Sleep love
すごく短いのを書いてみました(*^▽^*)
制服の君。
私服の君。
体操服の君。
授業中の君。
休み時間の君。
部活帰りの君。
どれも、全部、かっこよくて。
君のふわふわとはねる髪が、風に揺れる。
全部、全部、好きで、大好きで__
それでも、この気持ちを、伝える事は、許されないらしい。
暗い暗い空間に、少し遠くに、君が見える。
うちは走る。走って走って、でも、ずっと届かない。
名前も何度も呼ばれてるのに、届かない。
なんで?どうして?
「羽癒」
何度も、そう優しく呼んでくれるのに___
******
岨伽28年.5月28日.午前7時00。
遠山羽癒は
空へと、旅立った。
暗い暗い空間に君がいたのは、君がずっと、私の手を握っていてくれたからで・・・。
名前を呼ばれてたのは、その時ずっと、呼んでくれていたから。
・・・でも、うちはそれに答えられなかった。
そして、逝ってしまった。
今、君は泣いてる?
それとも、泣いていない?
・・・泣いてたら、やだなぁ。
その、綺麗な瞳がぬれるのはうち、すっごくやだ。
だってね?
うちは、君にずーっと笑っててほしいから。
君の無邪気な、あの笑顔が、ずーっとあってほしいから。
あのね?実はね__
あのね__
「羽癒、好きだよ」
そう言って、君は私を抱きしめた。
あのときのぬくもり、忘れない。
すっごく温かくて、気持ちよくて、その時には、多分少しぐらい意識は戻ってた。
だけど、私は負けてしまったの。
ごめんなさい。
でも
「あ り が と う」