3匹のモンスター娘の一匹を狩れ!』


見た感じ非常に難易度の高そうな以来であった。


「これっていわゆる糞ゲー?」

「かもしれませんね、あの残虐性といい、このいきなりの難易度といいもう滅茶苦茶な感じがしますね」

「しかも内容も書かれてねえし、まあやるけど……」


そして優はそのクエストを受けた。


「まあ、確かにこのクエスト受けないと装備品も武器も強く出来なさそうですしね……」


と仕方なさそうに咲菜も同意した。

そしてアイテムを今あるお金だけで何とか整えた。

ちなみに


「何だこの聖なる石ってのは? 6万xって高くない?」

「内容は……この石は聖なる石で聖なる加護があります、それはきっとあなたを守ってくれるでしょう、高いですが損にはなりません、この石をモンスター娘にぶつけて迫害しましょう……」

「ただの石じゃねえか! 何でそんな詐欺みたいな商品が普通に出品されてんだよ!」

「まあこんなゲームがあの某ゲームと並んで売られてるぐらいですからね……」


納得がいかない商品も売られていた。


そして依頼に出かけた。


「そう言えば、某ゲームは縄張り争いがあるがこのゲームもそうなのか? なら3匹出てきても縄張り争いでダメージを負ってそうだな……」

「そうですね、そこまでパクッてそうですね」


と2人はステージを進んだ。

すると


『誰よ! その女! イヤ!』

『チッ違うの! ウスちゃん! これは!』

『いや、誤魔化す必要はない! お前にはもう用はない! この場から立ち去れ!』

『止めて! クックちゃん!』


3匹のモンスター娘が争っていた。


『その女はなんだ! 私と言う者がありながら! 君はそんなビッチだったのか!』

『違うの! そうじゃないの!』

『君にイヤは幸せに出来ない! 立ち去れ!』

「縄張り争いって言うか、ただの修羅場になってるがこれ……」


と優が見た感じを言うと


「取り敢えずクックちゃんが腹立ちます」


と咲菜は言った。

それを聞いて優も


「確かにこいつなんか俺に文句言ってくる奴らに似てるような気がする……よし、ウスちゃんの味方しようぜ!」

「そうですね!」


2人は意見が合致して2人でクックを狙うことにした。


『死ねえええええええエエエエエエエエエエエエエエ!!』


ウスはクックを持ち上げてそのまま投げ飛ばした。


『クックちゃああああああああああああああああああん!! 止めて! 私のために争わないで!』

『離すんだ! イヤ!』

「くらええええええええええええええええええええええええ!!」


優は大剣を振るい


「おりゃ!」


咲菜はガンランスの龍撃砲を放った。


『がはああああああああああああ!』

『うそ、ハンター……いやああああああああああああああああああああああ!! クックちゃあああああああああああああああああん!』


焼けながらクックは動かなくなった。


『さあ! 服を脱げええええええええ! 調教してやる!』

『止めてええええええええええ! ウスちゃあああああああああああああん!』


そう言ってそのままウスはイヤを引ん剝いた。


「「え、」」


2人は呆然とした


『さあ、突き出せ!』

『止めてえええエエエエエエエエエエエエエエ!!』


そしてそのままウスがイヤに乱暴を働いた。


『そら! 良い声でな……ブツン!


それを見た2人はハードからディスクを取り出して


「「こんな趣味の悪いゲーム二度とするかあああアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


バキン!!

と叫びながらディスクを投げ捨て破壊した。


『モンスター娘ハンターワールド 某ゲームと挟むようにして発売! レジの際表示も某ゲームと同じ名前で映るから店員も気づかないぞ! ぜひご家庭で楽しんでください! お値段は8980円+税! 

ぜひお買い求めください!』



2話し書けなかった、

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