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落第冒険者“薬草殺し”は人の縁で成り上がる  作者: 杜野秋人
【第六章】人の奇縁がつなぐもの
161/189

6-4.勇者が敗けても世間は動く

6000字超えてしまいました(汗)。

長いですけど、一息にどうぞ。



 結局、レギーナはアルベルトのことを「アル」と愛称で呼ぶことになった。

 というのも、彼女が恥ずかしがってどうしても彼の名を「アルベルト」と全部(・・)発音(・・)できなかった(・・・・・・)からである。何度も呼びかけようとして、そのたびに顔を覆って悶えてしまう彼女を見かねて、苦笑しつつも彼が「親しい人はみんなアルって呼ぶから、それで呼んでもらえたら」と折れた恰好だ。

 ちなみに名を呼ばれていなかったことに関して、アルベルト本人は微塵も気にしていなかった。名を呼ばれないことにどのタイミングで気付いたのかとミカエラが尋ねると、イリュリア王国の首都ティルカンで、高鐘楼まで彼女が自分を呼びに来た時だと彼は答えた。


「それってだいぶ前じゃない!」

「いやあさすがに、どこにいるか分からない俺に対して『あなた』って呼びかけるからビックリしたよね」

「それ普通やったら絶対返事せんやつやん」

「わああホントにごめんなさいいぃぃ!」


 ちなみにアルベルトからの呼び方は「レギーナさん」のままである。さすがの彼も主君筋の王女を気安く愛称呼びできないと言うので、レギーナの目下の目標は「何とか彼に意識してもらうこと、そして愛称呼びしてもらうこと」である。

 なおこれはミカエラが「気安う愛称で呼んだりしたら、陛下が多分黙っとんしゃれん(てらっしゃらない)ばい()」などと余計な一言を発したせいで、おそらく相当に難易度が高いと思われる。


「ていうか、ミカエラはなんでいきなり愛称呼びに変わってるのよ」

「いや、さすがに大恩人やのに(なのに)『おいちゃん』呼びのまんま(まま)は失礼にも程があろうもん」


 蛇王の手から瀕死のレギーナを救い出して欲しいと懇願したあの時、彼がその願いを叶えてくれたことで、ミカエラは彼に感謝以上の尊敬の念を抱いたのである。そうなるともう気安く『おいちゃん(オジサン)』などとは到底呼べなくなり、彼女は以後「アルベルトさん」と呼び続けた。そうしたら彼の方から「アルでいいよ」と許可を出してきたのだ。


「だってまあまあ長い名前なのに、毎回律儀に呼んでくれるから申し訳なくってね。今までの呼び方も割と親しみがこもってる感じがして嫌いじゃなかったんだけどね」

「そうなん?ばって(でも)やっぱ最低限の礼儀って要るやん?」

「ああああ呼べなくってごめんなさいいぃぃ!」

「もう気にしないでいいですから」

「敬語もやめてえええ!」


 いちいち顔を覆ってのたうち回るので、今のレギーナはだいぶ面倒くさいお姫様である。



  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇



「ま、それはそれとしてたい。とりあえず耳に入れたい話のいくつかあるっちゃけど、よかろうか」


 レギーナの寝室に今日もやって来ているミカエラの手には、西方世界で広く読まれている新聞『西方通信』紙の束が握られている。

 この世界のこの時代に、病室での娯楽などほとんど無い。せいぜいが読書、つまり本を読むか新聞を読むかくらいのものである。ミカエラはその娯楽を持ってきたわけだ。


「え、それ『西方通信』じゃない」

「そうなんよ。10年ぐらい前に王都(こっち)にも情報ギルドが支部出したらしくて、今はこっちでも読めるとげな」

「そうなんだ」


 『西方通信』紙は西方世界の情報ギルドが発行する大衆新聞である。

 情報ギルドは冒険者ギルドなどとは違って世界規模の統一組織であり、西方世界の全ての国に無数の支部と情報網を持っている。各地のギルドメンバーが互いに緊密に連絡を取り合い、鮮度と確度の高い情報を流通させていることで知られていて、冒険者はもちろん各国の王侯貴族でさえも情報ギルドから情報を買うことがあるという。

 その報酬で情報ギルドは潤沢な資金を獲得し、資金を元に人員を増やし、増やした人員で情報の確度をさらに高めるという好循環の元に組織を強化拡大させ続けている。

 そんな情報ギルドが各国の地域本部で一般向けに発行している大衆新聞が『西方通信』紙である。契約すれば各国の中規模以上の都市には毎朝に、辺境地であっても翌日のうちに、どんな辺鄙な地域でも離島でも最低5日に一度は届けられるというから、その活動力には目を瞠るものがある。


「で、耳に入れたいことって?」

「おもしろか話と、ビックリする話、嬉しか話と、まあ色々やね。どれから聞きたい?」


「え、じゃあ……面白い話?」

「面白いとはくさ()、——アンジェラが婚約破棄した(・・・・・・)げなばい(らしいよ)

「……は?」

「それも相手が物凄いとよ。ブロイスの皇弟殿下、マインラート先輩げな(だって)!」

「はぁ!?」


 アンジェラことアンジェリーナ・グロウスターは〈賢者の学院〉でレギーナたちの1年後輩だった、アルヴァイオン大公国の伯爵家令嬢である。力の塔の卒塔席次13席という優秀な成績を修めただけでなく、剣術魔術体術のバランスが非常に高いレベルでまとまっていた稀有な人材であり、そのため彼女の卒塔を待ってからという条件付きではあったが、レギーナ自ら蒼薔薇騎士団に勧誘したほどである。

 残念ながら彼女は自己評価が低く、それで断られてしまったのだが、彼女は彼女で“アンジェラ”という冒険者名でソロ冒険者として活動しているらしい。

 それがどうしたことか、同じく冒険者として活動していた4歳上の力の塔15席であるブロイス皇族マインラートと知り合いになり、彼に拉致られる形でブロイス帝国に連れ去られたらしい。


「……なんでそんな事になってるのよ」

「なんかね、アンジェラに縁談の持ち上がって、それ()(きろ)うたマイン先輩が拐ったとげな」

「じゃあそのまま結婚すれば良かったのに」

「それがくさ、先輩、事もあろうにアンジェラに『何もせずに側にいてくれ』て口説いたげなて」


「…………あー、それ、あの子に絶対言っちゃダメだったやつじゃない」


 アンジェラは何物にも縛られずに自由に生きたいと願う娘だった。囲い込まれ籠の鳥にされることを何よりも嫌う性格だったのだ。そんな彼女を囲って溺愛しようとしたところで逆効果に決まっている。


「ていうかそんな事まで書いてあるの!?」

「婚約破棄した現場が婚約披露の夜会で、その場でマイン先輩()ぶちのめして逃げたげな。口説き文句はその前のプロポーズの時の発言で、アンジェラ(あの子)そっからずーっとタイミング(ねろ)うとったらしいばい」

「なにそれ超見たかったんだけど!」

「現場にサーヤがおったらしいけん、話聞き行っても面白かろうねえ」


 サーヤ・フォン・シュヴァルツヴァルトはレギーナたちのふたつ歳下のアレマニア公国の魔術師で、昨年度の知識の塔の首席卒塔者である。レギーナたちは学院の三回生の時に面識があり、去年のガリオン王国とブロイス帝国との小競り合いの戦場でも居合わせたことがある。

 実際に話を聞きに行くかはともかく、詳細をどれだけ聞いても絶対面白い話しか出てこないはずである。少なくとも、アンジェリーナはそのうち捕まえて洗いざらい聞き出そうとレギーナは心に決めた。


「で、ビックリする話って?」

「これはマジでビックリなんやけど、マリア様が婚約発表したばい」

「嘘でしょ!?」


 レギーナたちもお世話になった、先代勇者パーティ“輝ける五色の風”の法術師にして神教の巫女でもあるマリア。巫女は生涯地位を退かず、未婚を貫いて神々に仕えるはずなのに、一体何がどうしてそうなったのか。


「どうも教団が方針転換したらしくてくさ。『巫女にも教義を守らせることになった』げなて」

「……あー、そう言われちゃうとね」

「今まで誰もなんも気にしとらんやったしウチも疑問にも思っとらんやったっちゃけど、確かに巫女だけ教義から外れとったんよね」


 そう言われてみると確かに、今までの巫女たちは『産めよ、殖やせよ、地に満ちよ』という神教の教義を守っていなかった事になる。


「それで?お相手はどこの誰なのよ」

「ヨロズヤ男爵家の次男坊やって」

「……あー。リンジロー、だっけ」


 西方世界の主要各国に支店を構えて手広く流通と小売を展開するヨロズヤ商会は、商工ギルド所属の世界最大手商会である。各国に一族を根付かせていて、10以上の国で男爵位を持っている。エトルリアでも男爵家として社交界の片隅に食い込んでおり、レギーナも国元ではそれなりに懇意にしていた。

 リンジロー・ヨロズヤはそのエトルリアの、ヨロズヤ男爵家の次男である。


「ていうかマリア様って、その……アル、のことが好きって言ってなかった?」

「いい加減名前呼ぶの慣れりーよ」

「え、無理」

「無理やら()うたらつまらんめーもんて!」


 ちょっと油断するとすぐアルベルトのことを『あなた』とか『彼』とか呼ぼうとするので、レギーナには今、使用人たちを含めて厳重な監視の目が向けられている。

 それはそれとして、マリアはアルベルトの嫁を自称していたはずだが。それにレギーナたちに対して「兄さんを取っちゃダメ」と釘まで刺してきたはずだったのだが。


「なんかね、幼馴染なんやって」

「リンジロー卿が?」

「そう。そんで、巫女神殿に納入に来て再会して、ちょうど巫女に婚姻許可が出されるタイミングやったけんてあっさりまとまったらしいばい」

「え、じゃあ……アル、のこと諦めたのかしら」

「じゃないと?まあなんかなし(とにかく)姫ちゃんからすれば助かったんやない?」


「そ、そうね……」

「やけんなし(どうして)そこでキョドるかねえ」


 レギーナがアルベルトとの婚姻を目指す上で、最大の障害になりかねなかったのがマリアである。イリュリア王国の首都ティルカンで会った際、アルベルトとそういう事になる未来をあり得ないとばかりに否定してしまった身としては、どう言い訳しようか迷っていたのも事実だ。

 だがそのマリアが別の相手と結婚するというのなら、これは朗報というべきだろう。


 ちなみに、この報せを聞いたアルベルトはといえば「えぇ……マリア、俺と結婚するって言ってくれてたのに……」とかなりショックを受けていた様子であったという。

 あれだけ好き好き言われてたのに、サッサとモノにしなかったアンタが悪い。


「じゃあ嬉しい話は?」

「うん。ジュノ先輩が“凄腕(アデプト)”に昇格(あが)ったげな」

「ホントに!?」


 『西方通信』紙には有力な冒険者の昇格速報も載せられている。“凄腕(アデプト)”以上のランクは世界的に見ても希少なため、昇格すれば名が掲載されるのだ。

 冒険者ジュノは〈賢者の学院〉でのレギーナやミカエラの二学年先輩で、同じエトルリア出身者として学生時代に世話になった女性である。彼女は勇者候補にこそなれなかったものの、“力の塔”を17席で卒塔したあと冒険者になっている。

 ところが、新人時代に所属した冒険者パーティで起きたトラブルが原因でパーティに所属できなくなり、そのせいで冒険者ランクが頭打ちになっていた。彼女が凄腕に昇格するための条件、それが「冒険者パーティを結成する、あるいは加入すること」であった。


「じゃあ男性恐怖症治ったのね!」


 世話になった先輩の朗報に、レギーナの顔も久々に綻ぶ。


「それは分からんけど。でも自分で立ち上げたらしいけん、組みたい仲間()見つけたっちゃろうね」

「そっか。だったらお祝い贈らないと」

「そやね。まあウチらは東方(こっち)からまだ帰られんけんが、王宮のほうで手配してもらっとこうて思うっちゃけど」

「それでいいわ。早速叔父さまにお願いしなくちゃね」


「……あー、それなんやけど」


 何やら急にミカエラが気まずそうな顔になった。


「……なによ」

「実は、言おうかどうしょうかて迷うとったっちゃけど……」

「……けど?」


「姫ちゃんが蛇王に敗けたこと、なんでかバレとるとよね」

「はぁ!?」

「情報ギルドに漏れたごたって(みたいで)くさ、『西方通信』の一面ぶち抜きで記事にされて全世界に広まってしもうとるとよ」

「なんで!?誰なのよ情報リークしたのは!?」


 確かに敗れたのは事実だが、レギーナたちはその事実を特に公表していなかった。死んだならともかく、生きて戻って再戦を目指すのだから、緒戦の敗北などという不名誉な情報をわざわざ公表するわけがない。だからそれを知っている者も限られるのだ。

 蒼薔薇騎士団のメンバーやアルベルト、銀麗(インリー)たちはわざわざ喧伝したりしないだろうし、他に知り得たのは北離宮の使用人たちとメフルナーズやロスタムをはじめとした王宮の一部の面々、それにラフシャーンとその麾下の騎士たちくらいのものか。


「それに関してはヴィオレがアルさんと調べてみるて言いよったけん、ひとまずそれ待ちやね」

「え、アル……も調べてくれるの?」

「惚れた相手が不名誉情報拡散の調査ばしてくれるけんて、そげん(そんな)嬉しそうな顔せんと(しないの)


 そんな事言われたって嬉しいものは嬉しいのだ。やっぱり私のこと気遣って、ちゃんと見ててくれるのだと思えば、どうしても顔が緩んでしまうレギーナである。


「ばって問題は拡散元やのうして(じゃなくて)拡散先なんよね」

「広まった先?」

「だって『西方通信』の一面トップ記事なんばい?そげなん(そんなの)陛下の耳に入らんわけないやん?」


「…………げっ!」


 そう。目に入れても痛くないほどレギーナを溺愛し倒しているヴィスコット3世が、遠く離れた異国で愛する姪が瀕死の重傷を負ったなどと聞いて黙っているわけがないのだ。


「えっちょっ、待って?どこまで具体的に漏れてるの!?」

「はいこれ、記事」


 差し出された紙面をひったくるようにして受け取り、記事に目を通す。具体的な受傷内容や戦闘の経緯こそ書かれていないが、『力及ばず敗北』『昏倒したまま帰還し現在も意識不明』などと目を覆うような事実(・・)が紙面を踊っている。


「……離宮だわ」

「まあそうやろね」

「侍女の子たちか、それとも侍従か。ジャワドではないと思うんだけど」

「ヴィオレも同じこと言いよったね。やけんそっちは任しとこう」


 問題はそっちではなく、ヴィスコット3世をどう宥めるか、である。


「黄神殿に連れてってくれる?直接姿をお見せしないと、きっと安心して頂けないわ」

「そうやろうね。分かった」


 こうしてレギーナは、療養の身を押して自ら対処せねばならなくなってしまったのである。






いつもお読み頂きありがとうございます。

次回更新は23日です。



【ネタばらし】

 閑話集的に他作品とのリンクや一部の伏線回収やあれやこれやな回でした。


 冒険者アンジェラこと伯爵家令嬢アンジェリーナ・グロウスターの婚約破棄騒動は拙作『わたくしの望みはただひとつ!』のストーリーです。

 フェル暦675年の花季(はる)の終わり頃にアルヴァイオン大公国から拉致られて、雨季(つゆ)が明けてすぐの頃に婚約発表(=婚約破棄)なので、ちょうどレギーナたちが自由都市ラグでアルベルトと出会ってから、リ・カルン公国の王都アスパード・ダナに到着したあたりまででの出来事、つまり時系列が本作とまるっと被っています。



 マリアの婚約の経緯はすでに間章の幕裏で書いた内容ですね。レギーナたちがアナトリア皇国の皇都アンキューラにいた頃から約1ヶ月後に制度変更と婚約発表なので、レギーナが療養しているまさにこのタイミングということに。

 そしてアルベルトくんにBSS(ボクガ サキニ スキッテイワレテタノニ)事案が発生、と(爆笑)。


 ちなみに細かい用語の違いですが、幕間(まくあい)は本筋のストーリーと平行しつつどこかで起こっている物語、幕裏(まくうら)は本筋のストーリーの裏に隠された真実や事象の物語、と位置付けて分類しています。



 冒険者ジュノの話は拙作『魔力なしの役立たずだとパーティを追放されたんだけど、実は次の約束があんだよね〜〜なので今更戻って来いとか言われても知らんがな、そっちは勝手にハーレムで修羅場っててくれ〜〜』(タイトル長い)に詳しく出ています。こちらのタイミングは今回の話で合わせたものになりますが、年齢なども含めて元から時系列が合うように作っています。

 ジュノの話は廃都ゴリシュカの件なども含めて、色々と本作の伏線やネタバレも含みます(爆)。


 最後の情報ギルドの関連については、次回以降で。トラブルメーカーな新キャラが出るかも……?(ΦωΦ)フフフ…


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