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いつも通り?(学校)

 そんなこんなでとりあえず学校に到着した。


「じゃ、兄貴。また後でね!」


「おう」


 流石に小説なんかのように双子そろって同じクラスになったりするようなことはなく、俺と森羅は別々の教室へ入っていく。


「もー!祐司め!また今日も仲良く森羅ちゃんと登校かよ!羨ましいぞ!このこのっ!」


「止めろよ。だいたい、俺達は兄妹だぞ?仲が良いって言ってもお前の妄想のような関係じゃないわ!」


「へっ!どーだかね!あんな可愛い妹と二人きりで生活してるんだ・・・。どうせ同じ布団の中で寝起きしてるんだろ!?」


 こいつの名前は奈射洲蛾居ないすがい。本名かどうか疑わしい名前だが、一応本名らしい。

 名前の通りのイケメンであるのだが、性格が破綻している残念な奴だ。


 勘が良く、度々ドキッとさせられる。

 今日の発言も適当なのだろうが、半分当たっているのが恐ろしい(起きたとき妹が進入していたという意味で)。

 だがまぁ、こんな奴でも俺の数少ない(本当に少ないのかどうかは微妙)友人の一人だ。


「はぁ。んなわけないだろ?」


「妹フラグか・・・。だがそのシチュならやっぱ年上のお姉さんだよな」


 俺達の話に割り込んできたこいつは中山連太郎なかやまれんたろう。こいつを一言で表すなら、変人。もしくは謎。と言うのがしっくり来る。

 先ほどの発言通り完全なオタクだが、妙な知識を持っていたり、高い運動神経を持っている。こいつも蛾居(面倒だから以後ガイ)とは違った意味でもったいない奴だ。


「いや、でもさ!森羅ちゃん可愛いし妹でも手を出しそうじゃね!?もうなんて言うか・・・ぐふふっ」


「ま、分からないでもないがね。しかしその人物キャラによって重要なタイミングという物があるのだよ」


「んー。たとえば?」


「そうだな。妹と言えばやはり、寝顔や可愛らしく喜ぶシーン等がいいんじゃないか?個人的意見だがな。しかし双子となると年が近い・・・。また少し違うシチュが必」


「おいお前ら・・・。何、人の妹ネタにしていかがわしい話をしてるんだ?」


「おっと、そろそろ予鈴がなる。席に着かねば!」


 そう言うと中山は無駄に高い身体能力を使い、バック宙で自分の席へ一瞬で戻る。本当にこいつは逃げ足が早い。

 まあ、このクラスになってから既に三ヶ月。こんなことではもう誰も驚かないほどに、いつも通りの光景となっていた。


−−−−


 その後、授業はいつも通り坦々と進み、今は昼休み・・・。


 この学校。敷地はなかなか広いのだが、残念ながら食堂がない。弁当などを持たない学生は購買でパンを買うかコンビニで何かを買ってくるのがほとんどなのだが、俺の場合は・・・


「あ!兄貴、こっちこっち!」


「悪い。遅くなった」


「や!森羅ちゃんに琴葉ちゃん!」


「こ、こんにちは!奈射洲くん。祐司くん。れ、連太郎くん」


 このこは、宮野琴葉みやのことは。森羅の一番の友人らしい。ほかの二人は知らないだろうが、中山に気があるらしいが、恥ずかしがり屋で、こうして食事を一緒にしていてもほとんど話したりすることはない。

 森羅に相談することも度々あるようだが、なかなかうまくいかないようだ。


 昼食はだいたいこの五人で食べる。内、四人が弁当で一人が購買のパンだ。

 もちろんパンなのはガイだ。中山は奴の特殊技能の一つに料理も含まれているので、七割程度の確率で弁当を持ってくる。


 昼食が終わり、皆でしばらく話をしたりした後、午後の授業を受けるため教室へ戻っていく。


 これもやはり、いつも通りの日常だ。

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