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b-4.【幕間】秘密が多めの…………

ちょっと詰め込んだので話が長くなってしまいました。

7000字超えてます。



 ホワイトは帰路の途上で足を止めた。

 いつも通り〈黄金の杯〉亭での仕事を終え、陽も暮れた街の中をひとり歩いて、今ちょうど富裕街と庶民街の間の脇通りに入ったところだ。


 その彼女の行く手を阻むように、ひとりの影が立っていた。

 足首まである暗褐色の外衣(ローブ)を羽織り、フードを目深に被っていて男か女かも分からない。ただ背は彼女より少し高いだろうか。

 その姿に気付いて、彼女は思わず足を止めた。


「ホワイト・ニー・ヒュー・ストーン、だな」


 影はくぐもった声を発した。その声を聞いてもなお、性別が分からなかった。もしかすると魔術で声色を変えているのかも知れないと、彼女は思った。


 彼女は答えなかった。答えなかったが、次の行動をどうするか迷って動かなかった。動けなかったというべきか。


 と、影が動いた。沈黙を肯定ととらえたのか、一直線にホワイトの方へ駆けてくる。はためく外衣の袖からキラリと鈍く光るなにかが見えて、彼女は思わず息を呑んだ。


「うおっとっとっとぉ〜!」


 調子っぱずれの声がして、脇の路地から男が飛び出して来たのはその時である。どこにでもいそうな平民の男で、いかにも仕事帰りに一杯引っ掛けたといった態で足元がふらついている。

 その男が、今まさにホワイトに駆け寄ろうとする影の目の前に躍り出たのだ。


「ぬっ!?」


 意表を突かれたのか、影が小さく唸って体当たりする格好になった男を躱す。影にとって都合の悪いことに回避行動を取らねば確実にぶつかるようなタイミングで、しかも進路を塞がれる形だったため、影は飛び退いて一旦後方に下がるほかはなかった。

 男はそのままつんのめって転がり、脇通りの真ん中へと倒れ込む。


「チッ」


 影は舌打ちして、だがそれ以上男には構わずにホワイトの方を見た。

 だがそこにはもう、誰も居なかった。


「んあ?あ〜悪いねぇ、ぶつかんなかったかいあんた?」


 酔っ払いの男が、今さら気付いたように影へと声をかける。


「いや〜はは、ちょっと飲み過ぎちまったかね。いや悪い悪い」


 詫びているのか独り言なのか分からない、酔っ払いの声。それをことさらに無視するように、影も路地へと駆けていった。


「…………うし、ほんじゃあとは任せて(・・・・・・)帰るかね」


 と、影が路地の奥に消えるのを待ってから、酔っ払いがシャキッとした声(・・・・・・・・)を上げる。

 それから男は立ち上がって、服についた砂埃を手早く払ってから、酔いなど微塵も感じさせない足取りで影の入っていったのとは違う路地へと姿を消していった。



  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇



「あ、あの」


 ホワイトは自分の手を引いてズンズン進んでいく男に声をかけた。あの酔っ払いの男が飛び出して来たのとほぼ同時に、ホワイトのすぐそばにあった別の路地から飛び出してきたこの男に手を掴まれ、彼女はそのまま連れ去られたのだ。


「黙ってな。声を出したら見つかるぜ?」


 そう言われて彼女はそれ以上声を上げられなくなった。男の言葉が、あの外衣の影のことを言っていると分かったからだ。

 男は狭く曲がりくねった裏路地を迷わず進む。だからホワイトもそれに従うほかはなかった。というか、こんな裏路地になんて入ったこともなかったから、もう彼女には自分がどこを歩いているのか見当もつかない。


 と、男がひとつのドアの前で立ち止まる。ホワイトが何か言おうとする前に、男はそのドアを開いた。


「邪魔するぜ」


 男はドアを開けると同時にそう言って、返事も待たずに中へ入っていく。いわゆるワンルームタイプの狭い住居で、中には老婆が暖炉の前でひとり椅子に座っていた。どうやら編み物をしていたようだ。


「あいよ」


 だが老婆は勝手に侵入されたことに怒るでもなく、一言返事をしたあとは何事もなかったかのように手元の編み物に再び目を落とした。


「え、ちょっと」


 通常ではあり得ないその反応にホワイトは目を見開くが、男も老婆ももう目も合わせない。

 そして男はドアと反対側の壁までたどり着くと、そこにある窓を勝手に開けた。


「えっ!?」


 そこにまたしても見知らぬ男が立っているのを見てホワイトが驚く。今度は小柄なドワーフの男がいたのだ。


「驚くのは後だぜ嬢ちゃん。その窓から出てこっちへ来な」


 どう聞いても普通は従うはずのない言葉だが、彼女を連れてきた男がさっさと椅子を準備してきて、それで何となく雰囲気に呑まれるようにホワイトは窓を乗り越えてしまった。


「こっちだ、来な」


 ドワーフの男はそれだけ言って、彼女を振り返りもせずにさっさと進んでいく。ドワーフの進む先はまたしても細い裏路地だ。

 他にどうしようもなく、ホワイトもついて行くしかない。きっとこんな調子で、誰も何も説明してくれないのだろうと、彼女は諦めにも似た理解を始めていた。


 と、その時。

 上空から風が吹いた。


 今夜はよく晴れていて陰神(つき)が煌々と白銀の光を降り注いでいた。それは路地の奥にまで届くようなものではなかったが、それでも路地の上空はずいぶんと明るかった。

 その明るい夜空に、影が舞った。


 陰神の明かりを反射させた刃を振りかざして、影がホワイトをめがけて降ってくる。


「ぬお!?もう嗅ぎつけたか!」


 それに目ざとく気付いたドワーフが、ホワイトが反応するよりも早く腰に差していた投斧(トマホーク)を影に向かって投げつける。しかし影は、建物の壁を素早く蹴ると跳ぶ方向を変えてあっさりとそれを躱した。

 だが影は、それ以上ホワイトには近付けなかった。どこから現れたのか、またしても別の男が現れて地上に降り立った影に斬りかかったのだ。


 ヒュン、と鋭い刃鳴りを響かせて、新たな男が影に向かって刃を振るう。その刃は黒く塗られているのか陰神の光を反射していない。そんなものをこんな路地で振るわれたら、避けることさえ難しそうだ。

 だが影は余裕を持ってそれをも躱す。躱しざま、手に持った短刀で斬りつけてくる刃を払う。

 キィン、という金属同士のぶつかる涼やかな音が、路地に満ちた。


 キィン、キィン、ヒュン、キィン。


 そのままふたりは打ち合いを始めた。技量は拮抗しているようで、どちらも決定打を与えられないように見える。


「眺めとる暇はないぞ。さ、こっちじゃ」


 思わず立ち尽くしてそれを眺めていると、ドワーフの男に腕を引っ張られた。そして彼女は、またしてもその場を逃れることになった。


「あの、どうして助けてくれるんですか?」


 もはや小走りになりながら先導していくドワーフに、我慢できなくなってホワイトは声をかけた。だって誰も彼も見ず知らずの初対面で、なのにみんな彼女を助けてくれるのだ。

 そう。もう彼女は自分が命を狙われたのだと理解していて、彼らの行動が自分を助けて逃がすためのものだということも理解していた。

 相手は刃物を持っているのだから、助けて逃がすだけでも命をかけねばならない。だが彼らに、命をかけてまで自分を助ける義理があるとはとても思えない。しかも彼らはみな見るからに平民で、冒険者のような戦う力があるようには見えなかった。それがありそうだったのは、最後に現れた黒塗りの刃の男だけだ。


「なあに、簡単よ」


 ドワーフは振り返らずに言った。


「嬢ちゃんがラグに住んでおって、ワシらもラグに住んどる。住民同士助け合うのは当然じゃろ?」


 なにそれ小父(おじ)さんカッコいい。

 でもカッコつけて怪我したら元も子もないじゃない?


「じゃが、今度の(・・・)はちと手練じゃから面倒じゃな。一応、増援を呼んでおくか」


 小父さんドワーフはそう呟いて、懐から小さな笛のようなものを取り出すと、それに息を吹きかけた。


 音は鳴らなかった。だがドワーフは満足そうに「よし」と言って、それから初めてホワイトを振り返った。


「なあに。心配せんでも今夜中に家に帰してやるから安心せい」


 そう言って彼は、人懐っこい顔でニッと笑った。



  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇



「チッ…………くそ」


 駆けながら、悔しそうに男が呟く。

 その手には半ばから断ち切られた黒塗りの刃があり、それを握る右腕から赤い血が滴って、路地に点々と落ちていく。

 血を止めなくては逃げ切れない。だが血を止めたところで奴に敵うとは思えなかった。

 今までの“敵”は自分ひとりでも何とかできる相手ばかりだったが、流石に今回は厳しそうだ。そう思った時、不意に頭上に影が落ちた。


「━━━━━っ!!」


 辛うじて身を投げだし、埃まみれの路地を転がって何とか躱す。だが見上げるまでもなく、敵は目の前に立っていて自分は無様に倒れ込んでいる。しかも敵の手には血に濡れた刃があり、自分の手には折れた武器しかない。


 くそ、ここまでか。


「なかなか手こずらせてくれる。だがもう終わりだ」


 どうやら敵は“本命”を片付ける前に、まず邪魔を排除することにしたようだ。まあ正解だろう。だって自分は生きている限りコイツの邪魔をするのだから。


「それは困りますねえ」


 不意に場違いなほどのんびりとした声が響いて、ふいと風が吹いた。

 その風がいやに生温く感じて、思わず男は首を竦めた。


 それまで誰もいなかったはずの路地の隅に、ひとりの人物が立っていた。病的なほどの細身の長身で、その身体にぴったり纏わり付くような外衣(ローブ)を身に付けている。左手を身体の後ろへ回し、右手は左肩に添えて、微動だにせず立っている姿はまるで等身大の蝋燭のよう。

 しかし何より異質で目を引くのは、その人物が道化師の面を被って顔を隠していたことだ。


 ああ、今回はアンタが出てきたのか。

 頼むから、狩る(・・)のは敵さんのだけにしてくれよ?


「なっ、キサマ、まさか!?」


 その異様な風体を見た影の声が驚愕に歪む。どうやら見知った者であるらしい。


「アナタほどの男がこんなつまらない仕事に手を出すものではありませんよ、“影跳び”」


 道化師の面の人物は影の外衣を“影跳び”と呼んだ。


「アナタは大人しくブロイスで遊んでおればよいのです。わざわざこんな所まで来て、屍を晒すことはないでしょうに」


「……そんな事を言いながら、逃がすつもりなど毛頭ないのだろう、“死神”?」


 一方で影のほうは道化師を“死神”と呼んだ。



 “影跳び”とはブロイス帝国やポーリタニア王国を中心に暗躍する暗殺者(アサシン)の異名である。正規の冒険者ギルドには登録していないが、実力的には凄腕(アデプト)に匹敵すると言われている。事実、各地で暗躍するたび懸賞金が懸けられ冒険者たちに追い回されるが、今まで誰ひとりとして仕留められた者はいない。

 一方で“死神”は、およそ5年前まで西方十王国を中心に猛威を揮い、裏社会も表社会も恐怖のどん底に突き落とした暗殺者の呼び名だ。その後はぱったりと噂を聞かなくなって、一説には勇者に討たれて死んだとか、どこぞの裏ギルドのマスターになったとか色々言われてはいるが、杳としてその行方は掴めない。


 その二名が、今目の前で相対しているわけだ。

 やれやれ、とんだ所に居合わせちまった、とため息を吐く黒塗り刃の男。自分も腕に覚えはあるが、流石にこのふたりの戦いに割って入れるだけの力はない。

 だがまあ、“死神”は()()()()だから、その点は安心か。



 ふたりの凄腕は、一見すると無言のまま見つめ合っているようにも見える。だが周囲の空気が、チリチリと音を立てて燃焼しているかのような錯覚を男は感じた。

 錯覚だ、錯覚のはずだ。だがその燃焼が臨界点に達した時には両者の間で決着が付いているだろうことも容易に想像できた。


 そしてそれは程なく臨界に達した。どちらともなく、音もなく前触れもなしに、両者はゆらりと身体を揺らして互いに駆け寄り⸺


「あいや、暫く、暫く」


 そしてひとりの老人に止められた。


「全く、近頃の若い(モン)は血の気が多くてイカンのう。特に“死神”よ、お主確か生け捕るとか言うて出てったのじゃったろう?」


 一切の気配を感じなかった。そして手練の暗殺者ふたりの間合いに入るまで気付かれもしなかった。

 老人は両手に刃渡りの短い直刀を握っていて、それを激突寸前だった両者の喉元に押し当てていた。それも体勢を低くして、右手の直刀を左の“影跳び”に、交差させるように伸ばした左手の直刀を右の“死神”に、ピタリと突き付けて微動だにしない。しかもその態勢で、老人はふたりのことを一瞥もしない。

 老人が見ていたのは、折れた黒塗りの刃を持ったまま座り込んでいる男だった。


「そも、“黒旋(くろつむじ)”が怪我しておるというのに、何を遊んどる。それを放って自分が楽しんで如何するのじゃ“死神”よ」

「…………とりあえず、我を忘れたことに関しては謝罪を。それと、できればこれ(・・)を下ろして頂けませんかね、“シノビ”」


「し、“シノビ”だと!?あの伝説の!?」


 暗殺者でありながら“達人(マスター)”までのし上がった男がいる。それが“シノビ”ことオロチ・ザンダユウである。遥か東方の果て極島から西方世界まで流れてきて、行く先々で無数の伝説を残してきたと伝わっている。

 そのあまりの実力にどこの冒険者ギルドも政府も討伐を諦め、ついには特例として“達人”の認識票を交付され正規の冒険者として扱われるようになったという。

 ……というのが表向きの姿である。


「ほっほ、ワシャもう引退したでの。じゃから悠々自適の老後を送っとるただの隠居ジジイじゃ」

「……これだけの威圧を放っておいて、引退したとは笑わせてくれるわ」


 “影跳び”が悔しそうに呟き、そして刃を手放した。一方で“死神”はそれを見て、どこから出したのか身の丈ほどもある大鎌を放り出した。


「そうそう。大人しくしてくれればそれでええんじゃよ」

「全く。貴方がいるせいですっかりラグも平和になりましたよ」


 そう。今の“シノビ”はラグの治安を裏から守る守護者である。領主たる辺境伯ロイの懐刀として、ラグ情報部の長として、ラグのスラムに店を構える裏ギルド〈宵闇の帳〉亭に所属しながら、ラグに逃げてくる逃亡貴族たちの安全を一手に担う立場であった。

 そして今回、アルヴァイオンからの逃亡貴族である「ニー・ヒュー子爵」に「ストーン侯爵」から暗殺者が差し向けられたという情報を得て、その暗殺者である“影跳び”を迎え撃つべく配下の“死神”や“黒旋”を配して罠を張っていたのだ。

 だが現場を任せたはずの“死神”が久々の強敵との戦いに酔い痴れて暴走しかけたため、やむなく姿を現したのだった。



「これ、俺ら出張ってきた意味あるんスかね」


 いつの間にか“黒旋”のすぐ横に現れた細面の若い男が、彼を見るでもなく気だるげに呟いた。


「……まあ、“シノビ”の爺様まで出てきちゃあ、な」


 言いたいことは分からないでもない“黒旋”。

 彼が突然横に出てきたことに関しては言及しなかった。


「まあでも、俺はお前が出張ってくれて正直助かったよ“賽の目”。どうせ“素足”あたりも動いてるんだろ?爺様や“死神”だけだと息が詰まっちまう」

「あー、“素足”の兄さんは『元栓を締めに』行ってるッスね」

「おっ、じゃあ久々に“六本指”の話題が聞けそうだな」

「まっ、そんなわけで行きやしょう。“破戒僧”のオヤジが待ってるッスよ」


 そう言って“賽の目”は“黒旋”を促して立たせた。

 チラリと見やると、“シノビ”が“影跳び”を後ろ手に縛って連行していくところだった。“死神”の姿はもう消えていた。


「ほらほら、何してんスか。怪我したまんまだと『カイル』に戻れねッスよ」

「あっバカお前、仕事中(・・・)は名前で呼ぶんじゃねえ!」


 慌てたようにそう言って、“黒旋”ことカイルは先に歩き出していた“賽の目”を追う。宵闇の帳亭(アジト)に戻って“破戒僧”の治療を受けたあとは、彼はまた妻の親友を影から見守る日々に戻ることになる。

 赤ん坊の頃から人知れず見守ってきた娘だ。だからこの先もずっと、少なくとも身体が動かなくなるまでは彼は見守り続けるつもりであった。



  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇



 何も知らないホワイトはその後、また別の何人もに先導されながら住み慣れた我が家まで案内された。翌朝目覚めた時、いつも通りの気配を感じて、なぜだか分からないけど「もう大丈夫」と言われた気がした。


「私を守って下さってるんですよね。いつも有り難うございます」


 誰も居ない虚空に向かって彼女は頭を下げた。いつかちゃんと顔を合わせながらお礼がしたいと思ったが、そんな日が来るのかどうか彼女には分からなかった。

 出てきて下さいってお願いしたら、お顔を見せて下さるでしょうか。出てきて下さるといいのだけれど。そんな事を思いながら朝食を準備しそれを食べ、彼女は今日も仕事へ向かう。


 ラグの街はいつもと変わらぬ穏やかな朝の雰囲気に包まれて、昨夜のことが夢であったかのように静まり返っていた。





というわけで、『わたくしの望みはただひとつ!』にもちょっと繋がるラグでのお話でした。

次回から三章に入ります。



お読みいただきありがとうございます。可能な限り毎日更新の予定です。

とはいえ話のストックも少なくなって来てますから、いつまで続くか分かりませんが。

(今、三章の終わりを書いてます)


もしもお気に召しましたら、継続して読みたいと思われましたら、作者のモチベーション維持のためにもぜひ評価・ブックマーク・いいねをお願い致します。頂けましたら作者が泣いて喜びますので、よろしくお願い申し上げます!

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