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〈プロローグ〉
ある日、町の中の街頭ビジョンで見たんだ。
ステージの上で輝く、5人の女の子を――。
その時、私はセンターでマイクを持ち、歌っているボーカルに釘付けになった。
あぁ…綺麗な歌声だな…私もいつかこんな風に…なんて、高望みしすぎだって分かってる。でも忘れられなかった。
それから五年が過ぎ私は高校生となり、憧れのバンド活動をすることになった。
あの人たちのようなライブは出来ない。でも、皆を楽しませることは出来る。
今日も私たちのライブが始まる。
『さぁ!パーティーを始めよう!!!』