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何もしたくないモードに入っていたら野良猫が教室にいた のでコンビニに行こうとしたらギャルBに絡まれた(前編)

「それでッスね!…ちょっとナシッチ聞いてるッスか?」


「……ぁー………」


「ダメッスね、これ完全に何もしたくないモードに入ってるッス」


どうも、俺です。

今、何もしたくないです。以上。


………………………………………………。



「じゃぁオレ先帰るッスよ?」


「……ぁー………」


「また明日ッス」


何かが遠ざかる音がして教室のドアが開かれた。

まぁ何かっつーか伊崎何だが。

今は放課後で俺以外の生徒はここにはいない。

うちの学校は放課後、教室を自由に使えることが出来、尚且夜の7時まで開放してくれているのだからこう言ったたまに何もしたくないモードになってしまう俺のような人間にはありがたい話である。

普通は勉強するために残るものですけどね。

教師が何も言わないので気にしない。

机に突っ伏し両腕を机からダラリと垂らし吹奏楽部と遠くから微かに聞こえる軽音楽部の演奏をBGMにグデーとする。

寝るのではなくただひたすらにグデーとする。

うむ、至福の時間である。


「グデー」


特に意味はない。

窓の隙間から吹くそよ風が気持ちいい。

あ、やべ、寝そう。

駄目だよ睡魔様、まだ五百ぐらいだから。


にー


「ん?」


にーにー


「……ね…こ…」


猫がいた。

猫というか子猫だ。

黒色で黄色い目をしている。

……なんでいるのさ

学校のセキュリティェ

なんて学校のセキュリティに不安を抱いていると子猫が俺の足にすりよってきた。

え、何これ可愛い。


にー


もう一度言おう

何これ可愛い。

ちゃんとした姿勢で椅子に座り直し子猫を抱き上げる。


にぃ~


「めっさ……可愛い………どうしよう…」


物凄く可愛いんだがどうしようか

もうお持ち帰りしてしまおうか

きっと母さん辺りが反対するに違いない。

うーむ、困った。


にー?


「今を生きる」


というわけで愛でまくる。

めっさ可愛い、マジで飼いたい。

子猫最高!

『むぅ』

勿論睡魔様も最高さ!

『えへへ』

……何やってんだ俺


くぅ~


突然腹の虫が鳴った。


「お腹空いたのか?」


にー


「そうかそうか、でも食物今無いからコンビニ行こうなー」


にー!


あ、ダメ、キュン死しそう。

クロにゃん(俺命名)を抱き上げコンビニにむかおうとした時、教室のドアが開かれた。


「あれ?人いるじゃん、てか猫!猫じゃん猫!」


ギャルBェ

こないだ俺に絡んできたギャル軍団の一人、ギャルBである。

校則に引っ掛からない程度に染められたライトブラウンの髪はポニーテールに結い上げられており目はパッチリで化粧も今日は薄めだ。

制服の上からピンクのセーターを着ていてスカートは……まぁ短い。

これでギャルじゃなかったらドストライクなんだが


「ねーその猫どーしたの?」


「あー……んんっ『猫の世界から君に会いに来たんだにゃん』」


猫をつきだして裏声。


「……。」


「……。」


「……一思いに殺せ」


猫を抱き抱えて三角座りをして“の”の字を書く。

間が指しただけなんだ、許してくれ。

ギャルBの方を向くと笑っていた


「…何笑ってんだよ」


「だって、面白いんだもん」


「面白いってお前な…」


「あ、体操服めっけ!」


ギャルBは自分の席(俺の席の斜め前)から体操服が入っているらしき袋を持ち上げると俺の方へ寄ってきた。

なんだ、また俺をオモチャにでもする気なのか…

((((;゜Д゜)))←俺がこんな風になっているとギャルBはおもむろに口を開いた


「コンビニ行くんでしょ?私も連れてってよっ」





→→で♪←←


「……もう少し離れろ」


「んー?なにー?聞こえなーい」


そう言ってさらに強く俺を抱き締めるギャルB。




どうしてこうなった




→→回想だよん☆←←


「おい、無言で荷台に座るな」


「?なんで?」


「いや、お前自分のチャリは?」


「私バス通だし」


駐輪場につき自分のチャリを取りだしたところでギャルBがママチャリの後部座席である荷台に腰をおろしたのだ。


「おりろよ」


「やだっ」


「おりろ」


「やだっ」


「おりろ」


「やだっ」


「ハァ……」



言い合うのが面倒くさくなり俺が折れる。

俺ってば大人!さすが俺!そこに痺れry


にー


うむ、クロにゃんカワユス







→→回想終わりだよん☆←←



そして現在絶賛二人乗り中である。

軽く法律を無視しているがフィクションだからね!


…………。


というかやばい、女の子に抱きつかれちゃってるよ俺、どうしよう、恥ずかしい。

生まれてからこの十数年。

妹と母以外の女性に触れたこともない俺にはちと難題すぎる。

テンパりようが半端ない。

多分、今『世界一周を初めてしたのは誰?』と言う問いかけられたらきっと『ゴルゴンゾーラ!』と答えるだろう。

うん、ワケワカメ

あー……ホント何だこの状況。

数分後コンビニについた。


「俺この猫見てるからシーチキンか何か買ってきてくれ金は渡すから」


「ん、わかったー」


金をギャルBに渡してクロにゃんを抱き抱える。

癒される癒されるよクロにゃん。





→→続け←←






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