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命の灯火を

作者: 萩原 サユリ

突然ですが。




みなさん、私と一緒に、『いのち』について考えませんか?






私の本当の名前は、すずねといいます。

「なんだよ、いきなり」

と思われるかもしれませんが、私的には特に悪意はありません。ただ単に、本名のほうが親しみやすいかと思っただけの話です。



それはさておき、先程も言ったとおり、私と一緒に『いじめ』について考えませんか?


やーだよ、という方は、お話を聞いて頂くだけでも結構です。

それでも、嫌だ!という方は、戻って頂いて結構です。

それでは、聞いて下さるという方にのお心に感謝して、話させて頂きます………………










私の友達に、Aさんという女の子がいます。(名前は伏せておきます)

彼女はとても明るくて、人当たりがよく、誰にでも気楽に話しかける子でした。



しかし、そんな彼女は、もうここにはいません。


なぜいないのか?もう勘付いた方もおられるかもしれません。

私は、彼女が行った行為の動機を知っています。でも、敢えて言いません。

…私が辛くなってしまうから………。


私が中学2年生の時だったと思います。

Aさんが、話しかけてきてくれました。

その時、何て言われたかは、もう覚えてません。覚えていたら良かったのにな…。

とにかく、その日から私とAさんは友達になりました。

私は、一瞬で彼女の事が好きになりました。いや、気に入ったと言うべきでしょうか?

とにかく元気な子で。クラスのムードメーカーだったと思います。男子も女子も、彼女を好いていました。

授業中、寝ていることがしょっちゅうだったと認識しています。私が見るたび、彼女は寝ていました。その度に先生に起こされ、ゆったりとした動作でシャーペンを握ります。ちなみに寝顔も可愛いんです、Aさんは^ ^



修学旅行の日、彼女が私に言ってきたんです。


『ねえ、ボカロ、好き?』


私は当時好きだったので、


『うん!』


と、答えたと思います。そしたらAさんは、


『今度、CD貸してあげる!』


と言いました。もちろん、借りるつもりでした。


リーダーシップがあり、平等に扱ってくれるAさんは、私の私淑でもありました。

彼女のような、周りまで笑顔にさせる子になりたいな、とも思いました。ええ、毎日。



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