24.下水路で見つけたんだが・・・
24話です。
それなりに長くなりました、グダグダになっていたらすみません(><)
謎の女性との邂逅から幾ばくか。
下水路の入口に集まった6人はそれぞれに準備をしていた。
「フラッド、その女の話信じていいんだろうな?」
「信じても大丈夫だと思うよ。
結構な地位に居そうな感じだったし、そもそも僕に嘘を言う理由が見当たらないからね。
仮に、それが嘘でも下水路に入ることは変わらなかったんだから問題ないだろ?」
「確かにそうだな」
フラッドの考えを聞き、納得したザックは、女性に伝えられたという下水路の入口周辺を重点的に探すことを決意しながら止めていた作業を再開する。
「ふぇ~、やっぱり~私も行かなきゃ~ダメ~?」
「当然だろ?今回この依頼を受けたのは僕たちなのに、手伝ってくれているフラッド達は入って、当事者である君が入らないのはおかしいだろ」
「うぅ~それは~解ってるけど~下水路って~
すごく臭いんだも~ん。
一応~消臭剤は~買ってあるけど~できれば~入りたくないな~って」
ローナの言う、女性冒険者なら依頼の過程で必ず一度は思う匂い問題に、話をしていたエルロスやそれを聞いていた面々は苦笑いと共に割り切るしかないという空気を醸し出した。
それが伝わったのか、ローナは諦めの顔でランタンなどの準備に戻る。
途中、フラッドはイオに獣人と言うこともあり鼻が利きそうだという理由で匂いの件を尋ねると、慣れているから大丈夫と哀愁漂う表情で答えた。
その返答に、自分たちと出会う前にどんな生活をしていたか想像したフラッドは上手い言葉が思いつかず、「そうなんだ」とありきたりな返しをし、それを機に自然と会話は終了する。
そんなこんなで準備を終えた一同は、下水路を隔てる鉄格子の扉を潜る。
その扉を潜ると、鉄格子に特別な魔句が付与されていたのか、潜る前には感じなかった数多の汚物や生ごみを混ぜ合わせたような下水路特有のむせ返るほどの悪臭が襲った。
「「「ッ!?」」」
ここに初めて訪れたイオを除く5人は、話に聞いていた以上のその臭気に吐き気を覚え咄嗟に口を塞ぐ。
呼吸する度に鼻孔を満たす臭気になかなか吐き気が治まらない5人だったが、少しすると臭気に慣れてきたのか口を覆っていた手が離れる。
「思ってた以上に臭いなここ」
「やっぱり~戻ろ~?
これ以上~此処に居たら~匂いが~
取れなくなっちゃう~」
「もう入っちまったんだから変わらねぇよ。
それよりさっさと指輪探すぞ!」
「うぅ~この水に~足入れたくない~」
「・・・ローナ、後で私にも消臭剤ちょうだい?」
「わかった~」
下水路の匂いに特に辟易していたローナとポーラは、消臭剤をシェアする約束をしながら、ザックに促されるまま下水に足を踏み入れる。
エルロス達のランタンが照らす濁った水底は、流された汚れが堆積してヘドロのようになっており、ドロドロと足に纏わりつき、捜索する6人の体力を容赦なく奪っていく。
下水路の両脇に設けられた、歩行用の道にはゲロホーローチやラットなどが居り、中にはその死体を喰らっている姿もある。
ランタンでも照らしきれない下水路の先の常闇は、見たこともない魔物が現れるのではないか、亡霊が出てくるのではないかと妄想を抱かせ、人の、生物の潜在的にある闇や孤独への恐怖心を駆り立てる。
そんな入口と手元のランタン以外光のない下水路を6人はゆっくりとだが、進み捜索をする。
時々、ローナがランタンの灯りに反応して飛んできたゲロホーローチに驚き尻もちをついたり、誰かしらが水底のヘドロに足を取られる度に救出したりと、小さなトラブルは起きたものの6人の捜索は順調に進んでいた。
そして入口から50メートルほど調べ終えた時、イオが声を挙げる。
「皆!それらしい指輪見つけたよ!」
そう言うとイオは近くに居るエルロスの元へと急ぎ、彼の持つランタンに自分の見つけたソレを近づける。
獣人の持つ夜目で暗くとも何となく指輪だと分かっていたソレは、ランタンの光に照らされたことでその細工を露わにする。
それは見事なまでに再現された薔薇の彫刻で、サイズが実寸大であれば、本物と見間違う程に気品や生命力を感じさせるものだった。
その見事な銀細工に確信へと変わった一同は、一瞬間を置くと示し合わせたように喜びの声を挙げる。
「「「やったー!」」」
その声は反響し、先の見通せない真っ暗な下水路の先へと響いていく。
「案外時間かかっちまったな」
「それでも見つかってよかったよ。
見つからない可能性があったから違約金とかがないわけだし。」
「これで~帰れる~」
「ローナ戻ったら、ね?」
「それにしてもイオ、ナイス!」
「ナイス?そんな椅子があるの?」
(しまった。つい癖で言ったけど、そりゃ伝わらんよな)
「あぁ、そのお手柄ってことだよ」
「そういう意味なんだ。ありがとうフラッド」
依頼の品を見つけて喜び余って達成した気持ちでいる一同に、今まで静寂を貫いていた闇の中から何かが近づいてくる。
「皆!なにか近づいてくる!結構大きいかも」
獣人特有の聴覚で、迫りくる何かの音に気付いたイオは皆に警告する。
浮かれている面々の中、フラッドがいち早くイオの警告に警戒した真剣な表情に戻ると、それを見た面々もその意味を理解し身構える。
イオにだけ聞こえていたその音は、ソレが近づくにつれフラッド達にも聞こえるようになっていた。
着実に近づいてくるカサカサという音にある生物を思い浮かべ不快感に顔を歪ませる6人。
そして緊張した面持ちで待ち構える6人の前にソレは姿を現す。
黒く光沢のある流線形で平たい身体に、長い触覚。
見るものに恐怖や不快感を与えるその姿は、その見た目からは想像もできない素早さの先ほどから一同が目にしているゲロホーローチと同じである。ただ、その大きさを除いて。
ゲロホーローチと違い1メートルほどあるソイツは、フラッド達を見つめ、その小さな顔を可愛らしく傾げる。
「ファ~!?」「ひゃッ」
「ジャイアントローチッ!?なんでこんなところに!」
ジャイアントローチの姿を見たローナとポーラはその見た目から短く悲鳴をあげ、エルロスはその存在に固まる。
ジャイアントローチはいわば魔物化したゴキブリで魔物の中でも弱い部類にある。
また、その生態に関してもゴキブリと一緒である。
唯一違う点と言えば、その体格から人ですら食料として食べる点にある。
魔物は基本的に人を襲う性質にあるため、この場合、彼らはジャイアントローチからすれば自分の縄張りに入った敵であるとともに獲物として映っていた。
そんなジャイアントローチを見て固まる三人を置いてザック達は行動を起こす。
ザックは未だ、様子見をしているジャイアントローチへ駆け寄ると、警告を受けた時点で抜いていた短剣でその前足を切りつける。
元々柔らかいのか、はたまたその剣の切れ味が良いのか意外なほどあっさりと切れたその足の痛みからジャイアントローチはギチチと苦悶の声を漏らし飛び退ろうとする。
そこへ邂逅と同時に唱えていたフラッドの魔句が当たり、下水に浸かっていた右側の後ろ足が凍り、着地のタイミングで勢いに負け砕ける。
少ない時間で二本の足を失ったジャイアントローチが怒りにその口をガチガチと鳴らしていると、いつの間にか近づいていたイオの回し蹴りが脇腹に刺さる。
足が無くなったことで踏ん張りの効きづらくなったジャイアントローチは蹴られた方とは反対に身体を崩す。
「なんだよ、意外と弱いじゃねぇか!
これなら楽勝だな!」
「ザック、油断大敵ってやつだよ。
今のは出会いがしらだったから上手くいっただけで、この後もそうとは限らないよ。
それに僕たちはコイツがどんな動きをするか知らないから、なおさら注意しないと」
「フラッドの言う通りだね」
相手の体勢が崩れている間に構え直したザック達は、それぞれに感想を言う。
そんな三人の様子を見て我に戻ったエルロスは、ランタンを足場に置くと雑嚢を漁りながら三人に指示を出す。
「コイツの弱点は炎だから、フラッドは炎系の魔句が使えれば使ってほしい。
イオはさっきので気付いたと思うけどヌルヌルしてて打撃が効きづらいんだ、けど足の速い君ならコイツの動きに対応できるはずだから、ザックが立ちまわりやすいように牽制してくれないか?
ザックはさっきみたいに少しづつでいいから相手を攻撃して!」
「「「わかった!(おう!)!」」」
エルロスの指示に従い、三人が動き出すのを確認してから彼はポーラ達にも指示を出す。
「僕はこれから油布とかこのランタンを使って延焼瓶を作るから、ポーラちゃんはそれをアイツに投げて欲しい。
ローナは僕と一緒に延焼瓶を作るの手伝って」
「「わかった(わかった~)」」
エルロス達が延焼瓶の準備をしている間、ザック達はジャイアントローチの動きに手を焼いていた。
「チッ、コイツすばしっこいな!攻撃が当たらねぇ!
イオ!もうちょい何とかならねぇのか?」
「ごめん!地面の上だけなら何とかなるけど、それでも飛ばれたり壁登られたりするとどうしてもッ!」
「しゃあねぇな!
フラッド!お前の方はどうなんだ!」
「クリエイトファイア!マニュピレイトフェノメノン!
ッ、さっきから解るように、ソイツの動きが速すぎて当たらない!
それと、これ以上やると魔力が無くなるかもしれないから正直厳しい」
イオが回り込むなどして行動範囲を絞ろうとするも、下水路の壁や自前の翅を使われなかなか絞り切れない。
また上手くけん制でき、ザックが切り込みそれに合わせてフラッドが種火を打ち込もうとするも、その素早い動きで躱されてしまう。
ジャイアントローチは躱すので手いっぱいで攻撃をしてこないが、フラッド達は攻撃が当たらないという膠着状態が続いていた。むしろ、攻撃することで体力などを消費しているフラッド達の方が不利と言えた。
牽制で激しく動いているイオの息が上がってくると、ジャイアントローチはそれを好機とみて体当たりをしてくる。
イオがその攻撃を避けられるはずもなく、それが直撃するとザック達とは別の方へと突き飛ばされる。
「ぐあぁ!」
「「イオッ!」」
今まで三人を万遍なく見ていた複眼が突き飛ばされ、倒れたイオにだけ向くと、最初の獲物とイオに向かって駆けていく。
イオが立ち上がろうとしたときにはジャイアントローチは目の前に居り、残っている前足でイオを抑えると、その鋭利な牙をイオの腹に突き立てた。
「グッ、ギ、ギャアアァァァ!」
麻酔もなしに腹を抉られる痛みに耐えられるはずもなく、イオは目や口を大きく開け絶叫をあげ失禁する。
なんとか逃れようと手足をジタバタと振り回すが意味もなく、ジャイアントローチは押さえる力を強める。
相手が少しでも動くたびに襲う激痛にあげるイオの悲鳴が下水路に響く。
「ア゛ア゛ァァァァ!」
ジャイアントローチが更に奥にその牙をつき込もうと力を込めた時、ようやく追いついたザックが捕食のためにイオを抑え込むその前足へ切りつける。
「ざけんじゃねぇ!」
捕食に夢中だったジャイアントローチはその攻撃に気付かず、その足は切り払われる。
前足と言う障害のなくなったイオの身体をザックに遅れて追いついたフラッドが救出する。
「イオ!・・・くッ、酷い・・・オエェ」
救出したイオの腹はグチャグチャと見るも無残なものになっており、胃や腸と思われる臓器が漏れ出ていた。
その有様を見て、フラッドは思わず嘔吐する。
「うぅ」
(前世で知り合いに熊の解体見せられたから平気だと思ってたけど、人だとやっぱりキツイ。
それよりも早くコイツから遠ざけて治療しねぇと!)
そう思いエルロス達の居る方へとイオを引きづるフラッド。
そんなフラッドを両前足がなくなって体勢を崩していたジャイアントローチが逃すまいと追いかけようとする。
「させるかよぉ!
俺のダチにこんなことして、許すと思ってんのか!」
自分を無視して、なおもイオを食べようとするジャイアントローチの頭に、ザックは怒りを込めてその短剣を突き刺す。
頭に短剣を突き刺されたジャイアントローチは一度その動きを止めるも、持ち前の生命力からフラッド達を追いかけようとする。
「クソッ!これでもまだ死なねぇのかよ!
でも行かせねぇぞ!」
刺さった短剣は簡単には抜けず、武器を無くしたと言ってもよい状況になったザックだが、それでも諦めずにジャイアントローチの前に立ちふさがる。
「皆、離れて!」
ザックが最後の手段として殴りかかろうとしたその直前、後方からポーラの声が響く。
その声に咄嗟にザックが後ろに転がると、ジャイアントローチに向けて火のついた瓶が二本飛んでいく。
それが着弾すると瓶は割れ、燃え始める。
「キピィーー!」
その炎は瓶に入っていた油と、ジャイアントローチが纏っていた油に引火しさらに激しく燃え始める。
火だるまとなったジャイアントローチは聞いたことのないような鳴き声を上げるとその場で暴れ始めた。
そこへダメ押しとばかりに続けて二本の瓶が投げられ炎の勢いが増し、辺りは油と何かが燃えた独特の匂いが充満し始める。
後ろに下がりながらしばらく様子を見ると、その炎の激しさに負けじと暴れまわっていたジャイアントローチが次第に動きを弱め、ついには動かなくなった。
未だメラメラと燃え続けるソレを見ながらザックが口を開く。
「・・・やったのか?」
その言葉とともに期待した表情を浮かべる面々の中、フラッドだけが何か恐ろしいことを聞いてしまった顔で立ちすくむ。
(フラグ建てるんじゃねぇ!
それはこのタイミングで絶対に言っちゃいけない奴!)
「ザック、油断大敵って言っただろ。
まだ生きてるかもしれないから気を抜かないで。
あとエルロス、ポーションとかあったらイオに使ってほしい。気休めでもないよりはましだから」
ザックのフラグ建築で警戒を強めながらエルロスに指示を出すフラッド。
「こんな浅いところであんな奴と遭遇するとは思ってなかったから、ポーションなんか持ってきてないよ」
ポーションがないことに少し苛立ちを覚えたフラッドだったが、暫く様子を見ても動かないジャイアントローチを見て安堵の息を零す。
それを見て、他の面々もジャイアントローチの死を理解し同様に安堵の息を零す。
「とりあえずアイツは死んだみたいだから、ザックは炎が治まったら剣の回収をしてきて。
アイツの頭に刺さったままだろ?
それと万が一を考えてポーラちゃん、悪いけどさっきの瓶を持ってザックに付いて行ってくれるかな?
もしまだ生きているようならそれを投げて急いで逃げてきて」
「うん(おう)」
「エルロスとローナは清潔な布があれば用意して、効くかどうかわからないけどイオに治療魔句を掛けるからその後応急処置をお願い」
「わかった」
「イオ、絶対に大丈夫だから。
みんなでどうにかするからねケアダメージ!」
途中から痛みで気絶していたイオに優しく声を掛けると、フラッドは魔句を唱える。
傷が深いせいか、その魔句では足りないのか、一度の詠唱では半分も回復しない様子を見て、フラッドは再度魔句を唱える。
それを2・3回繰り返し、魔力の限界を迎えた時、ようやく出血は治まったもののその傷口は未だ惨いものとなっていた。
応急処置の為、それを見守っていたエルロスとローナは傷口の惨さから数度嘔吐をしていた。
エルロス達がイオの傷口を覆い終えたころ、ザックとポーラが戻ってきた。
二人の手には短剣により穴の開いたジャイアントローチ頭があり、それはジャイアントローチの討伐証明でもあった。
「遅いなとは思ってたけど、こんな時によくそれを持ってこようと思ったね?」
仲間の窮地から焦りと苛立ちを隠せないフラッドは、時間をかけて討伐証明をもってきた二人に思わずきつく言ってしまう。
「ごめんフラッド君、でもこれは――」
「でもも何もないよ!早くイオを連れて行かなきゃいけないのにそんなもので時間をかけてたら間に合うものも間に合わ――」
「フラッド落ち着いて!それにこれは悪いことじゃないよ」
「そうだぜフラッド。
なにも金欲しさで持ってきたわけじゃねぇ。
まぁ、イオの治療費のあてにとは考えたけどよ、それ以上にこんな浅いところでコイツが出たってことをギルドに報告する意味の方が大きい。
俺らだって何も考えないでここに来てるわけじゃない。
ちゃんと下調べして来てんだ。
まして、お前たちも一緒に来るのが前提だから猶更な。」
「そうなんだよ。それで調べた結果、此処までなら出ても精々スライムかリージコラットって言う弱い魔物だったんだ。
それが魔物の中で弱い部類と言ってもFランク冒険者が倒すのに時間がかかるジャイアントローチが出るんだ、本来もっと奥に行かないと出ないような奴がだよ?
もしかしたら奥で異常が発生してるかもしれないし、そのことをギルドに報告して今後の対応をして貰うんだ」
「だからお前が怒るのもわかるが、その点だけは理解しといてくれ」
「・・・わかった」
自分が思っていた以上に物を考えていたザック達に、自分の考えなさを情けなく思うフラッドは間をおいてから三人に謝ると皆で下水路を後にした。
その後ギルドへ、依頼達成とジャイアントローチの件、そしてイオの負傷を報告をすると、今回の件はギルド側の依頼環境の確認が十分でないこと、実際の状況から依頼難度の設定が間違っていたことから、イオの治療に関してはギルド側が負担し、依頼完遂報酬と討伐報酬の増額、下水路の状況報告でかなりの金額がもらえた。
だが、イオが怪我をした事実もあり皆、素直に喜ぶことは出来なかった。
皆が解散し、食事を終えたフラッドは自身の実力不足を思い知りこれまで以上に強くなることを決意する。
(勇者とか英雄とかはこの際どうでもいい。
ただ、今後冒険者を目指すにはもっと強くなるしかないのは今日ので十分理解した。
ハーレム目指すにしても何を目指すにしても、仲間を守れるぐらいに強くならないと、いつか自分や誰かが死ぬことになる。
もしそうなったら・・・いやそうならないように努力するしかない、その為の時間はいっぱいある。
俺を転生させた神様が居るなら何かくれてもいいと思うけどな。
とりあえず、明日母さんに攻撃用の魔句教えてもらうかな)
そう今後の事を考えフラッドは、床に就く。
お読みいただきありがとうございます。
前書きに触れていますように少々長くなりました。
それに応じて内容がグダグダになっているかもしれません、申し訳ありません。
誤字脱字報告に関しては今までどおり報告いただいたものに関しては修正していきますのでよろしくお願いします。
次話ですが6/16を予定しています




