怪物と花少女
掲載日:2023/10/07
次元航空装置。
それらに飛び込んだどこかの誰かがいた。
罪人として、別の次元に、別の宇宙に流された、意思を持った植物。
それは、とある世界へたどり着く。
豊富なエネルギーの満ちた世界に。
けれど、そのエネルギーを活用する者がいない世界に。
そこにいるのは人間だけ。
植物は一人ぼっちだった。
自分と会話できる存在がいれば。
そう思った植物は、人間に豊富なエネルギーをぶつけてみた。
そうしたら、一人の女怪物が誕生。
植物は喜んだ。
これで、誰かと会話ができると。
けれど、怪物は人間達に迫害されて、一人ぼっち。
心を閉ざしてしまったから、そのせいで怪物としての力も満足に使えない。
会話できるはずのものとも、話せない。
「どうして私はみんなと違う怪物なのだろう」
愚痴と称して植物に話しかける怪物を、見ることしかできない。
だから。
「私は、なんて残酷な事をしてしまったのだろう」
その植物は、自分がしてしまった事を後悔するしかなかった。




