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ちょうどいいぐらいの

作者: タマネギ

何となく目を開けている。

何となく息もしている。


夢を見て、夢中になって、

汗を流すことが大事と。


何となく聞こえてくる。

何となく話してもいる。


無意識と、意識と、

混ざりあった海の底で。


月が出ている。

雲が流れている。


虫が鳴いている。

夜が広がっている。


風が強く、湿度が高く、

不快指数が淀んでいる。


台風が過ぎていった。

一日が過ぎていった。


ただ、それだけ、

ただ、それだけのことで。


何かが遠のいてゆく。

何かが消えかけてゆく。


じっと考えてみる。

じっと見つめてみる。


人、車、光、道、

ねえ、どこ、いつ、ここへ。


今、感じたこと、それは、

ちょうどいいぐらいのね。


自分でいたいということ。

ちょうどいいぐらいの。


あなたの心を気にかけながら、

あなたの辛さを察しながら。


自分でいたいということ。

ちょうどいいぐらいの。







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