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データベースなら、華麗に逃げてみせます  作者: なつやさい
データベースと王族
30/41

サイト視点  29話

お待たせいたしました

遅くなり、話が進まない。

      ☆




 眠り姫との会話を終えたらしく、殿下が戻ってきたのは夕方過ぎだった。

殿下がコストレイス家の令嬢である、レイナ様を気に入りだしているのは俺は勿論、エディも気づいている様子だった。


エディは口には出さないようだが、不安そうな表情で殿下を見るし

ついでに俺を見て来るのもやめてもらいたい。


俺は、一応側近として近くにいる訳であって、殿下…ジョシュアの相談役でもなんでもないのだ。


「サイト。」


ふと、書類から顔をあげるとジョシュアが手招きしてくるのがわかった、女性が見たら歓喜するであろう、整った顔立ちをしているジョシュア殿下だが、俺たちには友人の様に接してくれる。


まぁ俺たちがそっけない態度をとらないようにしているのも、彼が「普通の魔法学園生徒」となれるようにしてだったりするんだが


「なんですか?」


そっとジョシュア殿下が防音魔法をかけたので、俺は口調を崩すことにした。


「どうしたんです?眠り姫に喧嘩うってきたんすか?」


「いや。むしろ彼女から驚きの事を聞いて混乱しているだけだ」


「はぁ?」と無意識に声が出たのは許してほしい、何を聴いてきたんだこの人は。

これ以上問題を増やさないでほしい気がするが、この二人の関係は俺から見て楽しいので黙っておく。


そんな俺を他所に、ジョシュア殿下は書類を渡してきた。

そんなぷくっとした顔したって、俺はしりませんからね。

こう見えて、側近なだけであって保護者でもないんですし、なんなら俺だって彼女欲しいですよ。

エディも最近心がここにあらずだし、なんで俺だけ持てないんだろうなぁ


騎士ってモテるもんじゃないんすかね?やっぱりこの人のせいだろうか。


「サイト、次の月にシャーロットが儀式をするらしい。それによって俺の婚約が決まるらしい」


「よかったじゃないですか、可愛い奥さん出来て」


「思っていないだろう、明らかにシャーロットが王妃になったら戦争が開始しちゃうだろうが」


「まぁそうっすね。で、俺に何をさせたいんすか?」


俺が眉間にしわを寄せながら聞くと、殿下はため息をつきながら話してきた。

その内容に俺はため息をつきたくなる。

人使い荒すぎる仕事だ


「わかりましたよ」


「すまない、あと、エディには内緒で頼む」


「あいつには教えないんですか?とりあえず、騎士団で支給動けるもので陛下の息がかかってない者ですね」


「父上はちょっとな」


そうため息を吐く殿下に俺は「そっすねー」というと、そっと防音結界の外に向かって目線を送った。


「ライ、そこにいるんだろう?」


そう話すと、暗闇からそっと白銀の少年が姿を現す。いつになく呼んだらすぐにくる「ライ」に俺は関心してしまう


「お呼びですか、サイト様」


「殿下から勅令だ、シャーロット様を確認しろ」


「確認とは?」


「白魔法を出来る限り使わない様に」


「かしこまりました」


そういうと、ライはスッとまた暗闇に溶け込んでいった。そのまま殿下に視線を送りつつ「儀式はいつですか?」と確認を取る


「聖女になる予定の日が月頭だ、それ前に隣国が動く可能性が高い」


「ですよね、ライ曰く結界が歪んでいるみたいっす」


「やっぱりか」


「できる限り使わせないように護衛しつつ、状況を見ておきましょう」


「あと、エディには内緒で頼む」


「かしこまりました」


そういうと、俺はそのまま殿下の部屋を後にするのだった。


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