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剣技と出会い

本当に小説難しい

「リグセンブルグ」の王都に向かう俺たちは初めて母さんといっしょに森を抜けるために歩いていた


『よろしいでしょうか?』


どうした?


『先日と当日にて、スキルの獲得・成長しました』


まじ?どんなの?


『鑑定.Lv1 → 鑑定.Lv3 → 鑑定.Lv6に成長

スキル「直感.Lv1」を獲得

・感覚を鋭くする

スキル「警戒.Lv2」を獲得

・自身に危険が近づいたときブザーのような音が脳内で鳴る

スキル「生物図鑑.Lv3」を獲得

・今まで見た生物を本として記憶し顕現できる

これを獲得・成長しました』


気づかないうちに俺のスキル多くなったな。何かがきっかけになることもあるみたいだな


「どうしたのレオン?」


「スキルが増えたみたいなんだ」


「すごいじゃない!」


「でも...」ブゥーブゥー‼‼


突然まるで緊急サイレンが耳元で鳴らされたような感覚に襲われた。耳も痛いし頭もジンジンする...


『スキル「警戒.Lv2」が自動発動しました

ここより2時の方向より敵意のある生物を発見

数にして約8体を確認』


これが「警戒」か...できる限り使いたくないけど()()()()って制限しにくいよな...


「だ、大丈夫...?」


不安そうな顔で背中をさすってくれている


「うん...でも近くに敵意を持ってるやつがいる」


「じゃあレオンに自分の力で戦えるように戦い方を教えてあげる!」


母さんの実力は知っておきたいけど、母さん物事を教えるの下手くそなんだよな~...俺が一回戦闘系スキルを習おうとした時手加減なしで伸されたしな~...結局スキル手に入らなかったし...


「でも、母さん教えるの下手じゃん」


「うぐっ...で、でも!見て覚えることも大切よ?もしかしたらスキルが発現するかもしれないし!」


おどおどしながら喋ってるけど完全に言い訳してる子供なんだよな


「まぁそれでもいいけどさ...急がないといなくなっちゃうよ」


「そ、そうね~急ぎましょうか~」


汗の量スゴッ...




さて、母さんと一緒に敵意があるって言われた場所についたけど絶賛殺し合いの真っ最中でしたわ。

ゲストさん、これはなにとなにが戦ってるの?


『みすぼらしい服を着て筋骨隆々の人間たちは盗賊と推測、方や鎧を着た人間たちは王都に向かう騎士たちだと推測

恐らく、盗賊があの馬車を襲っておりお仕えの騎士が守っていると断定』


まぁ見たらわかるしまるでラノベだなこりゃ


「どうするの?母さん...母さん?」


「そこで見てなさ~い」


ちょっと~?!勝手に飛び出したんですけど~?!?!



「貴様らをすぐに監獄にぶち込んでやる!」


「やってみろよ?その前にあんたたちが死ぬのが先さ!」


「絶対に守り切る!」


両方睨み合い、いつ仕掛けるか窺っていると...


「はいは~い、その戦いやめましょうね~」


「あ?なんだてめぇ?」


「おいおい?俺たち【熊狩り】に逆らう気か?

おっ?意外にいい体してるじゃねぇか」


よだれを垂らし気持ち悪い顔で母さんに触れようとした瞬間・・・

ドサ...


「あっ?ああぁぁ!!!」


触れようとした盗賊の腕が落ちていた。なにがどうやったのかは分からなかったが切ったんだ母さんが瞬きをも許さない速度で。


「そんな汚い顔しながら近づかないでください。あとうるさい」


その一言の後には腕を切られた盗賊の首が落ちた。

グロすぎる...人が死ぬ瞬間を初めて見た...


「このアマ!調子に乗りやがて!!やっちまえおまえら!」


盗賊たちが一斉に母さんに襲い掛かる

だが、母さんは剣を収めた


華剣(かけん)浅梅(あさうめ)


さっきに比べて剣の太刀筋が見えた。梅のように光りながら居合抜刀の勢いで襲い掛かる盗賊を薙ぎ払った。


「な、なんなんだてめぇは?!?!

な、なぁ!俺たちが悪かった!どうか命だけは!!」


部下をすべて切られてリーダーらしき人物は震えあがっていた。先ほどの威勢はなくなり命乞いを始めた


「じゃあどうしますか?そこの方々」


突然話題を振られて戸惑う騎士たち


「監獄に収容します。縄をはめてもらえますか?」


「は~い」


騎士が縄を母さんに渡した瞬間・・・


「ばかが!!!!」

ドチュン!


リーダーを中心に煙が巻き上がった。


「なっ!逃げられてしまいます!」


「でも、見えませんし...」


ゲスト、奴の場所を「生物探知」で探してくれ


『了解しました。

・・・・・・発見。11時の方向約15m先を逃走中』


ゲストの指示通りに走りリーダーを追いかけた

だが、やはり5歳の体では大の大人を追いかけるスピードもスタミナもない。だから!


「母さん!!ここだ!!この先にいる!!!」


母さんが気づいてくれた!


華剣(かけん)...」


抜き身の状態で煙の中を突っ込んできた


姫鶴(ひめつる)


母さんの太刀は右腕を切り頭の上部を超え左腕を落とした

まるで逆V字を描くような剣だった


「ぐわぁぁぁぁ!!!!俺の腕が!!!」


「これで逃げも隠れもできませんね~

でも、止血だけはしてあげますよ~」

ジュウゥゥゥ...


母さんの剣が赤く熱されたみたいに色を変えリーダーの切り傷に当てた。すると、フライパンで肉を焼くような気持ちのいい音と人間の肉の焼ける気味の悪い臭いがあがった


「さてと、騎士さま~この小悪党は預けますね~」


「良ければお礼をさせていただけませんか?この先の王都に向かっている道中でして一緒にいかがですか?」


「じゃあおまかせしていいですか~?レオンもそれでいい?」


「うん」


俺たちは、騎士たちが守っていた馬車に向かった



「先ほどは誠にありがとうございました!私、リグゼンブルグ王都ハルルバルグ、護衛隊長「フーズ」と申します。王都に向かっている最中あの盗賊たちに襲われておりました。

実はあの馬車にはこの国の王妃と王女がおりまして、何としてでも守らなければなかったのですが不甲斐ないことにわれらの力ではどうにもならず助けていただき再度ありがとうございました」


騎士は深々と俺たちに頭を下げた

さすが国の騎士だな。感謝の念ってやつかな?一切不審な部分がない。


コンコン「王妃殿下、フーズにございます。先ほどの盗賊を撃退していただいた方がごあいさつしたいとのことです。中に入る許可をいただけませんか?」コンコンコン


馬車の扉から三回ノックが返されると隊長さんが扉を開けた。これが合図みたいだ


「失礼しま~...」


「どうしたの母さん?・・・・」


母さんと俺は入ってすぐ驚いた馬車の中が草原という花園のような空間が広がっていた。ここは馬車の中のはずなのに


「すごい・・・すごいきれいだよ母さん!」


「えぇそうね~」


笑顔で母さんと手をつなぎ隊長さんと先に進むと愛のガゼボだったかな?その建物の中で優雅に紅茶を飲む女性が待っていた


「あら、フーズ意外に早かったわね」


「はい、王妃殿下の結界の最適ルートはよく理解しておりますので」


「さすが護衛隊長ですね。それでそちらの方が?」


「はじめまして王妃様。私はシエナ・バイオレットでこっちが息子の」


「レ、レオン・バイオレットです!」


意外に緊張する...だってこの人母さんに負けず劣らずの美女ですよ?緊張するじゃん


「あらかわいいわね~、私の娘と同じぐらいかしら」


母さん以外に初めて撫でられた


「あっ!挨拶が遅れましたね。私はリグゼンブルグ王妃「リーネ・フォルデガイル・ラステライト」と申します。しかし、王妃としてより同じ母親同士対等に話したいですね」


「かまいませんよ~、私もママ友が欲しかったんですよ~」


な~んか美女ふたりが笑顔で楽しそうに話してますね~、この光景日本で見たことあるな...これは長そうだし少しフラフラするか




のどかだな...本当の草原にいるみたいに風も鳥もいるしな~


「ねぇそこにいる方~いっしょに風にあおられてみませんか~?」


「・・・・・・」


だんまりか...まぁ王妃がいる場所にいるわけだし警戒するよね


「どうしてわかったの?わたしのこと」


「一言でスキル!」


「警戒して損した...」


突然目の前が歪んで少しして女の子が出てきた。王女様なのかな?かわいらしい子ですね


「あなただれ?どこから来たの」


「隊長さんに連れられて馬車の中に入って案内されてここにいる」


「ふ~ん、ねぇ撫でて」


は?突然何言っちゃってんのこの子は?


「なんで」


「いいから」


頭を不慣れに撫でてやったらなんか心なしか幸せそう。かわいいなこいつ


「膝枕して」


「はいはい、いいよ」


胡坐(あぐら)を組んであげるとその隙間にはまって寝始めやがった


スゥースゥー「なんで初対面の膝枕で寝れるんだよ...」


しっかし幸せそうに寝るなこいつ


「ふわぁ~、眠たくなってきたな...俺も寝るか...」




「シエナさんもすごい人生を送ったんですね~」


「私はそんなにですよ~、あら?

あの子たちいつの間にあんなに仲良くなったのかしら」


「ふふふっ、()()()が誰かに懐いているのを見るのはいつ以来かしら~」


「幸せそうね~ふふふっ」


夕日が輝く草原で膝枕をされ気持ちよく寝る少女「リーゼ」と膝枕をしながら眠る俺

こんな微笑ましい光景のまま馬車は王都へとひた走る

「リーネ・フォルデガイル・ラステライト」

リグゼンブルグ王妃、「リーゼ・フォルデガイル・ラステライト」の母親

おっとりとしているが、大事な時は威厳がある

長い茶髪の三つ編み・胸は控えめ・ぱっと見20前半

ジョブ「???」

称号「王妃」

スキル「結界空間.Lv99」


「リーゼ・フォルデガイル・ラステライト」

リグゼンブルグ王女、引っ込み思案で人に懐くことは珍しい

人見知りも激しく本来誰とも話さない

茶髪のショートヘア・少し背が高い・レオンと同い年

ジョブ「???」

称号「???」

スキル「無意識.Lv99」


「フーズ」

リグゼンブルグ護衛隊長

恩は全力で返す性格、戦闘では少し強い

鎧を普段から着用している・ロング金髪・鋭い眼

ジョブ「槍使い」

称号「???」

スキル「統合意志.Lv99」

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