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プロローグ:神の頼みと不敵な条件2

蓮が提示した『六箇条の契約』

1. 一等地の拠点:異世界の主要都市のど真ん中に、俺専用の事務所兼住居を構えること。

2. 有能な助手:俺の手足となって動く、現地のアシスタントを用意すること。

3. 自由な帰還どこでもドア:こちらの世界と異世界を、いつでもノータイムで往来できるゲートを設置すること。

4. 絶対防御:異世界において、神の攻撃すら反転させる不可侵の守護を俺に付与すること。

5. 不干渉の権限:いかなる王侯貴族も俺を縛れない社会的地位を保証すること。俺は誰の命令も聞かない。

6. 科学の持ち込み:こちらの世界の道具や科学知識を、向こうの世界で完全に機能させること。

 女神は少し目を見開いたが、背に腹は代えられないといった様子で深く頷いた。

「分かりました。全て約束しましょう。……あなたのその傲岸不遜さこそが、混迷するアステリアに風穴を開けるのだと信じて」

 女神が手をかざすと、足元に巨大な魔法陣が展開される。

 霧の都。ガス灯の光。石畳を叩く馬車の音。

 科学と魔法が混ざり合う、最高に不可解な新天地へ、俺は一歩を踏み出した。

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