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37話
「ちょっと落ち着いてみましょうシャーロット。」
「落ち着いてって、だって私がやらなきゃ……」
「だからそれを落ち着いてって言ってんの!」
思わず怒鳴ると、シャーロットの体がビクッと跳ね上がってしまう。
思わず怒鳴って事に申し訳ないって思うけれど、レイナはそれ処じゃない。
「うじうじしないで、今はそれ処じゃないでしょ。
戦争に発展したいためには、なんとかやらないといけないのよ」
シャーロットがきょとんとして、レイナの顔を見詰めて来る。
その顔が可愛いって思ってしまうが、今はそれどころじゃないの。
「シャーロットが聖女になると、その力を欲しがる人は多くいるわ。
それに貴方が婚約するって事は、それはエディの事を一切考えていないでしょ。」
「それは……」
「一人で抱え込まないでシャーロット、私や今外にいる人達も相談にのってくれるわ。」
そう言ってチラっと扉に視線を向けてみる。
シャーロットもそこに誰がいるのかわかっていないのか、きょとんとしたまま。
「誰かいるんですか?」って不思議に聞く彼女の手を掴んで、レイナはゆっくり扉に向かっていった。
もう喧嘩なんてしている場合じゃないもの。
思いっきりドアを開けると、そこには苦笑をしたまま立ち尽くした




