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データベースなら、華麗に逃げてみせます  作者: なつやさい
データベース蘇る
6/41

6話


元々魔法学園に早めに入るには、国王と学園の許可がいる。

それは正式に魔法について学ぶ為、早めに入学が難しいからだ。


スレッドいわく、スレッドも既に入る域にはあったが、まだ幼いという理由と目覚めたレイナが苦労しないようにと、2年間魔法学園にいる父の助手をしており、入学はしていなかったそうた。


最悪の自体も想定して助手になっていたが、生活に支障がないレイナを見て、スレッドは安心したようだった。



「手なわけで、俺も姉様と一緒に入学することになったから安心して」


「なんか、父様にもスレッドにも申し訳ないわ。

歩けるようになったのは、よかったけど。」


最悪の自体、つまり歩けないという事を想定して2年も学園に行かせなかった父にも、スレッドにもレイナは申し訳無かった。

多分、そうなっていたら。スレッドは学園を辞めて領地に戻るとか言いかねないからだ。


「大丈夫だよ、あ、ポプリお菓子を貰える?」


落ち込むレイナを慰めつつ、慣れたようにポプリに頼む。2年前はポプリにも敬語だったのに、毎回顔を見に来ていたのだろう。


「かしこまりました。」


「どーせ、レモンタルトでしょ?」



 何気なく呟いた言葉に、ポプリもスレッドもキョトンとした顔で見てきた。


「どうしたの?」


「いや-……誰だよ。びっくりさせようとおもったのに。」


…なにかあったのかしら?


少し拗ねた顔をしたスレッドに、レイナは何か癪に障る事を言ったかと不安になる。


ブツブツいうスレッドを心配しながら、隣のポプリを見ると、彼女も苦笑するだけだった。



ますます訳がわからなくて、首を傾げながら「ほら食べよ!」と勧めることしか出来なかった。




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