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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

パワハラカンパニーへようこそ♪

作者: しいたけ

宜しくお願い致します!

 俺は課長。

 つまりは偉い。


 と言うわけでクソ社員安田(可愛らしいアイツ)に説教をする為、安田のデスクへやって来たのだ!


おい安田ァ!!(安田くん今良いかな♡)

「は、はい……何で御座いましょうか?」


 おいおいおいおい!

 イカしたブルーのネクタイが今日も最高に似合ってやがるぜぇ!


テメェこの間の(この前一緒に行った)経費精算書(ケーキ屋さん)ふざけてるのか!?(美味しかったね♪)

「え!? あ、はい! すみません!!」


あんなんで落ちるわけ(今度は、俺の奢りで)ねぇだろーがカス!!(また一緒に行こうね♡)

「す、すみません! すぐ書き直します!」


ったく使えねえなぁ!(楽しみにしてるよ♪)

「……………………」




 私は自分のデスクに戻り、安田の顔を思い出していた。いつ見ても可愛らしい顔にパリッとしたスーツ。仕事も完璧でどこを取っても非の打ち所が無く、何故うちの会社に居るのか不思議なくらいだ。

 今ごろは周りの人間が安田を慰めているだろう。何せ経費精算書を適当に書き換えたのは私だからな♪



「課長」


 突如事務方のオバチャンが一枚の辞令を俺の所へと持ってきた。


「なんと言うか……その……お気を落とさずにね」


 そう言い残しオバチャンはそそくさと去って行った。肝心の辞令には異動の内容が書かれている。


『辞令 僻地営業所への異動』


 肝心の異動者は……安田と……私だ。


(キターーーーーー!!)


 私はガッツポーズを決め神に感謝した!

 僻地営業所は無人の営業所で、つまりは安田と二人きりだ!!


安田ァァァァァ(安田くん!安田くん!)

「ひっ! な、何でしょうか課長!?」


  ―――ドン!!


 俺は安田のデスクに辞令を叩きつけた!


何で俺がテメエと(聞いて~♡ 一緒に)僻地に行かなきゃ(同じ営業所で二人きり)ならねぇんだよ!!(マジ最高じゃない♡)


 安田は辞令を信じられない目で見、力が抜けるように壁にもたれ掛かった……。


「何故……私が…………」



  ―――ドン!!


 私は安田の顔の横に手をついた。


いいか?僻地行ったら(今から楽しみだね♪)ボッコボコに鍛えて(手取り足取り)叩き直してやるから(色々とオジサンが)覚悟しろよ!!(教えちゃうぞ♡)


 私は満面の笑みでその場を離れ、帰りに買いに行く出張費セットを考えていた―――

読んで頂きましてありがとうございました!


企画的に合っているのか不安ですが、思い付いてしまった物は仕方ない……てすよね?

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― 新着の感想 ―
[一言] 心は乙女な課長、ツンデレのツンが過ぎます(笑) 僻地で二人っきりなら、一夜の過ちからのワンチャン……(゜A゜;)ごくり。
[良い点] 安田くんが課長のルビ声を理解する時はくるのか!(笑笑) 楽しかったです! 最高!
[良い点] 発想力が流石すぎる……!( *´艸`) 安田くんの精神状態だけが心配です(笑)
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