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落第冒険者“薬草殺し”は人の縁で成り上がる  作者: 杜野秋人
【第七章】変わりゆくもの、変わらないもの
187/189

7-1.着々と固まる新体制

大変長らくお待たせしました。

七章開幕(見切り発車)です!




 レギーナは引き続き、心身の鍛錬と“天眼(てんげん)”の心得とに日々を費やしている。それに加えて現在はミカエラやクレアと一緒に、自己の霊力(オド)を東方の魔力(マナ)(ことわり)である“相生(そうしょう)”に最適化するべく修養も積んでいる。それに加えて、朧華(ロウファ)に師事して“気功”の修練も新たに始めた。

 ひとつひとつどれもが確実に、自己のレベルアップに繋がっている。その実感が、確かな手応えをもって彼女の自信になってゆく。


「レギーナさん、お疲れさま。だけどあまり無理はしないようにね」


 それだけでなく、彼女の傍には彼女を支えてくれる大きな存在がある。彼がそこに居てくれて、その灰褐色の優しい瞳が見守っていてくれるだけで、それはもう無敵じゃないかと思えるほどに勇気づけられるのだ。

 相変わらず試合では勝てないままだが、ともに切磋琢磨してふたりで(・・・・)強くなって(・・・・・)いく(・・)のだと思えば、より一層頑張れるというものだ。



 そんなある日の昼下がり。

 またしても宮殿秘書(タビーレ・サラーイ)のジャワドがレギーナのトレーニングルームを訪れてきた。


「……また来客?」

「さようで。また(・・)と申しますか……」

「で、今度は誰なの?」

「それが……」


 ここ最近、来客があるたびに顔を青くしているジャワドは、今日もまた青ざめている。彼がこういう様子でいる時は、これまでのことを考えても、とんでもない大物がやって来たということなのだろう。

 と、諦めたように彼がため息をついた。

 本来なら主人の前で使用人がため息をつくなどあってはならない事である。だがジャワドは初めて顔を合わせた当初から飄々としていてあまり礼儀には拘っていなかったし、レギーナのほうでもいちいちそんなことを咎め立てするほど狭量でもなかったから、今回も互いに問題視はしなかった。

 で、そのため息のあとにジャワドが言い放ったのだ。


「本当に次から次へと。勇者様のご人脈は一体どうなっておられるのですか」

「なによ、私が悪いみたいな言い方ね?」

「勇者様のご責任ではありますまいが、何しろあり得ない状況が続いておりますのでね……」


 よくよく聞いてみると、内乱が終結してアルドシール1世の治世になって以降、王都アスパード・ダナの誇る王宮“アルドシール(カハエ・アリヤーン・)の栄光”宮殿フワラー・アルドシールに、これほど大物が集結したことなど今までなかった事態なのだという。特に、本来はただの来賓用逗留施設でしかない極星宮サライェ・アバクスターに、西方世界における勇者に相当する東方の“英傑”(モン)朧華(ロウファ)と、リ・カルンの事実上の為政者である副王(ビダクシャー)メフルナーズ、それに国軍の最高司令官でもある諸将(スパーフベダン)の将(・スパーフベド)ロスタムが足を運ぶことなど本来あり得ない、とジャワドは言う。

 確かにそれはそうだろう。あの時のジャワドや侍女長サーラーらの慌てぶりを見ても、それがいかに想定外の事態だったかよく分かるというもの。だからこそ、レギーナもあの時彼らを罰しなかったのだ。


「……で?そんな話を今さら蒸し返すってことは、来客というのは“十臣”の誰かなわけね?」

「ご賢察でございます」


 ジャワドは恭しく頭を下げた。

 そしてこう、付け加えた。


「今回はお二方、参られてございます。お通ししてもよろしゅうございますか」


 そうして、レギーナは蒼薔薇騎士団とアルベルトを従えて、来客との会見に臨んだのである。



  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇



 手早く身支度を整えて、レギーナは蒼薔薇騎士団とアルベルトを伴いジャワドの先導で、来客を通した一階応接室までやって来た。ジャワドが扉をノックし、「勇者様のおなりでございます。お通ししてよろしゅうございますか」と一言声をかける。許諾の声が聞こえ、中から離宮の侍女長補佐であるアルターフが扉を開けた。その彼女の顔もまた緊張を帯びている。

 中に入ると、上座から見て左側のソファにひとり、絶世の美女が優雅に腰を下ろしていた。


 歳の頃は20歳を少し過ぎたあたりであろうか、白銀の長い髪を後頭部の高い位置でまとめ、左の肩口から身体の前方に垂らしている。目は切れ長、左目の目尻に泣きぼくろがあり、唇は濡れたように艷やかな赤。鼻梁がくっきりと通っていて、白皙の肌が輝かんばかり。浅黒い肌の人物が多いリ・カルンにおいては珍しさを通り越して、やや異質だ。

 手足はスラリと伸び、特に深いスリットの入ったダーマン(スカート)から覗く白い太腿が何とも煽情的。その脚を組んでいるため、見えてはいけない部分まで見えてしまいそうで、黒一点であるアルベルトなどは思わず目を逸らしたほどである。胸は大きく、ウエストはキュッと締まり、しなやかだがスラリと伸びた身体全体のプロポーションはヴィオレといい勝負だろう。

 だがその容姿もさることながら、目を引いたのは彼女が拝炎教の法衣を身に纏っていたことだ。細かい意匠はよく分からないが、仕立ての良さやアクセサリー類の装飾から考えても、ミカエラが公的な場で着用する神教の礼装に近いものに見えた。

 応接室で着席して待っていたのはその美女だけだった。他に、メフルナーズが最近よく連れている侍従の青年が彼女の後ろに立っていて、それからなぜか離宮侍女のアルミタもその隣に侍立している。そのアルミタも侍女服ではなく、拝炎教の法衣姿だ。


 レギーナの入室と同時に美女が立ち上がった。上背もやはりヴィオレと変わらないように見える。つまりレギーナやミカエラより少し高く、アルベルトよりは少し低い。


「お初にお目にかかる。其方(そなた)が西方の勇者殿であられるな?此方(こなた)は名をナーヒードと申す者。しがない旅暮らしの炎官(ヘルバド)のつもりじゃが、ここ最近は祭都タフテ・イマの()()殿()に厄介になっておる。どうかお見知り置かれよ」


 ナーヒードと名乗った美女が、たおやかに腰を折る。ダーマン(スカート)の裾を片手でつまみ、その手を体側に広げつつ腰の上まで上げたことで、見事な美脚が一瞬だが露わになりレギーナたちをドキッとさせた。見えたのはスリットの側の左脚だけだが、それでも思わず見とれるほどの美しさだった。

 西方世界における貴族階級の女性の礼といえば、一般的には淑女礼(カーテシー)である。淑女礼もまたスカートを両手でつまんで持ち上げるが、腕は広げないため裾から見えるのはせいぜい足首までだ。だから片脚とはいえ脚全体が見えるなど基本的にあり得ないし、そもそも夫以外に脚を見られるのは恥ずかしいこととされている。それもドキッとした理由のひとつだ。


「名乗りは正確になさいませナーヒード様。御身はもはや一介の炎官に非ず、炎祭(モウバド)であらせられます」

「此方はそのように堅苦しい地位など要らぬと前々から大炎祭(モウバダン・モウバド)どのに申し上げておる。受けた覚えのない地位を名乗るわけにはいかぬよ」


 レギーナたちが返礼する前に無表情のアルミタが言葉を発し、ナーヒードが澄ました顔でそれに応える。見たところ顔見知り以上の付き合いがありそうだが、やはり同じ拝炎教の信徒、つまり炎徒(えんと)だからということであろうか。


 ともあれ、レギーナたちもそれぞれ返礼と自己紹介をして席につく。レギーナはひとり上座に、ミカエラ、クレア、ヴィオレはナーヒードの向かいに着座し、そしてアルベルトはレギーナの後ろに侍立する。


「それで、“股肱の十臣”のおひとりであるナーヒード様が、此度(こたび)は何ゆえわたくしを(おとの)うて下さったのでしょう?」

「いやなに、御身が蛇王討伐にあたって腕の良い(・・・・)()()()を探しておられると、このアルミタから聞き及びましてな」


「ひ、人聞きの悪い事を仰らないで下さいませ!わたくしがひとり悶々と悩んでいたのを目敏く見つけて洗いざらい聞き出したのはナーヒード様ではありませんか!」

「そう目尻(めくじら)を立てるでない。どちらでも大して変わらんであろうに」

「大違いです!」


 アルミタは極星宮の侍女であると同時に拝炎教の炎官(ヘルバド)でもある。そのため極星宮だけでなく、王都の拝火院(アータシュカデ)でもお勤めがある。どうやらその兼ね合いでナーヒードと面識があり、そして彼女に捕まって相談させられるハメになった、ということのようだ。


「ええと、つまり、ナーヒード様は彼女の代わりに我々蒼薔薇騎士団にご助力下さると?」

「いかにも。蛇王討伐などという面白、いや重大事は我らアリヤーンの民にとって他人事ではいられぬもの。それに、毎度西方の方々に押し付けてばかりというのもいささか恥ずべきことでもあるゆえ」


(((((今、面白そう(・・・・)って言いかけた()この人)))))


 つまるところ生真面目なアルミタは、蒼薔薇騎士団のサポートパーティに加入するのを頑なに固辞してはいたものの、かといって他の神官に押し付けるわけにもいかず迷って悩んでいたのだろう。それをナーヒードに見つかってしまったということのようである。


「どうであろうか。此方は治癒の技にもいささか覚えがあるゆえ、末席に加えて頂ければお役に立てるかと自負しておるのじゃが」


 そう言われても初対面の相手であり、どれほどの実力を持っているかも分からない。何とも判断のしようがなく、レギーナはチラリとアルミタに目をやった。


「……ナーヒード様は、陛下のご放浪時代をお支えして“十臣”にも数えられた有能なお方でございます。教団でも指導者たる大炎祭様に次ぐ炎祭の地位をお持ちの方。ですのでわたくしなどよりよほど相応しいとは存じますが……」

「なんじゃ、不服そうじゃな?」

「陛下や副王殿下にご相談もなしに、勝手な振る舞いをなさるのは……」

アリア坊(・・・・)なら大喜びして頷いてくれると思うがの?」

「ナーヒード様、このような公的な場でそのような呼び方を……!」

あれ(・・)は堅苦しい礼儀を嫌っておるゆえな。問題なかろう」

「大ありです!」


 股肱の十臣って、もしやこんなの(・・・・)しかいないのだろうか。

 メフルナーズとロスタムは礼儀正しく国家の中枢に相応しい人材に思える。一方で、他に今まで出会った十臣と言えばラフシャーン元帥だが、彼は好人物ではあるもののがさつで酒癖が悪い印象が強い。

 リヤーフという名の楽師はまだ面識はないものの話を聞くだに遊び人の印象だし、“さすらいの男(サール・ガルダーン)”に至っては正体不明の上に行方不明でさえあるという。そういえば宮仕えを嫌って引き篭もっている人物もいたような。


(……どうする?)

(断るとも角が立ちそうやばってん……)

(サポートパーティのリーダーは、おとうさん)

(そうね、アルベルトさんが構わないなら)

(…………え、俺?)


 蒼薔薇騎士団とアルベルトがアイコンタクトだけで意思疎通を図る。ていうかいつの間にそれに混ざれるようになったんだアルベルト。


「ええと、そろそろ僕の紹介、してもらってもいいですか?」


 と、その時、ナーヒードの後ろに立っていた青年がおずおずと肩口まで小さく手を挙げた。てっきり付き添いの侍従だとしか思っていなかったレギーナ以下が、顔にこそ出さないが唖然と目を向ける。

 だが、そう言えば、ジャワドは「お二方」と言っていなかっただろうか?


「……では、僭越ながらこのわたくしめが」


 そのジャワドがこほん、とひとつ咳払いして進み出た。


「そちらにおわす御方こそ王の中の王の友シャーハンシャー・バンダグ、ミール様でございます」


 なんとビックリ、この青年侍従こそがもうひとり(・・・・・)()()()であった。

 そして彼は爽やかな笑顔を浮かべて、とんでもない事を言い放ったのである。


「ええと、なんか大層な肩書きが付いちゃってますけど、僕はただの侍従です。単に陛下に友人として扱って頂けてるってだけなので。まあ、それも身に過ぎた待遇でちょっと恐縮しちゃうんですけどね。——で、陛下ともメフルナーズ様とも相談した上で、極星宮の補充人員として僕が入ることになりました」


 そういえばシアーマクが解雇されてから、極星宮の侍従は欠員が出たままである。だがそこに、まさか十臣のひとりが充てがわれる事になろうとは。


「…………ミール様、お戯れを」

「いや本当ですってジャワドさん。これから部下として、お好きなようにこき使って下さいね」

「なんじゃミール坊、此方について来たのはそういうことであったのか」

「そうなんですよナーヒード様。——あ、彼女の腕前なら僕が保証できますから大丈夫ですよ」

「じゃが、アリア坊の世話はよいのか?」

「そっちはニルーがいますから。彼女ももう一人前ですからね、僕がいなくたってひとりでちゃんとやれますよ」


 どうやらもろもろ決定済みのようである。そりゃあジャワドも顔色を青くするわけだし、この場にメフルナーズが駆け込んで来ないのも納得だ。


「ええと、では、よろしくお願い致しますわお二方とも」

「よろしくお頼み申す、勇者殿。ともに大役を果たしましょうぞ」

「僕もよろしくお願いします。あ、元は孤児なんで本当に使用人扱いで構いませんから」


 チラリとアイコンタクトを交わして、反論が出ないのを確認した上でレギーナが応諾する。それにナーヒードとミールも笑顔で応じた。

 こうして、極星宮の新体制がスタートしたのである。






いつもお読み頂きありがとうございます。

次回更新は5月4日の予定です。

結局ほとんどストックを作れなかったので、六章と同じく書いては上げるの自転車操業になりまーす!(爆)



次々と出てくる十臣の面々。あと何人出せるかなあ?(笑)


【股肱の十臣おさらい】

十臣だけど12人います(笑)。出てこないと確定してる人もいます(爆)。

※年齢は作中のフェル暦675年現在のもの。


〖登場済〗

[ロスタム] Rostam

(アリヤーン人/男/独身/騎士/33歳)

 国軍を統括する最高位である諸将(スパーフベダン)の将(・スパーフベド)の地位にある国内最高の剣士で、“輝剣”クヴァレナの当代継承者。


[メフルナーズ] Mehrnāz

(アリヤーン人/女/独身/王女/25歳)

 アルドシール1世アリアの姉で先王の第三王女、現在は副王(ビダクシャー)の地位にある。美しくたおやかな大人の女性で、その知性と美貌で臣下や民衆からの支持も厚い。


[ラフシャーン] Rakhshān

(アリヤーン人/男/バツイチ/貴族/43歳)

 北方面クシュティ・アバラグ・元帥(スパーフベド)としてレギーナと蒼薔薇騎士団を支えてくれる頼もしいナイスガイ。ただし酒癖は悪くガサツでデリカシーがない。



〖新登場〗

[ナーヒード] Nāhīd

(アリヤーン人/女/独身/法術師/年齢非公開)

 年齢不詳(教えてくれない)の謎の美女で拝炎教の炎官。見た感じは20歳前後の妖艶な女性で、今回の登場で喋り方が古風だと判明。あと、どうやら享楽的な性格をしている模様。


[ミール] Mir

(アリヤーン人/男/独身/従者/22歳)

 孤児の青年。アルドシール1世の無二の親友として仕える「王の中の王(シャーハンシャー・)の友(バンダグ)」。極星宮の補充人員として登場。

※実はまだキャラが固まりきってない(爆)。



〖未登場〗

※登場するかは今後のお楽しみってことで(笑)。

[ファルザーン] Farzān

(アリヤーン人/男/独身/賢者/33歳)

 若くしてその智謀を称えられ、「賢人」の二つ名を持つ。だが人嫌いで皮肉屋で、騎士ロスタムとは幼馴染で腐れ縁。

 ロスタムに連れられてやって来たアリアに請われてその覇業に多大な貢献をしたものの、「仕事」が終わるとさっさと元の棲家に帰ってしまった。


[リヤーフ] Riyah

(トゥーラン人/男/独身/吟遊詩人/31歳)

 元は旅の吟遊詩人(ゴーサーン)。見目の良い色男かつ美声の持ち主で、軽妙で洒脱。浮いた噂は数知れず、女好きのチャラ男遊び人……と見せかけて実は?


[ムサーイド] Musaid

(ジャジーラト人/男/既婚者/長老/70歳)

 アレイビアに落ち延びたアリアたちを受け入れ、その要請を容れて軍を起こした。崇偶教の指導者のひとりで、現在はリ・カルン国内の布教活動を統括している。


[バースィラ] Bāsilah

(ジャジーラト人/女/独身/騎士/30歳)

 アレイビア出身の女騎士(ファーリサ)。アレイビアのとある部族の長の娘で、ムサーイドの紹介でアリアに仕えた。現在は外国人部隊を率いる将軍のひとり。


[ニルーファル] Nilūfar

(アリヤーン人/女/独身/侍女/16歳)

 ラフシャーンが拾って育てていた孤児。現在はアルドシール1世の侍女を務めている。



〖登場予定のない人〗

[ルシーダ・エスティーマ] Lucida

(西方人/女/独身/騎士/28歳)

 父祖の代からリ・カルンに土着し生まれ育った西方人で、国内最強の剣士エスティムを母に持つ。現在は廃人同然になってしまった母の世話をするため、アルドシールの元を離れて隠棲している。

※そもそも王都にいないので(母とともに地方療養中)、多分出せないです。


[サール・ガルダーン] sar-gardān

(出身不明/男/独身?/旅人/年齢不詳)

 本名非公開、年齢不詳。アリア王子の逃避行の道中でなんとなく同道することになった謎の人物。アリアたちを助けて旧王都に乗り込むまでは一緒だったが、その後ふっつりと行方が分からなくなった。

※謎の男は謎のままで(笑)。


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