表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/12

特に面白くもなければオチもない話

「兄さん、兄さん、大変ですよ、兄さん!」


「そんな兄さん兄さん言わなくても反応するからちと黙りんさい」


ある日の休日、珍しく母さんと父さんとエキドナちゃん(笑)で遊びに出かけたので現在家には俺と火奈の二人しかいない。


「あ、兄さん、口元に食べカスついてますよ」


「え、どこ?」


「ちょっと待ってくださいね」


火奈はソファーに寝転がっている俺の高さまでしゃがみ、口元についてあったでたろうお菓子の食べカスを取りゴミ箱に捨てた。

……こう、パクッて食べてくれたら、あ、いや、何でもない。

手を伸ばしてお菓子をもう一口。


「で?何が大変なんだ?」


「あ、そうでした!急に雨が降ってきて洗濯物がびしょ濡れです!」


「それを早く言え」




→→で♪←←


ピッピッ


「よし、洗濯機稼働確認。降也二等兵帰還するであります」


案の定ビショビショになった洗濯物を再び洗濯機に放り込み任務完了。


「すみません兄さん…」


(´・ω・`)シュン←みたいな感じで眉毛をハの字にする火奈。

うーむ、萌えー


「別に良いよ、それより早く戻ろうぜ」


「はい、兄さん」




→→リビング←←


「兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さ――あいたっ」


「お前は壊れたラジオか何かか?」


急に兄さん兄さんと連呼し始めた火奈を取り合えずハリセンで叩く。


「兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん――ぁう」


「もう良いよ、で?何だ?」


「洗浄液を間違えてしまったようで洗濯機から泡が吹き出ています!」


「それを早く言え」



→→で♪←←


「こんな感じッスかね」


「悪いな伊崎」


「いえいえ、ナシッチのためなら例え火の中水の中ッスよ」


「それは嫌」


ザッ・普通な俺が解決できるはずもなくやむを得ず完璧超人な残念系イケメン伊崎を呼んで何とかその場をおさめた。


「それじゃ帰るッスね」


「せっかくだから遊んでいかねーか?お礼もしたいしな」


ということで伊崎を誘ってみる。

雨の中駆けつけてくれたのだからこのぐらいはしてやらないとね。


「じゃー火奈ちゃんもいることだし三人プレー用ギャルゲーでもやり――」


「……。」


「――ちょっと用事を思い出したんで帰るッス」


「え、あ、ちょっと待っ…てダメだもういねー」


何なんだあいつ?

急に帰りやがって。というか三人プレー用のギャルゲーって何だよ、どうやんだよ


「なぁ火奈――」


「兄さんは私と遊ぶ兄さんは私と遊ぶ兄さんは私と遊ぶ兄さんは私と遊ぶ兄さんは私と遊ぶ兄さんは私と遊ぶ兄さんは私と遊ぶ兄さんは私と遊ぶ兄さんは私と遊ぶ兄さんは私と遊ぶ兄さんは私と遊ぶ兄さんは私と遊ぶ兄さんは私と遊ぶ兄さんは私と遊ぶ兄さんは私と遊ぶ兄さんは私と遊ぶ兄さんは私と――」


聞かなかったことにしよう。


→→リビング←←


「兄さん兄さん!遊びましょう!」


「あー、別に良いけど何するんだ?」


「これです!」


「何々?『マイアドベンチャー』?」


「はい、私の友達の自作ゲームなんですけどかなりクオリティが高いんです!オープニングなんかは私と同じクラスにいる現役中学生アイドル、アサカちゃんが歌ってるんです!私も声優として登場しますよ!」


「へー…まぁ良いんじゃないの?やってみるか」


「はいっ」


→→準備中←←



「出来ました!最初は名前を打ち込むところからですね、『フルヤ』っと」


「俺の名前で良いのか?」


「はいっ兄さんの名前でなくてはいけないのです!」


「まぁ良いや、で?どんなゲームなわけ?」


「RPGなんですけど仲間が全員――」


『マイアドベンチャー~お兄ちゃんは私のもの!~はっじまるよー!』


(マイ)アドベンチャーかよ!RPGてかギャルゲだよ!」


「因みに最大三人同時にプレー出来ます」


「三人用ホントにあるのかよ!」




→→もちつけ←←


「どうした火奈、お前おかしいぞ?」


「そうですか?私はいつも通りですよ?」


「…………ちょっとオデコだしてみろ」


「……嫌です」


「ダメだ」


強引に火奈を拘束して額に手を当てた。


「お前、凄い熱じゃねーか」


「…そう言えば風邪ひいてました」


そう言って視線を反らす火奈。


ハァ…


「それを早く言え」



→→で♪←←


「大丈夫か?」


「はい」


「何で黙ってたんだ?」


「兄さんと遊びたかったから…」


「それで風邪が悪化してたら世話ねーよ」


「うぅ…ごめんなさい兄さん……」


「謝らなくて良いよ、さっさと寝て風邪治せ」


「はい、おやすみなさい兄さん」


「おやすみ、火奈」















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ